劇団ひとりが購入した『クラブMOI計測器』とは? アメトーーク!の神回を振り返る
高額なゴルフクラブ、購入ミスだけは避けたいもの。だからこそ、今まさに買おうとしているそこのアナタ、ちょっと待って! ALBA.netギア担当が知り得た特ネタを中心に、超マニアックでDEEPな耳寄り情報をお届け。購入する前にちょっと見て、絶対に損はさせません!
配信日時:2017年6月30日 03時47分
劇団ひとりが紹介した「クラブMOIスケール」とは?
古い話になって恐縮だが、先週22日(木)、テレビ朝日の「アメトーーク!」で、「ゴルフ楽しい芸人」が放送された。鈴木愛がスタジオ観覧したことでニュースにもなっていたが、筆者にはそこよりも気になることが多く、個人的には超神回だった。
オードリー・若林ほか、ゴルフを始めてハマっている芸人中心の回だったのだが、個人的には劇団ひとりのギアオタクっぷりが気になった。ゴルフを始めてわずか1年半にもかかわらず、自宅の一室に工房を作り、ライ&ロフト調整の計測器は当たり前、極め付きは「クラブMOI計測器」を持っていることが衝撃で、それらを計測してエクセルでデータ管理しているという。
この「クラブMOI計測器」とはいったい何なのか? ゴルフ歴の長いゴルファーでも、その存在を知らない人も多いはず。これは、台湾のメーカーが開発した、クラブ全体の慣性モーメントを測れる機械で、D1やD2といったクラブバランスに似た“漠然とした振り心地”をもっと細かく数値化、可視化できる機械である。
始めて間もないにもかかわらず、なぜ劇団ひとりがここまで急激にギアオタ化したのかは分からない。長年ゴルフ工房を営むフィッターでさえ、「クラブMOI計測器」に手を出す人は少なく、4桁の数字で示されるクラブMOIはD1やD2などといったクラブバランスよりもはるかにとっつきづらい存在のはず。しかも、国内ではジオテックゴルフでしか販売していないし、10万円もする機械だ。
このクラブMOIを世に知らしめたのは、数年前にWEB上で一般アマチュアゴルファーのKUROさんが「MOIマッチング理論」を提唱し始めたのがきっかけだ。セッティングの中でなぜかミスが出る番手があるという人に対して、クラブMOIの観点で振りやすい番手のMOIに揃えることで、ミスを減らそうとの考え方である。現在は、KUROさんの一番弟子であるフィッターのファルコンまつばら氏が「日本クラブMOIマッチング機構」を立ち上げて、啓蒙活動を行っている。
オードリー・若林ほか、ゴルフを始めてハマっている芸人中心の回だったのだが、個人的には劇団ひとりのギアオタクっぷりが気になった。ゴルフを始めてわずか1年半にもかかわらず、自宅の一室に工房を作り、ライ&ロフト調整の計測器は当たり前、極め付きは「クラブMOI計測器」を持っていることが衝撃で、それらを計測してエクセルでデータ管理しているという。
この「クラブMOI計測器」とはいったい何なのか? ゴルフ歴の長いゴルファーでも、その存在を知らない人も多いはず。これは、台湾のメーカーが開発した、クラブ全体の慣性モーメントを測れる機械で、D1やD2といったクラブバランスに似た“漠然とした振り心地”をもっと細かく数値化、可視化できる機械である。
始めて間もないにもかかわらず、なぜ劇団ひとりがここまで急激にギアオタ化したのかは分からない。長年ゴルフ工房を営むフィッターでさえ、「クラブMOI計測器」に手を出す人は少なく、4桁の数字で示されるクラブMOIはD1やD2などといったクラブバランスよりもはるかにとっつきづらい存在のはず。しかも、国内ではジオテックゴルフでしか販売していないし、10万円もする機械だ。
このクラブMOIを世に知らしめたのは、数年前にWEB上で一般アマチュアゴルファーのKUROさんが「MOIマッチング理論」を提唱し始めたのがきっかけだ。セッティングの中でなぜかミスが出る番手があるという人に対して、クラブMOIの観点で振りやすい番手のMOIに揃えることで、ミスを減らそうとの考え方である。現在は、KUROさんの一番弟子であるフィッターのファルコンまつばら氏が「日本クラブMOIマッチング機構」を立ち上げて、啓蒙活動を行っている。
「アメトーーク!」の編集が巧すぎる! ブラマヨ小杉の冷めた視線が抱腹絶倒!
一般ゴルファーからしてみれば、“ギアオタク”という存在にはちょっと引いて見てしまう向きがあると思う。「ギアがああだこうだ、数字がああだこうだ、どうでもいいことを重箱の隅をつついて何になるのか?」と考えるのが普通の人間の感覚だと思う。
それが、ゴルフをしない人間となればなおさらで、「アメトーーク!」ではその役割がブラックマヨネーズの小杉だった。小杉はゴルフをしない立場であるがゆえ、劇団ひとりのギアオタっぷりにドン引きしてしまったのも仕方がない。
劇団ひとりが「クラブMOI計測器」や「ライ角調整」や「ザ・エイミング」のすごさを熱く語るにつれ、小杉はドン引きして冷めた目で見つめる。その視線に気づいた劇団ひとりが無言で見つめ返すのだが、アメトーーク!お決まりのこの“無言の語らい”が面白すぎる。編集で入れられる「ピィーーン」との効果音が何ともシュール。
番組後半では、徐々に小杉がゴルフに理解を深めていき、無言の冷めた見つめ合いから、お決まりの頷きあいに変化していくのだが、小杉の顔だけでもう、笑えることこの上なし。始めて一年半で「クラブMOI計測器」にたどり着いた劇団ひとりにも脱帽だが、改めて下手とか上手とか関係なく、ゴルフの楽しみ方は人ぞれぞれだと感じた。
それが、ゴルフをしない人間となればなおさらで、「アメトーーク!」ではその役割がブラックマヨネーズの小杉だった。小杉はゴルフをしない立場であるがゆえ、劇団ひとりのギアオタっぷりにドン引きしてしまったのも仕方がない。
劇団ひとりが「クラブMOI計測器」や「ライ角調整」や「ザ・エイミング」のすごさを熱く語るにつれ、小杉はドン引きして冷めた目で見つめる。その視線に気づいた劇団ひとりが無言で見つめ返すのだが、アメトーーク!お決まりのこの“無言の語らい”が面白すぎる。編集で入れられる「ピィーーン」との効果音が何ともシュール。
番組後半では、徐々に小杉がゴルフに理解を深めていき、無言の冷めた見つめ合いから、お決まりの頷きあいに変化していくのだが、小杉の顔だけでもう、笑えることこの上なし。始めて一年半で「クラブMOI計測器」にたどり着いた劇団ひとりにも脱帽だが、改めて下手とか上手とか関係なく、ゴルフの楽しみ方は人ぞれぞれだと感じた。
ちなみに、以前「クラブMOI計測器」についての企画を実施したことがあるが、ヨネックスのアイアンセットと、ダンロップのアイアンセットは、クラブバランスだけではなく、クラブMOIの数値が著しく揃っていたことが記憶にある。
また、クラブMOIを究極に揃えたものはヘッドの重さが均一で長さも同じ“ワンレングスアイアン”のはずである。こちらは何度も既報のとおり、コブラやイーデルゴルフから市販されている。振り心地に敏感な人は試してみては?
Text/Mikiro Nagaoka
また、クラブMOIを究極に揃えたものはヘッドの重さが均一で長さも同じ“ワンレングスアイアン”のはずである。こちらは何度も既報のとおり、コブラやイーデルゴルフから市販されている。振り心地に敏感な人は試してみては?
Text/Mikiro Nagaoka