ダンロップの『スリクソン ZX5 ドライバー』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時:2020年11月20日 08時00分
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「久しぶりに凄いと思えるドライバー!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹
ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。ダンロップ『スリクソン ZX5 ドライバー』の印象をお伝えします。
ダンロップが今年の10月17日に発売したクラブで、スリクソンの新しいブランドです。「大きな飛距離と寛容性」というコピーです。
最も注目されるテクノロジーは「REBOUND FRAME」です。初速にこだわって、開発したそうです。カップフェースというコップ形状のフェースを作って、ヘッドと圧着することで最適な反発を生み出すのが、現在のテクノロジーなのですが、『スリクソン ZX5 ドライバー』では、カップ状の枠に楕円のフェースを溶接する方法をとりました。
その結果、フェースは軟らかく、枠は硬く、枠との接合部は軟らかく、ヘッドは硬いという4重構造になり、これが飛距離に直結したそうです。
フェース上部のエッジの処理が丁寧で、きれいなラインをシャフトから繋がるように描いています。これは本当にお見事です。構えやすいドライバーに仕上がっています。
クラウンはカーボンで、低重心化していることも一目瞭然です。ソールを見ると、後方にウェイトがあることから、重心を深くして、下げているというアピールもわかりやすいです。
何より、松山英樹プロが、実戦投入して、380ヤード以上飛ばしたドライバーが、『スリクソン ZX5 ドライバー』です。(厳密には、プロトタイプを使用)
世田谷店のお客様の『スリクソン ZX5 ドライバー』の評価は、かなり高いです。久しぶりに、凄いスリクソンが出てきたという感じで、試打をしてもらうと、初速は出るし、高さも出るので飛びます。打音は大きめなのですが、打感が良いのです。構えやすいです。つかまりも良く、多くのゴルファーは安心感を得ます。
予約販売も含めて、『スリクソン ZX5 ドライバー』はヒットドライバーで、売れています。一番のポイントは、飛距離が出るからだと思われます。
自分で打ってみました。
かなり良いです。最初に書きますが、同時に発売された『スリクソン ZX7 ドライバー』とどちらを買うか? と聞かれたら『スリクソン ZX5 ドライバー』だと答えます。
全体として軽いのですけど、それが色々と良い効果を生んでいます。やや大きめの打音は気になりますが、それを忘れるぐらい飛距離が出て、満足できます。打ってみるとドロー特性の具合がちょうど良いのです。
『スリクソン ZX5 ドライバー』は、幅広いゴルファーにオススメです。やさしいドライバーなのですが、細かいところが本格的にできているのです。
今までの『スリクソン』のドライバーは、明確にわかりやすく出来ていて、どちらにするかを迷うということがありませんでしたが、新しい『スリクソン ZX』の2本のドライバーは比較しやすいのです。ゴルファーからすると、ドライバーとしてのベクトルが近いほうが比較しやすいからです。
最後に、個人的に最も良いと思ったのは、曲がらないことです。ちょっとぐらいのミスショットは、クラブが吸収してくれます。『スリクソン ZX5 ドライバー』は、久しぶりに出たスリクソンの看板に負けない素晴らしいドライバーです。
ダンロップが今年の10月17日に発売したクラブで、スリクソンの新しいブランドです。「大きな飛距離と寛容性」というコピーです。
最も注目されるテクノロジーは「REBOUND FRAME」です。初速にこだわって、開発したそうです。カップフェースというコップ形状のフェースを作って、ヘッドと圧着することで最適な反発を生み出すのが、現在のテクノロジーなのですが、『スリクソン ZX5 ドライバー』では、カップ状の枠に楕円のフェースを溶接する方法をとりました。
その結果、フェースは軟らかく、枠は硬く、枠との接合部は軟らかく、ヘッドは硬いという4重構造になり、これが飛距離に直結したそうです。
フェース上部のエッジの処理が丁寧で、きれいなラインをシャフトから繋がるように描いています。これは本当にお見事です。構えやすいドライバーに仕上がっています。
クラウンはカーボンで、低重心化していることも一目瞭然です。ソールを見ると、後方にウェイトがあることから、重心を深くして、下げているというアピールもわかりやすいです。
何より、松山英樹プロが、実戦投入して、380ヤード以上飛ばしたドライバーが、『スリクソン ZX5 ドライバー』です。(厳密には、プロトタイプを使用)
世田谷店のお客様の『スリクソン ZX5 ドライバー』の評価は、かなり高いです。久しぶりに、凄いスリクソンが出てきたという感じで、試打をしてもらうと、初速は出るし、高さも出るので飛びます。打音は大きめなのですが、打感が良いのです。構えやすいです。つかまりも良く、多くのゴルファーは安心感を得ます。
予約販売も含めて、『スリクソン ZX5 ドライバー』はヒットドライバーで、売れています。一番のポイントは、飛距離が出るからだと思われます。
自分で打ってみました。
かなり良いです。最初に書きますが、同時に発売された『スリクソン ZX7 ドライバー』とどちらを買うか? と聞かれたら『スリクソン ZX5 ドライバー』だと答えます。
全体として軽いのですけど、それが色々と良い効果を生んでいます。やや大きめの打音は気になりますが、それを忘れるぐらい飛距離が出て、満足できます。打ってみるとドロー特性の具合がちょうど良いのです。
『スリクソン ZX5 ドライバー』は、幅広いゴルファーにオススメです。やさしいドライバーなのですが、細かいところが本格的にできているのです。
今までの『スリクソン』のドライバーは、明確にわかりやすく出来ていて、どちらにするかを迷うということがありませんでしたが、新しい『スリクソン ZX』の2本のドライバーは比較しやすいのです。ゴルファーからすると、ドライバーとしてのベクトルが近いほうが比較しやすいからです。
最後に、個人的に最も良いと思ったのは、曲がらないことです。ちょっとぐらいのミスショットは、クラブが吸収してくれます。『スリクソン ZX5 ドライバー』は、久しぶりに出たスリクソンの看板に負けない素晴らしいドライバーです。
コメンテータープロフィール
佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。