今季2勝の野村敏京が凱旋! クラブへの強いこだわりとは?
text by kazuhiro koyama
配信日時:2016年11月23日 15時00分
クラブへの一番のこだわりポイントは“顔”
野村は、女子選手では珍しく、クラブへのこだわりが非常に強い選手だ。
ドライバー選びのポイントを聞いてみたところ、一番は構えたときの“顔”だという。いま使用しているモデルは、バルジの丸みが少なく、ターゲットに構えやすいのが気に入っているという。
プロによって、飛距離、方向性、振りやすさなど、クラブに求める機能は様々だが、以前に比べると形状にこだわる選手はずっと少なくなった。そんな中、野村は、クラブに対してそんな職人風の要望を持っている。「他の選手はあんまりこだわらないのですか?」と、意外そうに逆質問された。
ドライバー選びのポイントを聞いてみたところ、一番は構えたときの“顔”だという。いま使用しているモデルは、バルジの丸みが少なく、ターゲットに構えやすいのが気に入っているという。
プロによって、飛距離、方向性、振りやすさなど、クラブに求める機能は様々だが、以前に比べると形状にこだわる選手はずっと少なくなった。そんな中、野村は、クラブに対してそんな職人風の要望を持っている。「他の選手はあんまりこだわらないのですか?」と、意外そうに逆質問された。
現在使用するアイアン、ヤマハ 『RMX 116 ツアーブレード 』は、その点で完璧に気に入っているという。男子プロが使用するほど硬派なモデルだが、野村は、見た目がシャープで小ぶりなヘッドながら、ボールの上がりやすさや抜けの良さなどのやさしさがある点も評価している。軟鉄鍛造ヘッドが持つ、軟らかで芯のある打感も職人肌の野村が好むものだが、これは同社の「焼きなまし製法」によって、金属組織が軟らかさを増していることも要因だろう。
驚いたのは、アイアンのシャフトを4番から6番までの長い番手は、カーボンシャフト。7番から下の番手はスチールシャフトを装着していることだ。これは、野村自身のアイディアで、ツアーサービス担当が、スチールとカーボンでそれぞれ1セットづつ用意したところ、彼女自身がそれらをミックスしてしようしたという。クラブに関しては、様々なアイディアを持っていて、それをツアー中にも色々と試しているようだ。
驚いたのは、アイアンのシャフトを4番から6番までの長い番手は、カーボンシャフト。7番から下の番手はスチールシャフトを装着していることだ。これは、野村自身のアイディアで、ツアーサービス担当が、スチールとカーボンでそれぞれ1セットづつ用意したところ、彼女自身がそれらをミックスしてしようしたという。クラブに関しては、様々なアイディアを持っていて、それをツアー中にも色々と試しているようだ。
長い番手で、カーボンシャフトを使う意図は、ボールに高さを出し、若干の飛距離アップも期待できるためだ。カーボン装着の番手とスチール装着の番手で、振り心地に違和感は全くないというが、将来的には、長い番手もスチールにして、アイアンシャフトを統一するつもりだという。さらに高いパフォーマンスが出せるように、そして、USLPGAの舞台で大きく飛躍するために、日々、クラブセッティングに研究を重ねている姿が垣間見えた。