松山英樹が使う『グレートビッグバーサ』の気になる重心特性は?
text by kazuhiro koyama
配信日時:2016年11月12日 06時30分
松山の使用で、話題沸騰中のドライバー
『日本オープン』に続き、日本人初のWGCでの勝利となる『WGC-HSBCチャンピオンズ』でも優勝し、目下絶好調の松山英樹。マレーシアでの『CIMBクラシック』から、その手にはキャロウェイの『グレートビッグバーサ』ドライバーがあった。2015年の秋に発売されたモデルだが、松山の活躍によって、再び脚光を浴びている。
契約のことはひとまず置いても、松山が『グレートビッグバーサ』を使うことはかなり意外だと言っていい。ソール後方に可動式のウェイトがあるように、このドライバーはどちらかと言うと、スライサー向けのつかまりの良いクラブだからだ。同じキャロウェイであれば、例えば『ビッグバーサアルファ816 ダブルダイヤモンド』や、石川遼が現在愛用している『XR16 SUBZERO』など、パワーヒッターである松山に合いそうなドライバーはほかにもある。
何よりも、これまで愛用してきた『スリクソン ZR30』ドライバーと比べて、到底看過できない大きな特性の違いがある。よく知られるように、松山は2008年発売の『ZR30』をアマチュア時代から継続して使用し、これまで多くのドライバーを試していながら、結局はこのエースドライバーに戻している。
松山は『グレートビッグバーサ』に何を求めたのだろうか?
それを探るため、遅ればせながら私もこのドライバーを購入し、検証してみることにした。幸いにと言うべきか、このクラブは発売後、一年足らずですでに廃盤になっており、現在は安価になったマークダウン品か中古品でのみ購入が可能だ。店頭に在庫があれば、なんと2万円台で購入できる。
すでに新品・中古ともかなりの勢いで売れていて、在庫が希少らしい。幸い、私の場合は新品を2万2500円でネット購入した。ロフト角9度、純正シャフト装着モデルだ。
契約のことはひとまず置いても、松山が『グレートビッグバーサ』を使うことはかなり意外だと言っていい。ソール後方に可動式のウェイトがあるように、このドライバーはどちらかと言うと、スライサー向けのつかまりの良いクラブだからだ。同じキャロウェイであれば、例えば『ビッグバーサアルファ816 ダブルダイヤモンド』や、石川遼が現在愛用している『XR16 SUBZERO』など、パワーヒッターである松山に合いそうなドライバーはほかにもある。
何よりも、これまで愛用してきた『スリクソン ZR30』ドライバーと比べて、到底看過できない大きな特性の違いがある。よく知られるように、松山は2008年発売の『ZR30』をアマチュア時代から継続して使用し、これまで多くのドライバーを試していながら、結局はこのエースドライバーに戻している。
松山は『グレートビッグバーサ』に何を求めたのだろうか?
それを探るため、遅ればせながら私もこのドライバーを購入し、検証してみることにした。幸いにと言うべきか、このクラブは発売後、一年足らずですでに廃盤になっており、現在は安価になったマークダウン品か中古品でのみ購入が可能だ。店頭に在庫があれば、なんと2万円台で購入できる。
すでに新品・中古ともかなりの勢いで売れていて、在庫が希少らしい。幸い、私の場合は新品を2万2500円でネット購入した。ロフト角9度、純正シャフト装着モデルだ。