タイトリストの『TSi3 ドライバー』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時:2021年2月12日 08時00分
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「飛距離性能で勝負できるドライバーだ!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹
ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。
タイトリスト『TSi3ドライバー』の印象をお伝えします。
『TSi3ドライバー』は2020年11月13日に発売されたクラブで、「DYNAMIC DISTANCE SureFit CG トラック搭載。更に思い通りの強弾道。」というコピーでした。
『TSi』は、タイトリストの新しいブランドです。ドライバーは2種類を発売しました。『TSi3 ドライバー』は、上位機種的な位置付けで、ツアープロを筆頭に、シビアにスコアに挑戦していくアマチュアの競技ゴルファーやアスリートゴルファー向けに開発されています。
『TSi3ドライバー』独自のテクノロジーは、コピーにもなっている「DYNAMIC DISTANCE SureFit CG トラック」です。ソールにある樹脂の蓋を開けるとウェイトが5段階に動かせるようになっています。弾道を調整するという要素よりも、プレーヤーごとの打点に合わせるという考え方のようで、なかなか面白いです。
『TSi2 ドライバー』でも採用された「ATI 425」という特別な金属をフェースに使っています。タイトリストだけに使用が許された素材なのだそうです。「ATI 425」は、今までのチタン合金より、高強度で、高弾性と高靱性とのことで、フェースの広範囲で、驚異的なボールスピードを発揮し、平均飛距離を大きく伸ばすことが期待されています。
次に、ヘッドスピードを最大化するために、ヘッドの空力性能を大幅にアップさせました。さらに、慣性モーメントをフェースの左右だけではなく、上下、前後と全ての方向で改善しました。「マルチMOI設計」というテクノロジーは、ヘッドスピードのアップ、バックスピンの適正化を実現し、ぶれない弾道を生み、飛距離アップにもなるようです。
世田谷店のお客様の『TSi3ドライバー』の反応は……
同時発売の『TSi2ドライバー』よりも売れています。
売れている理由は複数あります。ヘッドスピードが速い人が吹き上がらないこと。ボールが潰れる感触がある打感が好まれること。振り抜ける感じがすること。一番の理由は、『TSi3ドライバー』を試打すると、トラックマンで過去最高を記録することがあるからです。
『TSi3ドライバー』は460ccのヘッド体積ですが、小型のヘッドに見えます。これが良いと感じるお客様も多く、振り抜ける感じの原因になっていると思われます。
自分でも打ってみました。
『TSi3ドライバー』で最初に感じたのは、ボールとフェースの接触時間が長いことです。ボールを潰している感触が手に残るという意味で、現在の市場では一番だと思われます。そして、振りやすいです。何が作用しているのかはわかりませんが、これも重要な要素だと思います。ボールが変なふうに吹き上がらずに、低めの弾道で強いボールが出ます。これも良いですね。
『TSi3ドライバー』は、『TSi2ドライバー』と迷っているゴルファーにオススメします。飛距離性能は『TSi3ドライバー』のほうが優れています。
タイトリストは、『TSi3ドライバー』からは今までと違うということを主張しているように感じました。良い意味で、タイトリストっぽくないのです。そして、それは、ゴルファーにとって大いなるプラスになると思われます。ツアードライバーの新しい方向性を感じ取りたいのであれば、『TSi3ドライバー』は打ってみておくべきドライバーです。
タイトリスト『TSi3ドライバー』の印象をお伝えします。
『TSi3ドライバー』は2020年11月13日に発売されたクラブで、「DYNAMIC DISTANCE SureFit CG トラック搭載。更に思い通りの強弾道。」というコピーでした。
『TSi』は、タイトリストの新しいブランドです。ドライバーは2種類を発売しました。『TSi3 ドライバー』は、上位機種的な位置付けで、ツアープロを筆頭に、シビアにスコアに挑戦していくアマチュアの競技ゴルファーやアスリートゴルファー向けに開発されています。
『TSi3ドライバー』独自のテクノロジーは、コピーにもなっている「DYNAMIC DISTANCE SureFit CG トラック」です。ソールにある樹脂の蓋を開けるとウェイトが5段階に動かせるようになっています。弾道を調整するという要素よりも、プレーヤーごとの打点に合わせるという考え方のようで、なかなか面白いです。
『TSi2 ドライバー』でも採用された「ATI 425」という特別な金属をフェースに使っています。タイトリストだけに使用が許された素材なのだそうです。「ATI 425」は、今までのチタン合金より、高強度で、高弾性と高靱性とのことで、フェースの広範囲で、驚異的なボールスピードを発揮し、平均飛距離を大きく伸ばすことが期待されています。
次に、ヘッドスピードを最大化するために、ヘッドの空力性能を大幅にアップさせました。さらに、慣性モーメントをフェースの左右だけではなく、上下、前後と全ての方向で改善しました。「マルチMOI設計」というテクノロジーは、ヘッドスピードのアップ、バックスピンの適正化を実現し、ぶれない弾道を生み、飛距離アップにもなるようです。
世田谷店のお客様の『TSi3ドライバー』の反応は……
同時発売の『TSi2ドライバー』よりも売れています。
売れている理由は複数あります。ヘッドスピードが速い人が吹き上がらないこと。ボールが潰れる感触がある打感が好まれること。振り抜ける感じがすること。一番の理由は、『TSi3ドライバー』を試打すると、トラックマンで過去最高を記録することがあるからです。
『TSi3ドライバー』は460ccのヘッド体積ですが、小型のヘッドに見えます。これが良いと感じるお客様も多く、振り抜ける感じの原因になっていると思われます。
自分でも打ってみました。
『TSi3ドライバー』で最初に感じたのは、ボールとフェースの接触時間が長いことです。ボールを潰している感触が手に残るという意味で、現在の市場では一番だと思われます。そして、振りやすいです。何が作用しているのかはわかりませんが、これも重要な要素だと思います。ボールが変なふうに吹き上がらずに、低めの弾道で強いボールが出ます。これも良いですね。
『TSi3ドライバー』は、『TSi2ドライバー』と迷っているゴルファーにオススメします。飛距離性能は『TSi3ドライバー』のほうが優れています。
タイトリストは、『TSi3ドライバー』からは今までと違うということを主張しているように感じました。良い意味で、タイトリストっぽくないのです。そして、それは、ゴルファーにとって大いなるプラスになると思われます。ツアードライバーの新しい方向性を感じ取りたいのであれば、『TSi3ドライバー』は打ってみておくべきドライバーです。
コメンテータープロフィール
佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。