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『SIM2』『G425』 最新フェアウェイウッドは“ソール角”で選ぼう

『SIM2』『G425』 最新フェアウェイウッドは“ソール角”で選ぼう

『SIM2』『G425』 最新フェアウェイウッドは“ソール角”で選ぼう

配信日時:2021年3月27日 03時00分

ソール角っていったい何?

ソール角とはシャフト軸を垂直にしたときに、ソールと地面でできる角度のこと
SIM2シリーズのフェアウェイウッドは、構えたときの顔に統一感がある(撮影:山代厚男)
G425シリーズはモデルによって顔の特徴が分かれている(撮影:山代厚男)
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ソール角とはシャフト軸を垂直にしたときに、ソールと地面でできる角度のこと
テーラーメイドの『SIM2』やピンの『G425』など、最新のフェアウェイウッドを見ていくと“3兄弟”を揃えるものが増えてきた。これだけモデルが増えてしまうと、どうやって自分に合ったものを選べばいいのかわからなくなる。そこで、フェアウェイウッドを選ぶ新しい基準として“ソール角”に注目してみた。

“ソール角”とは、シャフト軸を地面と垂直にした際に、ソール面と地面との間にできる角度のこと。この角度が大きいか小さいかで、ソールの抜けやすさやインパクト時のロフトが変わってくる。“ソール角”を見れば、構えたときの投影面積などだけでは分からないFWの本当の性能が見えてくるのだ。

ソール角“大”のモデルは、非力でもやさしく上げられる

SIMシリーズもG425シリーズも、『MAX』が一番ソール角が大きく設計されている(撮影:山代厚男)

SIMシリーズもG425シリーズも、『MAX』が一番ソール角が大きく設計されている(撮影:山代厚男)

たとえば、『SIM2 MAX フェアウェイウッド』や『G425 MAX フェアウェイウッド』はソール角の大きいモデルの代表。これらのフェアウェイウッドは一見するとハードな印象もあるが、トゥ側か見てお尻が上がった形状になっているため、打ってみると意外とやさしく上がる。パワーがなくてもキャリーで飛ばせるため、女子プロの使用者が多い。また、ソール角が大きい分、ソールの接地面積が減るので抜けが良くなることもメリット。フェアウェイウッドに自身がない人は“ソール角大”を選ぶと良い。

ソール角“小”は、力のある人が高さを抑えて飛ばせる

それぞれのシリーズのなかで、『SIM2』や『G425 LST』はソール角が小さい(撮影:山代厚男)

それぞれのシリーズのなかで、『SIM2』や『G425 LST』はソール角が小さい(撮影:山代厚男)

一方で、ソール角の小さい『SIM2 フェアウェイウッド』や『G425 LST フェアウェイウッド』は、インパクトロフトを抑えられるので、パワーのあるゴルファーが距離を出すのに最適。スイングのイメージがそのまま結果に反映されるので、コリン・モリカワなどシビアなコントロールを求める米ツアーのトッププロたちに選ばれている。“ソール角小”は地面から打つには少しハードだが、ティアップすればドライバーのように飛ばすことも可能だ。

ソール角“小”でも、ロフトで上げやすくしている

『G425 SFT』のソール角は小さめだが、ロフトを寝かせて上がりやすくしている(撮影:山代厚男)

『G425 SFT』のソール角は小さめだが、ロフトを寝かせて上がりやすくしている(撮影:山代厚男)

ただし、例外もある。『G425 SFT フェアウェイウッド』は楽に高さが出るモデルだが、ソール角は小さい。これは、広いソール面が滑りやすいようあえて小さく設定し、それを補う意味で、通常よりもロフトを寝かせているのだ。このようにソール角に加えて、ロフト角なども加味してフェアウェイウッドを見ていくのがオススメだ。

ドライバー以上に、選び方がシビアで、難しい最新フェアウェイウッド。もし、最新モデルのなかで気になるものがあるなら、まずはヘッドをトゥ側から見てみてはどうだろう。

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