『TSi1 ドライバー』は、構えやすいドライバーです。アドレスビューがしっくりくるのは、ドライバーの機能の一つです。構えづらいドライバーは、どんなに飛距離が出ても、コースでは結果が出ないまま、使えないというケースがよくあるからです。丸形で、過去のタイトリストの一般アマチュア用のヘッドシェイプと比較すると、ネック寄りのボリュームが少し減って、シュッとした感じがします。

ヘッドは大きく、重心も低く見えますが、ドローし過ぎない印象になって、とても気に入りました。

振りやすさは格別です。本当にお見事にチューニングされています。アドレスと素振りだけで、飛ぶと予感させるドライバーという意味で『TSi1 ドライバー』はトップレベルです。

ヘッドスピード40m/秒ぐらいのゴルファーに強くオススメします。ドライバーが得意なゴルファー、まあまあ打てるゴルファーの武器になると思います。

タイトリストは難しいから、と使ったことがないゴルファーこそ、最初のタイトリストドライバーとして使用してみて欲しいです。気持ち良く振れて、飛んだ気になるのが『TSi1 ドライバー』です。

▼『TSi1 ドライバー』

フェース素材：ATI425チタン
ヘッド体積　：460cc
ロフト　　　：10.0度（9.0度もあり）
ライ角　　　：59度
シャフト　　：TSP013 45（S）
長さ　　　　：45.75インチ

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学１年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員