50周年モデルはすべて傑作! クラブはやさしいのが一番だ
「ドライバーでまず感じたのは打感がソフトなこと。球はとにかく上がりやすく、強い球が出る。ギリギリまで反発性能を上げていて、長尺でも振りやすい軽いシャフトがついているから、年配の人でも振り切りやすいし、飛ぶんだよ。フェアウェイウッドもとにかく球が上がりやすい。シニアプロでもスプーンが上がらなくなってきた、っていう人はたくさんいるけど、これを使えばみんな上がるよ(笑)あと、アイアンも大きめのヘッドでミスに強いんだけど、とくかくヌケがいい! アイアンも素晴らしいよ、過去最高なんじゃないかな。ドライバーからアイアンまでとにかくやさしいのがマジェスティの魅力。長いことゴルフをやってるけど、クラブはやさしいのが一番。無理して難しいクラブを使うことなんてしなくていい」(青木)
やさしく、しかも飛ぶ。この50年飛距離を追求してきたマジェスティらしい、性能の高さがこのモデルにはあるようだ。
よそが絶対やらない、バカなことをやるのがマジェスティ
「これ以上のものは……というものに仕上げることができました。試打した方は確実に前作より良い結果になっています。チタンの軽さ、そしてタングステンを多くソール下部に入れたことで、誰が打っても飛ぶ。飛んで高さで止まる。3年以上の月日をかけ、素晴らしいものが出来上がったと思う。チタンの削りは難しいから他社はやるとことろが少ない。よそが絶対やらないバカなことをやるのがマジェスティなんです」(杉山氏)
値段はただとらない。職人が細部までこだわって作り上げているからこそのクオリティと価格なのだ。長年ツアーで戦うプロと数々の名器を作り上げてきた匠が、最高傑作と自信をもって言い切った今回の50週年記念モデル。マジェスティユーザーのみならず、飛距離を取り戻したいと考えているすべてのシニアゴルファーにとって注目すべき逸品だ。
文・小路友博