プロギアが『Q』の追加バージョンで開発したのが『キャリーズQ』です。2021年3月19日にプロギアから発売されました。

プロギアはゴルファーを難しい状況から脱出させる『Q』を2018年に市場に投入し、好評を得ていましたが、『キャリーズQ』は、キャリーを最優先したクラブです。『キャリーズQ』を加えることで、『Q シリーズ』は状況に合わせて、よりベストな選択が出来るようになったのです。

『キャリーズQ』のコピーは、「窮地を越える、Qがある。新登場、キャリーズQ」です。

とにかく、上がる。というのがコンセプトで、低重心ヘッドでキャリーが出て、フェアウェイからの池越え、バンカー越えは当たり前、フェアウェイをキープしたいティーショット、距離があるパー3で、威力を発揮するするクラブということのようです。

『キャリーズQ』は、ヘッドが独特です。フラットなクラウン、薄いシャローフェース、接地面積が小さいソール。フェアウェイからヘッドが滑って走り、抜けが良い設計です。

Q3+とQ3は、軽いチタンボディーと重いタングステンを組み合わせた低重心ヘッドになっています。Q4とQ5は、大きなフェースプログレッション（グースしていること）と低重心で高打ち出しを可能にして、大きなキャリーと高弾道を狙えるクラブになりました。

従来の『Q』よりも、『キャリーズQ』は飛距離が出る設定になっています。ここが面白いのです。窮地から脱するのが『Q』で、窮地を越えていくのが『キャリーズQ』なのです。

自分で組み合わせを選べるところも良いですし、楽しそうです。

試打した日は、気温10度〜16度。微風、薄曇りでした。使用したボールは『TOUR BX』です。