『レッド アイズ ポケット HS-130』で、注目したところは、2点です。一つは、ボールの切り替えです。練習場ボールの推定距離とコースボールの推定距離はかなり違うからです。

もう一つは、アプローチで使用できることです。ボールが上に上がるショットは、レーザーの測定範囲からボールがすぐに外れてしまうので、今までは計測不能のエラーになってしまいました。でも、コースでアプローチの距離を知ることが出来るのは、技術に自信がついて、距離感が良くなっていく可能性があるからです。

今回は、コースボールを選択して、コースで使用しましたが、前モデルより、信頼性が増したことを実感できました。（前モデルは所有）

また、アプローチも、普通の球種であれば、高い球でも低い球でも、かなり正確だと感じました。SWを選択しましたが、僕がアプローチで使用しているのが56度のウェッジだから推定飛距離が合った可能性があります。

『レッド アイズ ポケット HS-130』をラウンドで使用して、もう一つ頼りになると感じたのは、パー3の第一打目です。僕はぶっ飛び系のアイアンを使っていますから、8番アイアンなら6番アイアンと設定して計測しましたが（クラシックなロフトでの推定飛距離を算出していると思われます）、思いっ切り参考になりました。

パー3によって相性があるのは、構えやすさと構えにくさが要因でスイングに影響が出るのだと考えて来ましたが、数字でもそれは証明されました。これからは、逆に、そういうものだと考えて、自信を持って打てそうです。

『レッド アイズ ポケット HS-130』は、自分のショットに自信を持ちたいゴルファーにオススメします。現実は現実として受け止めることで、ゴルフは少し簡単になります。

コースで使いやすくなったこともプラスポイントですし、500件のデータが蓄積されるのも素晴らしいです。『レッド アイズ ポケット HS-130』は、よく考えられて進化しました。

プロギアの直営店限定販売で、価格も手頃とは言いづらいものです。でも、買った分は使い切れるというイメージが出来たとしたら、コストパフォーマンスに見合うと思います。

▼『レッド アイズ ポケット HS-130』

ゴルフモード計測範囲：10m/秒〜90m/秒
野球モード計測範囲　：30km/時〜180km/時
マルチモード計測範囲：30km/時〜300km/時

外形寸法：55mm×116mm×48mm
重　　量：131g
電　　池：単4形乾電池4本 1日1時間使用で約1ヶ月

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学１年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員