『ピン 2021パター TYNE 4』は、実に上手く出来ていると感心したパターです。

まず、狙いやすいのです。ラインに乗せやすい、というほうが正確かもしれません。直線的に狙いたくなりますが、実はラインに敏感に反応する転がりになります。気持ち良く転がるボールが打てます。

簡単なのに、敏感に反応するパターが欲しいというゴルファーにオススメです。芯に当たったボールが狙い通りにいくのが、そのパターの本当の実力が出る瞬間になりますが、『ピン 2021パター TYNE 4』は、とにかく芯に当てやすいので、そういう意味で特別です。

ツノ型のヘッドの良いところだけを抽出して、最先端のテクノロジーで仕上げたのが、『ピン 2021パター TYNE 4』だといえます。ストレートなラインをしっかりと入れるのは当たり前で、曲がるラインに乗せて決めるときにこそ、このパターの真骨頂だと感じました。パットが好きな人、自信がある人に打って欲しい1本です。

▼『ピン 2021パター TYNE 4』

ヘッド素材　：ステンレススチール、タングステン
フェース素材：前面・ソフトPEBAX、内部・ハードPEBAX
ロフト　　　：3度
ライ角　　　：70度
長さ　　　　：34インチ

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学１年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員