動画を見てください。

『フロントライン パター ELVADO』の打音ですが、音量はちょうど良い大きさです。音質は高音で、ほんの少し濡れ感があります。
打ち応えは、大型マレットとは思えないほどシャープで弾き感があります。そして、フェースのどこに当たったかが、まさに手に取るようにわかります。
実に面白い、パターです。

『フロントライン パター ELVADO』は、21世紀になって、完全にオーソドックスな形状の一つとなったつの型ヘッドです。
前重心になっていることは、構えたときにもわかります。僕は好感触でしたが、つの型に慣れている人だと、違和感があるケースもあるかもしれません。
普通に構えて、ラインに合わせやすいパターです。

方向性にかんしては、『フロントライン パター ELVADO』はオートマチックに良い転がりのボールが打てます。構えた方向に、素直に転がって行くやさしさを強く感じました。
ゴルファーの腕を問わないテクノロジーは、お見事の一言で、良く出来ているという評判がわかる気がしました。

『フロントライン パター ELVADO』は、見た目の鈍感さとは裏腹に、敏感なタッチをグリーン上で出すことが出来ることに感心しました。
ストレートに癖がない良い転がりのボールが出るので、惰性が小さいタイプのパターなのかと思いましたが、慣れてくれば、しっかりとストレートと惰性で流し込むパットを両方共出来るパダーです。

マレットや大型ヘッドのやさしさや、良い意味の鈍感さは『フロントライン パター ELVADO』は持っていません。ブレードのパターを打っているような感覚で、距離感を作ることが出来ます。