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『キング TEC ユーティリティ』の打音ですが、音量は控えめです。音質は濡れたパッシという感じの低音質です。打ち応えも打音にリンクして、重さと弾き感のバランスが良いです。

打音だけ聞いていると、ウッド系ではなく、アイアン系になりますが、見た目はウッド系が強いシェイプなので、ちょっと面白いです。

『キング TEC ユーティリティ』で、特別と感じたのは、弾道です。伸びがある美しいボールが打てます。そして、ボールを曲げることに敏感です。かなり大きく曲がるボールを打てます。この辺りのチューニングは、かなりの上級者を意識したものになっていると思われます。

スピンが効いているボールになりますので、どちらかというとランが出ないユーティリティとなります。

最近は、傾向としてランが出る所まで含めて飛距離が出るユーティリティが多いので、特別感を強く感じました。また、ラフからも抵抗少なく抜けます。

弾道がきれいなクラブは、飛距離が出ない傾向がありますが……　『キング TEC ユーティリティ』は飛びます。

21度のロフトで軽量スチール、僕のヘッドスピード40m/sで考えると、キャリーで180ヤード打てれば十分に飛ぶユーティリティーだといえます。楽々180ヤードキャリーします。そして、5ヤードぐらいで止まります。

ティーで使用するときのように環境が整えば、190ヤードのキャリーも可能です。