『EPIC MAX FAST ドライバー』の打音ですが、音量はやや大人しめです。日本の場合、上級者やオールドゴルファーの多くは、大きな打音を好まないので、ターゲットに合っている音量です。音質はパシッという感じの濡れた少し低音です。これも、同様にターゲット層が好む音になっていると思いました。

打ち応えは、軽めで初速感が強いのが特徴です。芯に当たったときの抜け感など、適度な敏感さがあるところが好感触です。

『EPIC MAX FAST ドライバー』の弾道は、わかりやすい高弾道の棒球です。いかにも飛びそうだと思わせます。

球筋は、普通に打つとややドローのボールが出ます。出球は、やや左目に出る感じがします。ドローバイアスは、見た目では主張してきましたが、打ってみるとほんのりとした効きで、強くはないのです。右にすっぽ抜ける球が出て、悩んでいるゴルファーにはオススメします。右にすっぽ抜けるボールは出づらいドライバーです。

フェードも楽々打てるコントロール性もあります。出球が左に行きやすいドライバーは、案外とドロー打ちより、フェード打ちに合っているように感じました。

低スピン性能は、安定してやや低スピンのボールを打ちやすくしてくれる感じです。

『EPIC MAX FAST ドライバー』の試打ラウンドの平均飛距離は225ヤードでした。最高飛距離のホールは245ヤード。これは、間違いなく、飛ぶほうのドライバーに分類されます。トップレベルです。

芯に安定して当てる技術があるゴルファーには、特にオススメです。飛距離性能を呼び出すスイッチは、『EPIC MAX FAST ドライバー』の場合、フェースの狙ったところに当てることでオンになるような気がします。いわゆる一発の飛びを連発できるドライバーは、本当に少ないので、これは驚きでした。