『i59 アイアン』の打音ですが、音量はちょうど良いです。気分良く打てる大きさです。音質は、少し湿った鞭打つような感じです。いわゆる玄人好みという音質になっています。

打ち応えは、敏感にどこに当たったかがわかる手応えがあり、真芯に当たったときの抜け感は、狙い通りの最高に気持ちが良い感覚です。

カチッとした高音の金属音質こそが、アイアンの最高打感という考え方もありますが、2021年のゴルフシーンでは『i59 アイアン』の打音のほうが、完全に主流派です。

『i59 アイアン』の弾道は、高めの中弾道で、基本的には美しい球筋を描きます。ストレートに飛ぼうとしてくれますが、曲げようと思えば、敏感に反応もします。多少芯を外れても、弾道に少し影響をしても、飛距離には出ません。

スピン性能は、僕が過去に打った全てのピンゴルフのアイアンの中で一番かかります。ショートアイアンは、落ちた位置で止まろうとする意地すら感じさせます。よく止まるアイアンと言えます。

『i59 アイアン』は、クラシックなアイアンのままのロフトです。ロフト通りの飛距離がきっちりと出ます。スピン性能が高いのでほぼキャリーと考えて良いです。飛距離を自慢するアイアンではありません。