#大量発注 グリップ次第で性能が激変!? “スイングが整う”トレーニングクラブ
元・ALBA編集部員で最近フリーライターに転身したタナビーこと田辺のもとに、再び“練習器具”のテスト依頼が。毎度のごとく、ゴルフパートナーの仕入れ担当・佐藤さんが大量発注してしまったものだというが……その性能は?
配信日時:2021年10月6日 09時00分
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再び「ALBA.Net記者」さんから依頼が。嫌な予感しかしない……
記者 いや〜前回の「パター練習器具」の記事良かったよ。レッスンとギアに精通するタナビーくんらしい独自の視点で大変ためになった。
田辺 ありがとうございます! とはいえ、いきなりほめ殺しで逆に怖いですね。
記者 実はね、ここに素晴らしい性能を秘めた(と思いたい)練習器具があるんだけど、また上手いこと記事にしちゃってほしいんだわ。
田辺 また練習器具ですか……。前回はたまたまいいモノでしたけど、あんなことって本当にレアケースなんですよ。しかもまた、見るからにキワモノ……。
記者 ゴルパの佐藤さん、倉庫で泣いてたなぁー。大量発注で在庫ありすぎて。彼を救えるのは、タナビーくんしかないと思うんだよ。まあ、受ける受けないは自由だけど、受けなかったときは……ね?
田辺 怖いですよ……。分かりました! 分かりましたよ! 今回も頑張ってテストさせてもらいます。いい練習器具であってほしいな……。
記者 まあ、困るのは佐藤さんだけだから。気楽にやりなよ(笑)
田辺 笑えないですって……。
というわけで、毎度のごとく不安な気持ちではありますが、今回も『Bulletgolf』の練習器具をチェックしていこうと思います。
田辺 ありがとうございます! とはいえ、いきなりほめ殺しで逆に怖いですね。
記者 実はね、ここに素晴らしい性能を秘めた(と思いたい)練習器具があるんだけど、また上手いこと記事にしちゃってほしいんだわ。
田辺 また練習器具ですか……。前回はたまたまいいモノでしたけど、あんなことって本当にレアケースなんですよ。しかもまた、見るからにキワモノ……。
記者 ゴルパの佐藤さん、倉庫で泣いてたなぁー。大量発注で在庫ありすぎて。彼を救えるのは、タナビーくんしかないと思うんだよ。まあ、受ける受けないは自由だけど、受けなかったときは……ね?
田辺 怖いですよ……。分かりました! 分かりましたよ! 今回も頑張ってテストさせてもらいます。いい練習器具であってほしいな……。
記者 まあ、困るのは佐藤さんだけだから。気楽にやりなよ(笑)
田辺 笑えないですって……。
というわけで、毎度のごとく不安な気持ちではありますが、今回も『Bulletgolf』の練習器具をチェックしていこうと思います。
ボールが“打てる”トレーニングクラブ
今回チェックしていくのは、「Bulletgolf(ビュレットゴルフ)」の“トレーニングクラブ”と呼ばれる練習器具です。ドライバータイプとアイアンタイプの2種類があり、いずれも正しいスイングを身につける効果を秘めているようです。
まず、『メソッド トレーニングアイアン』ですが、飛び系モデルのような大きめのヘッドになっていて、公式HPによると7番アイアンに相当するクラブのようです。ヘッドが後方に大きく伸びていて、トップブレードの裏に施された大きな白いラインが特徴的です。なんでも “残像効果”でヘッドの走りなどが感じられるとのことですが、なかなか怪しいですね(笑)
簡単にまとめると、これら『トレーニングクラブ』は、通常のクラブに近い形状の中に、スイングを良くするためのエッセンスが散りばめられた練習器具と言えそうです。以前、森守洋コーチに取材した際に、「実際にボールを打つクラブそのものが最高の練習器具」と話していたのをふと思い出しました。『トレーニングクラブ』は実際のクラブとほぼ同じ作りで、ボールを打つこともできますので、もしかしたらすごくいい練習器具なのかもしれません。
ちなみに『トレーニングクラブ』には、握る形を模した『トレーニンググリップ』とパター用のような太い『ビッググリップ』という2つのグリップが用意されています。どちらのグリップが装着されたモデルを選ぶかで、練習器具の性能も変わりそうですね。今回はグリップ別に性能を細かくチェックしていこうと思います。
今風なスクエアグリップがしっかり再現されている
握る形を模した『トレーニンググリップ』ですが、これ自体はかなり昔からある定番の練習器具になります。私もゴルフを始めたばかりの小学生の頃に少し使っていました。モノによっては左手の握りがウィーク気味だったりと、少し古いタイプの握り方が再現されていることがあるのですが、この『トレーニンググリップ』は、ちゃんと今風なスクエアグリップが再現されていました。スイングの基礎を作る上でとても良いですね。
(アイアンとドライバーをそれぞれ5球ほど打ってみる)
こういうグリップで久しぶりにボールを打ちましたが、スイングを固めるという意味で改めて効果的だなと感じました。ゴルフが難しい理由のひとつとして、グリップの握りが「正しい形=心地よい」とならないことがあると思います。特に初心者は、正しい形で握れたとしても、違和感からだんだんに自分の握りやすいように握り直してしまい、結果、悪い握りなのでボールに当たらないという悪循環に陥りがちです。
そのため、正しい形で握ればボールに当たるという経験を少しでも多く積み上げることが、スイングの上達には絶対必要なのですが、『トレーニンググリップ』を使えばすごく効率的に練習できますね。以前、金谷多一郎プロを取材したときに、「家でグリップを握るだけでもスイングは良くなる」と話していましたが、正しく握る感覚が身につきつつ、ボールも打てれば言うことはないですよね?
そういった目線で見ると、ヘッドに施された白いラインがすごく意味のあるものに見えてきます。これも初心者にありがちなことですが、クラブをどう置いたら真っすぐセットアップしたことになるのか、分かっていない人が意外に多いです。そんな中で、『メソッド トレーニングアイアン』は、白いラインを目標に向ければ、フェースも真っすぐ目標を向くように調整されています。スコアラインの下2本も白くなっていることもポイントですね。アイアンでは、スコアラインを基準にヘッドをセットするクセを作りたいので、その意味でとても合理的です。
(アイアンとドライバーをそれぞれ5球ほど打ってみる)
こういうグリップで久しぶりにボールを打ちましたが、スイングを固めるという意味で改めて効果的だなと感じました。ゴルフが難しい理由のひとつとして、グリップの握りが「正しい形=心地よい」とならないことがあると思います。特に初心者は、正しい形で握れたとしても、違和感からだんだんに自分の握りやすいように握り直してしまい、結果、悪い握りなのでボールに当たらないという悪循環に陥りがちです。
そのため、正しい形で握ればボールに当たるという経験を少しでも多く積み上げることが、スイングの上達には絶対必要なのですが、『トレーニンググリップ』を使えばすごく効率的に練習できますね。以前、金谷多一郎プロを取材したときに、「家でグリップを握るだけでもスイングは良くなる」と話していましたが、正しく握る感覚が身につきつつ、ボールも打てれば言うことはないですよね?
そういった目線で見ると、ヘッドに施された白いラインがすごく意味のあるものに見えてきます。これも初心者にありがちなことですが、クラブをどう置いたら真っすぐセットアップしたことになるのか、分かっていない人が意外に多いです。そんな中で、『メソッド トレーニングアイアン』は、白いラインを目標に向ければ、フェースも真っすぐ目標を向くように調整されています。スコアラインの下2本も白くなっていることもポイントですね。アイアンでは、スコアラインを基準にヘッドをセットするクセを作りたいので、その意味でとても合理的です。
つまり、『トレーニングクラブ』はドライバーも、アイアンも、初心者が自然に正しいセットアップを身につけられるようにデザインされた練習器具だと言えますね。
(ちなみに残像効果については正直???という感じでした。佐藤さん、ごめんなさい)
(ちなみに残像効果については正直???という感じでした。佐藤さん、ごめんなさい)
体の回転が意識しやすい 手先で振れない太グリップ
(同じくドライバーとアイアンをそれぞれ5球ほど打つ)
こちらはパターで太グリップを使うのと同じく、スイング中の手首の余分な動きを抑える効果があります。ダウンで手首がほどけてあおり打ちになる人や手首でフェースを返す動きが強すぎて引っかけが出ているような人におすすめですね。最初は手首が動かないことで、右にプッシュするような球が出るかもしれませんが、だんだんに体の回転でボールをつかまえる感覚がわかってくると真っすぐ飛ぶようになります。
先程の『トレーニンググリップ』を装着したものに比べると、中・上級者がターゲットの練習器具ではないでしょうか。実際、ツアー会場でも『メソッド トレーニングアイアン』と同じようなパター用グリップを装着したアイアンを練習に活用するプロが多くいます。あの松山英樹プロも、パター用の『スーパーストローク』を装着した特製の練習クラブを使っていましたね。スイング系の練習器具としては王道と言えるものではないかと思います。
プロの多くはアイアンに太グリップを装着しますが、今回あえておすすめしたいのは『ビッググリップ』を装着した『メソッド トレーニングドライバー』ですね。ドライバーはクラブの中で最も軽く、それゆえに手打ちになりやすいので、『ビッググリップ』を使って体の回転で振る感覚を身につけたいからです。しかも、『メソッド トレーニングドライバー』のシャフトはけっこうしっかりした硬さがあるので、トレーニング効果も見込めそう。飛んで曲がらないを目指すなら、かなりおすすめです。
実は一番練習効果が高い!? レディースモデルがかなり使える
今回渡されたBulletgolfの『トレーニングクラブ』にはレディースモデルも含まれていました。正直、これはテストしなくてもいいかな……と思ったのですが、一応ボールを打ってみると、これがなかなかに好感触。むしろメンズよりいい? と思ってしまいました(笑)
先程ツアー会場の話をしましたが、レディースクラブのようなぐにゃぐにゃシャフトの練習用クラブを使うプロもかなりの数います。手先で力んでスイングするとシャフトが暴れてまともにミートできないので、しっかりタイミングを取りながら、シャフトのしなりを生かして振る感覚を身につけるために活用しているわけです。
そういった練習器具ほど、ぐにゃぐにゃではないですが、『トレーニングクラブ』のレディースモデルは、かなり軽量で、シャフトもいい感じにしなってくれます。『ビッググリップ』と組み合わせれば、体の回転を使わないと打てないクラブが出来上がるので、かなりおすすめ。ドライバーならスイングテンポが整いますし、アイアンのハーフショットで体幹を使ったスイング作りをするのもいいですね。
先程ツアー会場の話をしましたが、レディースクラブのようなぐにゃぐにゃシャフトの練習用クラブを使うプロもかなりの数います。手先で力んでスイングするとシャフトが暴れてまともにミートできないので、しっかりタイミングを取りながら、シャフトのしなりを生かして振る感覚を身につけるために活用しているわけです。
そういった練習器具ほど、ぐにゃぐにゃではないですが、『トレーニングクラブ』のレディースモデルは、かなり軽量で、シャフトもいい感じにしなってくれます。『ビッググリップ』と組み合わせれば、体の回転を使わないと打てないクラブが出来上がるので、かなりおすすめ。ドライバーならスイングテンポが整いますし、アイアンのハーフショットで体幹を使ったスイング作りをするのもいいですね。
目的に合わせて選べる多様性が最大のメリット
ここまでBulletgolfの『トレーニングクラブ』を一通り打ってきましたが、ドライバーにするか、アイアンにするか、どのグリップにするか、そしてメンズか、レディースかでも効果が変わってくることが分かりました。選び方次第で、どんなゴルファーにもメリットがある練習器具だと言えますね。
それだけに選び方が難しくなりますが、『トレーニンググリップ』×『メンズ』、『ビッググリップ』×『レディース』という組み合わせをまずおすすめしたいです。
自然なローテーションが入る『トレーニンググリップ』は、しっかりボールをつかまえつつ、フィニッシュまで振り切る感覚を身につけるのに生かしたい。そうなると、シャフトにしっかり感のある『メンズ』が相性がいいです。一方、手先の悪い動きが抑えられる『ビッググリップ』は、やわらかいシャフトの『レディース』と合わせたほうが、体の回転を使ったスイングを意識しやすくなります。グリップの特性を考えると、相性のいいシャフトが変わってくるわけです。
もっと言うと、『メンズ』と『レディース』を両方とも持っておくのもいいですね。どちらもドライバーにして、一方を『トレーニンググリップ』×『メンズ』、もう一方を『ビッグリップ』×『レディース』にすると、特性的に真逆になるので、交互に使って練習すれば、スイングがいい感じに整うと思います。
あとの問題はお値段だと思いますが、どうやら1本4,980円とのこと。中古クラブやグリップなどを購入して、練習クラブを手作りしても5,000円以上はかかりそうですし、手間を考えたら、かなりお得ですね。ぜひ、スイング作りのお供に活用してみてください!
それだけに選び方が難しくなりますが、『トレーニンググリップ』×『メンズ』、『ビッググリップ』×『レディース』という組み合わせをまずおすすめしたいです。
自然なローテーションが入る『トレーニンググリップ』は、しっかりボールをつかまえつつ、フィニッシュまで振り切る感覚を身につけるのに生かしたい。そうなると、シャフトにしっかり感のある『メンズ』が相性がいいです。一方、手先の悪い動きが抑えられる『ビッググリップ』は、やわらかいシャフトの『レディース』と合わせたほうが、体の回転を使ったスイングを意識しやすくなります。グリップの特性を考えると、相性のいいシャフトが変わってくるわけです。
もっと言うと、『メンズ』と『レディース』を両方とも持っておくのもいいですね。どちらもドライバーにして、一方を『トレーニンググリップ』×『メンズ』、もう一方を『ビッグリップ』×『レディース』にすると、特性的に真逆になるので、交互に使って練習すれば、スイングがいい感じに整うと思います。
あとの問題はお値段だと思いますが、どうやら1本4,980円とのこと。中古クラブやグリップなどを購入して、練習クラブを手作りしても5,000円以上はかかりそうですし、手間を考えたら、かなりお得ですね。ぜひ、スイング作りのお供に活用してみてください!
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