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『XXIO REBOUND DRIVE ボール』の打音は、ゼクシオとしては控えめの音量です。音質は、全体的に濡れているような音質で、残響がありません。やさしい打音とも言えますし、ピリッとしない打音とも言えます。打音だけで、今までのゼクシオボールではない、と主張しているようです。

打ち応えは、とにかくやわらかいというのが第一印象です。フェースのどこに当たったかという芯感も鈍感です。ただ、フェースに乗る感覚は強く感じます。

面白いのはショートパットになると、急に高音できれいな音になることです。

『XXIO REBOUND DRIVE ボール』は、弾道がクラブによって魔法のように変化します。ドライバーは敏感で、棒球を打つ条件が整えば、強烈な低スピンのボールが打てます。入射角が大きくなると、伸びがあるきれいな弾道のボールも出ます。

基本的には棒球で飛ばすロングレンジ。ショートアイアンからスピンを感じさせる伸びがある球筋になり、曲げやすくなります。総じて、高めの中弾道という弾道です。ショートアイアンになると、少し風に敏感になる印象を持ちました。

スピン性能で特筆すべきは、ショートアイアンとウェッジです。激スピンというレベルのスピン性能です。ピッチングウェッジのフルショットは、笑ってしまうぐらい戻りました。スコアメイクとしては、ちょっと扱いにくい可能性も感じますが、バックスピンに憧れるゴルファーは多いので、受けると思います。

『XXIO REBOUND DRIVE ボール』は飛びます。市場にあるボールの中でもトップレベルに飛びます。ゼクシオのボールは、ドライバーは飛んでも、アイアンになると飛距離性能が大人しくなってしまうボールが多かったのですが、今までで一番飛びました。

ドライバーはランで稼ぎ、短いアイアンは止めて点で攻めるのですが、そのキャリーがしっかりと出るのです。