辻村明志コーチも大注目!「世界ランク1位がなぜか皆、スチールファイバー」
いま、世界のトップ女子プロがこぞって使う軽量アイアンシャフトがある。新旧「世界一」の肩書を持つ選手がなぜ皆『スチールファイバー』なのか。自身もテストして「左のブレが半分になった」と気に入る辻村明志コーチがその理由を解説する。
配信日時:2021年11月8日 00時00分
辻村コーチ 「海外メジャーで驚いた」
世界一を争うネリー・コルダやコ・ジンヨンだけでなく、元世界一のアリヤ・ジュタヌガーンにリディア・コと、【世界一養成ギプス】的存在とも呼べるのが『スチールファイバー』だ。カーボンのコアの最外層にスチール繊維を巻きつけた特殊製法で、カーボンとスチールのいいとこ取りだが、このシャフトとの出合いを辻村コーチはこう振り返る。
「元々ブラント・スネデカー選手やマット・クーチャー選手が『スチールファイバー』を使っていて気になっていましたが、全米女子など海外メジャーに行って驚きました。アリヤにモリヤのジュタヌガーン姉妹、ネリー・コルダにリディア・コ、それにコ・ジンヨンと、新・旧世界ランク1位の強い選手たちが、みんなコレだったんですよ。
「元々ブラント・スネデカー選手やマット・クーチャー選手が『スチールファイバー』を使っていて気になっていましたが、全米女子など海外メジャーに行って驚きました。アリヤにモリヤのジュタヌガーン姉妹、ネリー・コルダにリディア・コ、それにコ・ジンヨンと、新・旧世界ランク1位の強い選手たちが、みんなコレだったんですよ。
【何か秘密があるに違いない】と、日本に戻って『iシリーズ』を試すと、左への曲がり幅が半分になった。カーボンのように打ち出しが高い上、スピン量も十分で横ブレが減ることに驚きました。チームのみんなにもテストしてもらったんですが、残念ながらコロナ禍もあり、今年の開幕までに時間が取れなかったんです」(辻村)
ちなみに、辻村コーチが絶賛した『スチールファイバー iシリーズ』は、最もオーソドックスで世界のトップ女子プロの中でも使用者の多く、下記のプロたちが皆80g台を使用していた。(他の世界ランカーたちの使用モデルは後述)
【世界2位】ネリー・コルダ(i80cw S)
【世界6位】ミンジー・リー(i80cw S)
【世界26位】ハナ・グリーン(i80cw R)
ちなみに、辻村コーチが絶賛した『スチールファイバー iシリーズ』は、最もオーソドックスで世界のトップ女子プロの中でも使用者の多く、下記のプロたちが皆80g台を使用していた。(他の世界ランカーたちの使用モデルは後述)
【世界2位】ネリー・コルダ(i80cw S)
【世界6位】ミンジー・リー(i80cw S)
【世界26位】ハナ・グリーン(i80cw R)
原英莉花、松森彩夏ら、日本の女子も!
「正直、小祝さくらのテスト結果もすごく良くて、本当に惜しかったんですよ。フルショットで球が高くなり、3ヤードキャリーが伸びて普段の番手距離と直前で変わると大変というか、キャディさんも本人も計算が狂うので。結果、開幕には間に合わなかったのですが、【このオフに『スチールファイバー』を使ってみたい】と言ってますね。
ボクらのチームは全員ドローヒッターだし、左は大敵。ほら、左のミスって球が低くてスピン量も少なく、ググッとフックしますよね。それが高い打ち出しと多めのスピン量で半分くらいの曲がりに収まる感じ。だから松森彩夏は『i』シリーズを最近入れましたし、先日、原英莉花プロもロングアイアンに挿していて【おっ、やるな】と(笑)」
・原英莉花(4U、5Iに『i80』)
・松森彩夏(全番手に『i80』)
辻村コーチと同様に、昨年から海外参戦していた原英莉花。いち早くカーボンとスチールのいいとこ取りである『スチールファイバー』の存在に気づき、これを導入していたのだった。
ボクらのチームは全員ドローヒッターだし、左は大敵。ほら、左のミスって球が低くてスピン量も少なく、ググッとフックしますよね。それが高い打ち出しと多めのスピン量で半分くらいの曲がりに収まる感じ。だから松森彩夏は『i』シリーズを最近入れましたし、先日、原英莉花プロもロングアイアンに挿していて【おっ、やるな】と(笑)」
・原英莉花(4U、5Iに『i80』)
・松森彩夏(全番手に『i80』)
辻村コーチと同様に、昨年から海外参戦していた原英莉花。いち早くカーボンとスチールのいいとこ取りである『スチールファイバー』の存在に気づき、これを導入していたのだった。
「体の負担が減らせる上、スチールらしさもある」
「松森彩夏は90g台のスチールでしたが、今回『スチールファイバー』の80g台にしても【軽さを感じない】と言ってますね。ボクも同感ですが、軽くしても動きにスチール的な安定感があり、軽量にありがちな暴れが少ない。これは、試合が増えるツアーでの転戦や、豊富な練習量を維持する意味でもコーチとして注目です。体の負担を減らせると長い目で効いてくるので。
あと、スチールらしさが一番効くのはウェッジですね。驚くことに、コルダ選手もリディア・コ選手も、アイアンだけでなく、ウェッジまで『スチールファイバー』なんですよ。特にリディア選手はパワーが控え目でショートゲームが卓越した選手。長い番手で高弾道、短い番手は動きを抑える『fcシリーズ』を使う辺りは納得しかないですね」
■スチールファイバー fcシリーズ
あと、スチールらしさが一番効くのはウェッジですね。驚くことに、コルダ選手もリディア・コ選手も、アイアンだけでなく、ウェッジまで『スチールファイバー』なんですよ。特にリディア選手はパワーが控え目でショートゲームが卓越した選手。長い番手で高弾道、短い番手は動きを抑える『fcシリーズ』を使う辺りは納得しかないですね」
■スチールファイバー fcシリーズ
FCはフライトコントロールの略で、ロングやミドル番手は打ち出しを中・高弾道に、スコアに大事なショート番手は抑えた弾道で番手別に弾道をコントロール可能。世界ランク7位のリディア・コ(米16勝の銅メダリストで元世界ランク1位)が5I〜PWに『fc70 R』、ウェッジに『fc80 R』を使用
「軽量カーボンは、フルショットが上がってラクに飛ばせるのはいいですが、どうしてもウェッジだとスピンコントロールが難しくなる。でも『スチールファイバー』は、ウェッジでもスチール的なフィールでしっかりスピンが入ります。世界のトップ選手ですから、ショートゲームが大切なのは当然。実際、相当な信頼がないと、全部下まで入れないと思います」
「軽量カーボンは、フルショットが上がってラクに飛ばせるのはいいですが、どうしてもウェッジだとスピンコントロールが難しくなる。でも『スチールファイバー』は、ウェッジでもスチール的なフィールでしっかりスピンが入ります。世界のトップ選手ですから、ショートゲームが大切なのは当然。実際、相当な信頼がないと、全部下まで入れないと思います」
豊富なラインナップで、選び放題
スネデカーやクーチャーなどハードヒッターも豊富に選べる『i』シリーズの80g台が女子プロたちに特に人気で、リディア・コが使う『fc』シリーズはこれの番手別設計モデルとなる。また、『i』よりやさしい『j』シリーズは中・軽量モデル。最もやさしく高弾道の『h』シリーズには中・軽量の『h-tour』と軽量の『h-plus』を用意している。
■スチールファイバー iシリーズ
■スチールファイバー iシリーズ
PGA、LPGAの選手からのフィードバックを元に安定性と飛距離のバランスが取れた設計。70g〜125gと各人のテンポ、スピードに合わせた選択が可能で、世界ランク2位のネリー・コルダ、世界ランク6位のミンジー・リー、世界ランク26位のハナ・グリーン、原英莉花(4U、5I)松森彩夏も全番手に80g台を採用
■スチールファイバー jシリーズ
■スチールファイバー jシリーズ
クラブスピードを最大化して飛距離性能を向上。スチールファイバー層による安定性も併せ持つツアーフィードバックシャフトで、公認特約店のみで購入が可能。世界ランク23位のアリヤ・ジュタヌガーンが『j108 X』を使用している。トゥルーテンパー公認特約店のみで購入が可能。
■スチールファイバー hシリーズ
■スチールファイバー hシリーズ
アリヤが使う人気の『jシリーズ』より先端のパラレル長を長く設定。より多くのゴルファーに合わせやすい、やさしさ追求の高弾道モデル。コ・ジンヨンが直近8試合で4勝し、世界ランク1位を奪還。5I〜PWに『h-tour90 R』を愛用中。トゥルーテンパー公認特約店のみで購入が可能。