ダンロップが、2021年12月11日に発売した『XXIO X-eks アイアン』を試打しました。『XXIO』と『スリクソン』の間に位置するアイアンです。

『XXIO X-eks アイアン』のコピーは“フェースのたわみが生み出す飛距離性能とさまざまなライからグリーンを狙える優れたスピン性能を両立。”です。

注目すべきテクノロジーは、フェースの素材です。「DHA 1」という特殊鋼を採用して、2.1ミリの「薄肉フェース」になっています。たわみの原動力です。

そして、縦方向に密度の高いレーザーミーリングをフェース全体にすることで、排水性を向上させました。濡れたライからでも、スピン性能が落ちない効果を狙っています。また、「番手別フェースライン設計」を採用して、ショートアイアンはコントロール重視として、番手が大きくなるほど溝が深く、間隔が狭くなっています。

ソールは「Vソール」です。色々なタイプのゴルファーのスイングに対応して、抜けを良くします。ソール内部のトウ側に高比重のタングステンニッケルウエイトを搭載しています。（#5〜#7）方向性の向上を狙っています。

最後のテクノロジーは、「番手別最適重心設計」です。番手別に、フェースの肉厚などをフローさせています。ロングアイアンは低重心化して、実打点を高反発させ、ショートアイアンは高重心にして、上下の感性モーメントを大きくして、コントロールを重視しています。

『XXIO X-eks アイアン』は、競技ゴルファーでも、パワーヒッターでも、XXIOのやさしさでスコアに貢献できるクラブとして開発されたことが、テクノロジーを見てもわかります。実際にクラブを見てみると、XXIOらしさが随所にあり、安心するゴルファーもいると思います。

試打した日は、快晴で、気温は3度〜19度。微風でした。
使用したボールは『TOUR BX』です。（アップショット時を除く）

『XXIO X-eks アイアン』は、どんなゴルファーに合っているのか？　検証するつもりで試打してみました。