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『WAVE HAZARD SL BOA シューズ』の外観は、シンプルです。ただ、実際に履いたときに、パンツの裾に見え隠れする踵やサイドにランバードマークなどが見えるようにデザインされています。若いゴルファーのシューズの見せ方のこだわりに応えたものだと思われます。

BOAシステムのワイヤーは、解放してから引き出すとかなり長めです。これは、シューズの開口部を大きく広げることで履いたり脱いだりすることを楽にする工夫です。この工夫にプラスして、甲の上部に、ミズノ独特の紐靴のように切れ込みの内側を引っ張ることが出来る機能があるので、本当に脱着は楽です。脱着については100点満点に、さらに25点ぐらい加点して良いと思いました。

『WAVE HAZARD SL BOA シューズ』の履き心地は、やや硬めですが、すこぶる良いです。僕は4Eのシューズを愛用していますが、新しいジューズは3Eのみです。少し心配しました。甲がキツいと感じたのは数ホールで、アッパーが自分の足の形に馴染んでくれたようで、全く気になりませんでした。

芝生の上を歩行する際も、道路の歩行、スイング中、カートの運転も、快適でした。僕は、足がシューズの中で動くのが不快に感じるゴルファーの一人なので、そういう不快な感覚はゼロでした。

『WAVE HAZARD SL BOA シューズ』は、スイング中の踏ん張りが効きます。よって、ボールが少しですが飛びますし、方向性も良くなるシューズに仕上がっています。

歩行時にも、クッション性が高く、かつ、足を前に運ぶ動きをサポートしてくれます。この部分は、今までのミズノのゴルフシューズも優れていましたが、ワンランク上だと感じました。

一番驚いたのは、斜面などを歩くときのグリップ力の高さです。これは、鈍感なゴルファーでもわかるぐらい明確に良くなりました。

ミズノのゴルフシューズの防水性能は世界一という評価です。強いて、水につけた後に、歩いてみたりしましたが、完璧で、縫い目から染み入ったりも一切ありませんでした。高い防水性能故に、ミズノのシューズをセカンドシューズとして、雨天用と割り切って使用しているゴルファーがいますが、『WAVE HAZARD SL BOA シューズ』は、そういう使用にもマッチしていると思われます。