『WAVE HAZARD SL BOA シューズ』は、新しいブランドで、若干の心配がありましたが、完璧でした。ゴルフの翌日の疲労感も、最小限です。

僕は普段からエースシューズはミズノ製なので、逆に、かなりのこだわりのような細かいチェックポイントもありましたが、それらも見事にクリアしました。

ソールの突起がハッキリしたせいで、グリーンに跡が付くのでは、という心配も、杞憂に終わりました。足跡は、最小限で、グリーンを傷つけたりすることはありませんでした。それよりも、足の裏の感覚が鋭くなりました。足の裏から傾斜を感じられないシューズは、不合格だと個人的に考えています。『WAVE HAZARD SL BOA シューズ』は、裸足は大袈裟で過剰な嘘になりますが、かなり敏感にグリーンの状況を足の裏に伝えます。

ボールの飛距離と方向性まで、良い影響を及ぼすスパイクレスシューズが欲しいゴルファーには、『WAVE HAZARD SL BOA シューズ』はオススメです。また、総合力が高いシューズが欲しいゴルファーにも『WAVE HAZARD SL BOA シューズ』をオススメします。

このシューズが、3タイプの新しいシューズの中で、最も安いとは、なんて幸せなことなのだと、試打ラウンドが終了した後に、何度もネットなどで間違えていないかを確認してしまいました。

僕は、膝が悪く、シューズが合わないと死ぬ思いをすることになります。『WAVE HAZARD SL BOA シューズ』は、新しいエースシューズに昇格することになると思います。何も我慢しないで履くことが出来たからです。

シューズの好みは、十人十色です。僕はシューズの中で足が動くと、気になって思い切り振れないので、シューズ内で足が緩まないことを絶対条件にしてシューズを選んでいますが、締め付けられるのが嫌で、ユルユルな履き心地じゃないとダメだという正反対の人もいます。

しかし、斜面でしっかりと滑らないでグリップしてくれたり、どこを歩いても違和感がない歩行性能などは、好みとは無関係に、優れているほうは優位です。『WAVE HAZARD SL BOA シューズ』は、そういう基本性能で、欠点がないシューズです。

日本人の足は、国内メーカーに任せろ、という気合いを感じました。『WAVE HAZARD SL BOA シューズ』は、履くことでスコアアップする可能性を感じさせる一足です。

『WAVE HAZARD SL BOA シューズ』

アッパー素材：人工皮革・合成繊維
ソール素材　：合成底
サイズ　　　：24.5cm〜27.0cm、28.0cm、29.0cm
ワイズ　　　：3E
重さ　　　　：約330グラム（25.0cm片方）
カラー　　　：ホワイト／ハザードブルー（他にブラック×ハザードブルーもあり）

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学１年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員