【2022年モデル】高評価だった前作からさらに進化! 「乗り感」を高めたNEW『TOUR B X/XS』ボール 試打レポート
近年、タイガー・ウッズやブライソン・デシャンボーの活躍もあり、競技ゴルファーを中心に評価を高めているブリヂストンのツアーボール。評価が高かった前作から「乗り感」が増し、大きく進化したというNEW『TOUR B X/XS』ボールを実際に試してみた。 <br><br>text by Kazuhiro Koyama
配信日時:2022年2月17日 10時00分
風の影響を受けにくく、強烈なバックスピンがかかる
新しくなった『TOUR B X』とよりソフトな『TOUR B XS』。この2機種を携えて、海風のそよぐゴルフ場で実際にプレーしてみた。海からの風には湿気があり、ボールはより影響を受けやすい傾向がある。
まずは飛距離性能のチェック。印象的だったのは、やはり風への強さだ。『X』の使用時、軽いフォローの風で、262ヤード飛んだ後、折返しのホールではアゲンストの風のなか、240ヤードを超えるショットになった。ランが出なかったので、転がればもう少し前にいっていただろう。
多くのゴルフ場では、このようにフォローのホールの後は、アゲンストのホールがくるように、さらにいえば様々な風向きからティショットを打つように設計を工夫している。仮にフォロー時に飛んだとしても、アゲンストの風に弱ければ、アドバンテージがあるとはいえない。『X』と『XS』双方とも、アゲンストでも球に安定感があり、「曲がりにくさ」や「吹け上がりにくさ」を感じる。風向きに関わらず、重い潮風のなかをもうひと伸びしてくれるような球質になりやすい。
まずは飛距離性能のチェック。印象的だったのは、やはり風への強さだ。『X』の使用時、軽いフォローの風で、262ヤード飛んだ後、折返しのホールではアゲンストの風のなか、240ヤードを超えるショットになった。ランが出なかったので、転がればもう少し前にいっていただろう。
多くのゴルフ場では、このようにフォローのホールの後は、アゲンストのホールがくるように、さらにいえば様々な風向きからティショットを打つように設計を工夫している。仮にフォロー時に飛んだとしても、アゲンストの風に弱ければ、アドバンテージがあるとはいえない。『X』と『XS』双方とも、アゲンストでも球に安定感があり、「曲がりにくさ」や「吹け上がりにくさ」を感じる。風向きに関わらず、重い潮風のなかをもうひと伸びしてくれるような球質になりやすい。
風への強さはアイアンでも変わらない。
『X』を使用した135ヤード、右からややアゲンストの風というパー3で。ほぼ風の影響を計算にいれることなく、ピンの手前についた。ドロー系の球筋は、右からの風に流されてしまいがちだが、落下が始まってからの曲がりが少ないように思う。影響はあるのだが、少し曲がらずに粘ってくれる、そんな感じがある。
『X』を使用した135ヤード、右からややアゲンストの風というパー3で。ほぼ風の影響を計算にいれることなく、ピンの手前についた。ドロー系の球筋は、右からの風に流されてしまいがちだが、落下が始まってからの曲がりが少ないように思う。影響はあるのだが、少し曲がらずに粘ってくれる、そんな感じがある。
『XS』を使用した125ヤードのパー3では、ややフォローの風。1ピン手前くらいに落下したが、上り傾斜に着弾して強いバックスピンで10ヤード近く戻ってしまった。このショットは、当たったときの喰いつき感も素晴らしく、快感を感じる手応えだった。通常はフォローだとスピンがほどけやすいが、『XS』は驚くほどのバックスピンがかかり、結果としてはミスに近いのだが、とても満足感のある気持ちの良いショットだった。
今回のNEW『TOUR B X/XS』ボールは、インパクトの感触が本当に心地良い。PWを選択してのショットで、新しい『X』を打ったところ、ズンッという重くて分厚い打感とともに軽くターフがとれた。軟らかさと喰いつき感があり、『XS』ではなく、『X』でこの感触が味わえることに驚いた。もちろん『XS』はさらに軟らかく、潰れ感のある打感を感じることができる。
今回のNEW『TOUR B X/XS』ボールは、インパクトの感触が本当に心地良い。PWを選択してのショットで、新しい『X』を打ったところ、ズンッという重くて分厚い打感とともに軽くターフがとれた。軟らかさと喰いつき感があり、『XS』ではなく、『X』でこの感触が味わえることに驚いた。もちろん『XS』はさらに軟らかく、潰れ感のある打感を感じることができる。