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シン貧打爆裂レポート『ST-X 220 ドライバー』

シン貧打爆裂レポート『ST-X 220 ドライバー』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2022年3月9日 17時00分

ロマン派ゴルフ作家語る

『ST-X 220 ドライバー』は、パワーがあって、高弾道なボールが好きなゴルファーにオススメです。ヘッドスピードが速い(45m/s)の同伴者に打ってもらって、それを確信しました。吹き上がらずに、コントロールしやすいドライバーとして、安定したボールを打てるイメージが湧きました。

アドレスビューでは、クラウンの膨らみが平らな感じで、ちょっと違和感がありました。ライ角がフラットに感じたからです。この辺りの感覚は、好き嫌いの範疇ですが、不思議な感じがしました。

『ST-X 220 ドライバー』は、かなり敏感なほうに分類されるドライバーです。ストレートに飛ぼうとする機能を感じますが、それはストレートに打てる技術に反応する範囲で、曲げようとすれば、ガンガン曲がるのです。ボールを曲げて打ちたいというゴルファーにオススメします。

スライスを防ぐために使用するよりも、フェードを狙って打つぐらいの気持ちで選択してこそ、『ST-X 220 ドライバー』は活かされるように感じました。

そして、転がりを計算せずに、キャリーで狙っていくドライバーだと強く印象に残りました。

『ST-X 220 ドライバー』は、クラブのテクノロジーを最優先して制作されたドライバーです。ミズノ独自の新機能は、残念ながらありませんが、その分、実績があるテクノロジーを極限までチューニングしてきたのだと思われます。

そういう中で、ミズノらしさというか、トレンドに媚びない姿勢は明確でした。『ST-X 220 ドライバー』は、ドライバーとしては繊細ですが、同時に、無骨です。頑固に基本に忠実なのです。

総合力は高いのですが、突出して飛び抜けたキラーポイントには欠けるというのが、『ST-X 220 ドライバー』です。

トレンドに乗って作られたドライバーが合わないと感じているゴルファーに、『ST-X 220 ドライバー』を打って欲しいです。薄い刃で切るというよりも、こん棒で殴るような攻撃が出来るドライバーは、打ち手を選びます。選ばれるかどうか? 挑戦してみる価値はあります。

試打アイテムスペック

『ST-X 220 ドライバー』

ヘッド素材 :α-β系チタン(Ti811)
      :クラウン・ソール部 カーボン
フェース素材:β系チタン合金(2041Ti)
ヘッド体積 :460cc
ロフト   :10.5度(2度プラスマイナス)
ライ角   :59度
シャフト  :TOUR AD GM D(S)
長さ    :45.5インチ

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
連載

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』

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