2022新作を全て試した、鹿又芳典&鶴原弘高。「ローグSTがボールスピードNo.1」
女子ツアーもついに開幕、いよいよ球春到来! そして各社の2022年モデルが出揃う中「どれにしよう?」と迷う人も多いはず。全てを試した鹿又芳典&鶴原弘高がボールスピードで高評価するのが、キャロウェイ『ローグST』シリーズだ!
配信日時:2022年3月14日 07時30分
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鹿又「+2m/s」、鶴原「5球打てば平均値の違いが分かる」
なぜキャロウェイ『ローグST』シリーズは他社よりボールスピードが出るのか? 鹿又も鶴原も「マグレ当たりでの最速データでなく、平均スピードが上がるのが『ローグST』の魅力」と、まずは寛容性アップを指摘する。
そう、昨年のメイン機種『EPIC SPEED』は浅重心だったが、今作『ローグST』シリーズは全4機種に「タングステン・スピードカートリッジ」という金色の後方ウェイトが入り、ミスに強い深重心になっていた。この違いが大きいのだとか。
「最近のドライバーは各社いい当たりなら初速は出ますが、『ローグST』はタングステンが入ってMOIが上がったからか、フェースの真ん中を外しても最高初速が出続けて平均初速の上がり方が凄い。5球打てば嫌でも自分のドライバーとの違いに気づきますよ」(鶴原)
そう、昨年のメイン機種『EPIC SPEED』は浅重心だったが、今作『ローグST』シリーズは全4機種に「タングステン・スピードカートリッジ」という金色の後方ウェイトが入り、ミスに強い深重心になっていた。この違いが大きいのだとか。
「最近のドライバーは各社いい当たりなら初速は出ますが、『ローグST』はタングステンが入ってMOIが上がったからか、フェースの真ん中を外しても最高初速が出続けて平均初速の上がり方が凄い。5球打てば嫌でも自分のドライバーとの違いに気づきますよ」(鶴原)
「今までのドライバーは初速と寛容性が中々両立しなかったけど、『ローグST』は特にメイン機種『MAX』の完成度が凄い。他社より最速が2m/sくらい出るのに、適当な打ち方でもほぼ弾道が揃って同じ球が出続けます。自分のお店で販売もしないのに、今年のエースは性能で『MAX』に決まりましたね…」(鹿又)
タングステンの重さはモデルで異なり、今作はAIが「スピン・初速・打出し角」の飛びの三要素を計算、4機種の対象者に最適な設計に。2人は「今までのキャロウェイは【2本の柱の内側で打たないと初速が出ない】と噂されていましたが『ローグST』でこの噂は完全に終わりますね」と、予想する。
タングステンの重さはモデルで異なり、今作はAIが「スピン・初速・打出し角」の飛びの三要素を計算、4機種の対象者に最適な設計に。2人は「今までのキャロウェイは【2本の柱の内側で打たないと初速が出ない】と噂されていましたが『ローグST』でこの噂は完全に終わりますね」と、予想する。
「基本『MAX』。ちょいつかまり初速&低スピンで飛ばせる」
『ローグST』シリーズには対象者の異なる4機種のドライバーが用意されている。他社モデルでは、2機種ないし3機種の展開が多い中、「合わない人がいない」このラインナップからどれを選ぶべきか? 2人に聞くと「まず『MAX』を打って!」と声を揃える。
HS41m/s前後の鹿又は「ボクは『MAX』一択で、そこに迷いもなく、どんなゴルファーもこの最高機種から打ち始めるべき」と話す。鹿又より速いHS47m/s前後の鶴原も「同感。まず『MAX』を打って不足があれば他の機種を選べばよく、実は4機種あっても選び方は超シンプルですよ」。2人はなぜ、ここまで『MAX』を推すのか?
「とにかくボールスピードの速さとミスの強さ、低スピンと、飛距離を伸ばす上で必要な要素が全て詰まっているのが『MAX』です。名前や見た目の近い『MAX D』の存在で迷いがちですが、基本的にかなり多くの人が『MAX』を試せば全て解決するはずです」(鹿又)
HS41m/s前後の鹿又は「ボクは『MAX』一択で、そこに迷いもなく、どんなゴルファーもこの最高機種から打ち始めるべき」と話す。鹿又より速いHS47m/s前後の鶴原も「同感。まず『MAX』を打って不足があれば他の機種を選べばよく、実は4機種あっても選び方は超シンプルですよ」。2人はなぜ、ここまで『MAX』を推すのか?
「とにかくボールスピードの速さとミスの強さ、低スピンと、飛距離を伸ばす上で必要な要素が全て詰まっているのが『MAX』です。名前や見た目の近い『MAX D』の存在で迷いがちですが、基本的にかなり多くの人が『MAX』を試せば全て解決するはずです」(鹿又)
「他社と違って、キャロウェイの場合は基本の『MAX』でも“ちょい”つかまるのがポイント。『MAX』のミスの強さとつかまり、そして低スピン性能で、ほぼ全て人のドライバーの悩みが消える、というのが2022年モデルの結論かな。ボクの場合は、『MAX』と『MAX LS』の2本持ちですね」(鶴原)
名前も見た目も似ているが【基本、まずはMAX】で殆どの人が【飛んで曲がらない状態を作れる】というのが2人の結論だ。その他のモデルについては、「MAXとどう違うか?」という軸で選ぶといい。
名前も見た目も似ているが【基本、まずはMAX】で殆どの人が【飛んで曲がらない状態を作れる】というのが2人の結論だ。その他のモデルについては、「MAXとどう違うか?」という軸で選ぶといい。
【FW】も狙いは『MAX』。「浅・低重心で上がるし1W級の初速」
ドライバーではヘッド後方部に入ったタングステンウェイト。これは深重心化とMOIアップに寄与した模様だが、FWではタングステン位置が全4機種の前方に……。えっ、まさか浅重心になった!?と不安が過るが、打ってみると真逆の結果が待っていた。
鹿又は「一見すると浅重心ですが、これが違って球の上がりやすい低重心化に繋がってます」と言い、鶴原も「難しい3Wでも信じられないくらい上がるのが『ローグST』です」と太鼓判。実際に打った球が証明だが、特に鶴原は驚くほど高い球を放ち、特に『MAX』の初速と低スピンが際立つ結果に。
「チタン製のFWでもないのに、ドライバーと遜色ないボールスピードが出るとかズル過ぎますよね(笑)。ウェイトの位置はけっこう前寄りに見えますが、コレが低重心化に効いて『MAX』は低スピンでぶっ飛ばせます。ドライバーと同じ選び方で大丈夫だと思いますよ」(鹿又)
鹿又は「一見すると浅重心ですが、これが違って球の上がりやすい低重心化に繋がってます」と言い、鶴原も「難しい3Wでも信じられないくらい上がるのが『ローグST』です」と太鼓判。実際に打った球が証明だが、特に鶴原は驚くほど高い球を放ち、特に『MAX』の初速と低スピンが際立つ結果に。
「チタン製のFWでもないのに、ドライバーと遜色ないボールスピードが出るとかズル過ぎますよね(笑)。ウェイトの位置はけっこう前寄りに見えますが、コレが低重心化に効いて『MAX』は低スピンでぶっ飛ばせます。ドライバーと同じ選び方で大丈夫だと思いますよ」(鹿又)
「そう、ドライバーとFWは全く同じ図式で『MAX』がバランス型で低スピンですよね。『MAX D』はそれよりスピンが入ってつかまるのは、ドライバーも同じ図式でしたから。浅重心がどうのこうのではなく、打った弾道で分かると思いますが、『MAX D』も『MAX FAST』もおかしいくらい最高到達点が高いです…」(鶴原)
2人はやはり人知を超えた【AI設計が性能に効いた】と見る。「今回のFWはジェイルブレイクの形も変わりましたが、やはりAIが飛びの三要素を含めた計算をしたことで、モデル毎に最適なスピン量・打ち出しが求められるのが凄い」と鹿又。鶴原も「基本『MAX』で間違いなく飛距離が伸びるはず」と話していた。
2人はやはり人知を超えた【AI設計が性能に効いた】と見る。「今回のFWはジェイルブレイクの形も変わりましたが、やはりAIが飛びの三要素を含めた計算をしたことで、モデル毎に最適なスピン量・打ち出しが求められるのが凄い」と鹿又。鶴原も「基本『MAX』で間違いなく飛距離が伸びるはず」と話していた。
【UT】は止まりやすく、【アイアン】もスコアのために進化
地面から打つUTやアイアンに関しても「AIが飛びの三要素を含めた計算をしたことで、モデル毎に最適なスピン量・打ち出しが出せる」と2人。まずはUTだが、こちらも4機種用意され、キャロウェイ独特のトウ側の高いアイアンライクな形状が『MAX』と『MAX OS』で、加えてウッドライクな形状に『MAX FAST』と『PRO』がラインナップされた。2人は形状だけでなく、その弾道に驚く。
鶴原は「上級者好みの『PRO』でさえ、4Uでも打ち出しが高くホップするミドルアイアンのような球質でビタッと止められた」と話し、鹿又も「顔の好みは2タイプありますが、どの機種も打ち出し角とスピン量が多く、ロングアイアンの代わりに止める目的に合致し、しかもタテ距離が揃うのが凄すぎますよね」。
鶴原は「上級者好みの『PRO』でさえ、4Uでも打ち出しが高くホップするミドルアイアンのような球質でビタッと止められた」と話し、鹿又も「顔の好みは2タイプありますが、どの機種も打ち出し角とスピン量が多く、ロングアイアンの代わりに止める目的に合致し、しかもタテ距離が揃うのが凄すぎますよね」。
より「狙ったキャリーを安定して出せて、グリーンに止められる。スコアを出すための武器になった」と2人とも驚いていた。この点は、アイアンにも繋がっている。UTと同様のモデル名で4機種をラインナップされ、我々アマチュアが望む「スコアのための性能」をAIが最適な答えを出していた。
「キャロウェイのアイアンって、丸みのあるソール形状が秀逸で、芝を通り抜けるスピードが落ちず、手前から入っても滑るから距離が落ちづらいんです。加えて今回は形がアイアンらしくカッコよくなって、出る弾道はウッドのように高打ち出しで必要スピンが入る。地面へのランディング角も大きく・より止めやすい球質になっています」(鹿又)
鶴原も「カッコいいだけでなく、スコアのための本質が追求されてますよね。シリーズ全体が弾道操作というよりは、再現性重視の性能」とAIが出した答えに納得していた。スピン・打ち出し・ボール初速をAIが最適化した新設計。自分でこれらを操作できない人は、『ローグST』に頼るのが手っ取り早い。
「キャロウェイのアイアンって、丸みのあるソール形状が秀逸で、芝を通り抜けるスピードが落ちず、手前から入っても滑るから距離が落ちづらいんです。加えて今回は形がアイアンらしくカッコよくなって、出る弾道はウッドのように高打ち出しで必要スピンが入る。地面へのランディング角も大きく・より止めやすい球質になっています」(鹿又)
鶴原も「カッコいいだけでなく、スコアのための本質が追求されてますよね。シリーズ全体が弾道操作というよりは、再現性重視の性能」とAIが出した答えに納得していた。スピン・打ち出し・ボール初速をAIが最適化した新設計。自分でこれらを操作できない人は、『ローグST』に頼るのが手っ取り早い。