シン貧打爆裂レポート『ROGUE ST MAX D ドライバー』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2022年3月24日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『ROGUE ST MAX D ドライバー』の強い印象は、振りやすいことでした。
ドローバイアスの効果は、ボールを右に曲げにくいという部分と右にすっぽ抜けづらい部分とがありますが、『ROGUE ST MAX D ドライバー』は、すっぽ抜けづらいほうが強いです。とらえる挙動を利用して、パワーフェードを打つことも可能です。個人的には、スライスに悩んでいるゴルファーよりも、パワーフェードを打ちたいゴルファーにオススメだと思います。
「D」タイプのクラブは、アメリカ市場用で、日本国内では扱われないことが当たり前だった歴史が長く続きました。日本の市場の場合、最上級グレード信仰が根強くあって、グレードに分かれていると誰でも彼でも「とりあえず一番良いヤツ」を選んでしまうのです。「D」タイプは、多くの場合で、最下位グレードだと思われて、敬遠され、結局、売れない、というパターンになってしまうというわけです。
近年、「D」タイプが日本市場で発売されるようになったのは、見栄を張らずに、本音で使用するアイテムを選ぶゴルファーが増えてきたからということに加えて、「D」タイプのクラブの性能が上がってきて、無視するわけにはいかない、という事情があるようです。
『ROGUE ST MAX D ドライバー』も、ドライバーとしての完成度は、かなりの高レベルです。「D」のドローバイアスにこだわらずに、一般のアマチュアゴルファーであれば、使いやすくて飛ぶドライバーとして考えるべきで、名前がマイナスにならないか不安です。
ちなみに、個人的には『ROGUE ST』シリーズのドライバーで、最も飛んだのは『ROGUE ST MAX D ドライバー』でした。個人差があると思いますので、それが絶対だと書く気がありませんが、先入観を捨てて、四種類の全てを打ってみるべきです。コレが一番飛ぶ、という一本がわかるだけでも面白いです。
一点だけ気になるのが、出球が少し左に出やすいことです。アウトサイドイン軌道で、しっかりと打てるゴルファーの場合、左に出た球が更にドローするという危険なボールになる可能性があります。
出球をコントロールする自信があるゴルファーに『ROGUE ST MAX D ドライバー』はオススメします。
『ROGUE ST MAX D ドライバー』は、キャロウェイファンにとって、外観は見慣れた味付けになっています。つまり、キャロウェイのドライバーから乗り換えやすいのです。ドライバーは、構えたときの雰囲気が大事で、それはときとして、クラブが持つポテンシャルを何倍にもします。逆に、そういうビジュアルが合わないと、どんなに素晴らしいクラブも機能を引き出せずに、無駄になってしまうこともあるのです。
『ROGUE ST MAX D ドライバー』は、奇をてらったドライバーではなく、正統派な分、少しインパクトに欠けるという印象を持たれるかもしれません。しかし、キャロウェイが積み上げてきたテクノロジーを集結させた素晴らしいクラブになっています。合うかもしれないと思った人は、打ってみることをオススメします。
ドローバイアスの効果は、ボールを右に曲げにくいという部分と右にすっぽ抜けづらい部分とがありますが、『ROGUE ST MAX D ドライバー』は、すっぽ抜けづらいほうが強いです。とらえる挙動を利用して、パワーフェードを打つことも可能です。個人的には、スライスに悩んでいるゴルファーよりも、パワーフェードを打ちたいゴルファーにオススメだと思います。
「D」タイプのクラブは、アメリカ市場用で、日本国内では扱われないことが当たり前だった歴史が長く続きました。日本の市場の場合、最上級グレード信仰が根強くあって、グレードに分かれていると誰でも彼でも「とりあえず一番良いヤツ」を選んでしまうのです。「D」タイプは、多くの場合で、最下位グレードだと思われて、敬遠され、結局、売れない、というパターンになってしまうというわけです。
近年、「D」タイプが日本市場で発売されるようになったのは、見栄を張らずに、本音で使用するアイテムを選ぶゴルファーが増えてきたからということに加えて、「D」タイプのクラブの性能が上がってきて、無視するわけにはいかない、という事情があるようです。
『ROGUE ST MAX D ドライバー』も、ドライバーとしての完成度は、かなりの高レベルです。「D」のドローバイアスにこだわらずに、一般のアマチュアゴルファーであれば、使いやすくて飛ぶドライバーとして考えるべきで、名前がマイナスにならないか不安です。
ちなみに、個人的には『ROGUE ST』シリーズのドライバーで、最も飛んだのは『ROGUE ST MAX D ドライバー』でした。個人差があると思いますので、それが絶対だと書く気がありませんが、先入観を捨てて、四種類の全てを打ってみるべきです。コレが一番飛ぶ、という一本がわかるだけでも面白いです。
一点だけ気になるのが、出球が少し左に出やすいことです。アウトサイドイン軌道で、しっかりと打てるゴルファーの場合、左に出た球が更にドローするという危険なボールになる可能性があります。
出球をコントロールする自信があるゴルファーに『ROGUE ST MAX D ドライバー』はオススメします。
『ROGUE ST MAX D ドライバー』は、キャロウェイファンにとって、外観は見慣れた味付けになっています。つまり、キャロウェイのドライバーから乗り換えやすいのです。ドライバーは、構えたときの雰囲気が大事で、それはときとして、クラブが持つポテンシャルを何倍にもします。逆に、そういうビジュアルが合わないと、どんなに素晴らしいクラブも機能を引き出せずに、無駄になってしまうこともあるのです。
『ROGUE ST MAX D ドライバー』は、奇をてらったドライバーではなく、正統派な分、少しインパクトに欠けるという印象を持たれるかもしれません。しかし、キャロウェイが積み上げてきたテクノロジーを集結させた素晴らしいクラブになっています。合うかもしれないと思った人は、打ってみることをオススメします。
試打クラブスペック
『ROGUE ST MAX D ドライバー』
ヘッド素材 :ボディー・8-1-1 チタン
:クラウン・カーボン
フェース素材:FS2S チタン
ヘッド体積 :460cc
ロフト :10.5度(9.0度、12.0度もあり)
ライ角 :60度
シャフト :VENTUS for Callaway(S)
長さ :45.5インチ
ヘッド素材 :ボディー・8-1-1 チタン
:クラウン・カーボン
フェース素材:FS2S チタン
ヘッド体積 :460cc
ロフト :10.5度(9.0度、12.0度もあり)
ライ角 :60度
シャフト :VENTUS for Callaway(S)
長さ :45.5インチ
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
連載
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』