『ハーツェル』さん、侮っていてスミマセン! 濡れてもヘッドスピードが上がる驚異のグリップ力
『ハーツェル』さん、侮っていてスミマセン! 濡れてもヘッドスピードが上がる驚異のグリップ力
配信日時:2022年3月24日 01時00分
還暦を迎えるころになると、体力の衰えだけでなく、腰痛、肩こりなど、体の悩みも増えてくる。筆者も慢性的な腰痛に加え、半年前からなんと五十肩を両肩に発生……。当然、ヘッドスピードも1年前の42m/sから36〜37m/sへと大幅ダウン。飛距離も200ヤードくらいに落ちてしまった。
このままではゴルフが楽しくなくなってしまうと、真剣に悩んでいるところに後輩が、スイスのスポーツ用グローブ専門ブランド『ハーツェル』のゴルフ用グローブを教えてくれた。「ヘッドスピードが上がって飛ぶらしいですよ!」という言葉に誘われ、まずはホームページをチェック。
『ハーツェル』の公式ホームページはこちら↓
https://www.glen.co.jp/golf_brand/hirzl/
すると、ゴルフ用グローブの画面としては違和感アリアリの、ウナギをつかんでいる画像が! グリップ力が高いという証しなのだろうが、正直、「滑らない」と「飛ぶ」は関係しないでしょ、と思っているゴルフ歴40年のこの私。まあ、後輩の顔を立てて試そうということになり、メーカーさんから借りることにした(買わなくてゴメンナサイ!)。
このままではゴルフが楽しくなくなってしまうと、真剣に悩んでいるところに後輩が、スイスのスポーツ用グローブ専門ブランド『ハーツェル』のゴルフ用グローブを教えてくれた。「ヘッドスピードが上がって飛ぶらしいですよ!」という言葉に誘われ、まずはホームページをチェック。
『ハーツェル』の公式ホームページはこちら↓
https://www.glen.co.jp/golf_brand/hirzl/
すると、ゴルフ用グローブの画面としては違和感アリアリの、ウナギをつかんでいる画像が! グリップ力が高いという証しなのだろうが、正直、「滑らない」と「飛ぶ」は関係しないでしょ、と思っているゴルフ歴40年のこの私。まあ、後輩の顔を立てて試そうということになり、メーカーさんから借りることにした(買わなくてゴメンナサイ!)。
グリップ力の凄さは誰でも分かり、誰でも飛ばせそう
『ハーツェル』には3つのグローブがあるが、手のひら側にカンガルー革(甲側は羊革)を使った『トラスト・コントロール』と、羊革の『ソフィット・ピュア』とを試してみた。
ちなみに一緒に送ってもらった資料によると、カンガルー革は政府のプログラムによって捕獲された個体の革を利用し、製造時にも太陽光発電を利用、水はリサイクルと、とにかくSDGsに配慮しているらしい。このあたり、さすがスイスは進んでいる!
まずは『トラスト・コントロール』から。左手にはめてみると、ちょっと革が厚いことに気が付いた。でも、ゴワゴワ感ではなく、手に吸い付く感じで実に心地いい。で、クラブを持ってみてビックリ。グリップの滑りやすさ「ゼロ」。ヘッド側から引っ張ってもらってもグリップが手から抜ける不安感がない。というか、グリップエンドが何かに引っかかっているかのようだ。
ちなみに一緒に送ってもらった資料によると、カンガルー革は政府のプログラムによって捕獲された個体の革を利用し、製造時にも太陽光発電を利用、水はリサイクルと、とにかくSDGsに配慮しているらしい。このあたり、さすがスイスは進んでいる!
まずは『トラスト・コントロール』から。左手にはめてみると、ちょっと革が厚いことに気が付いた。でも、ゴワゴワ感ではなく、手に吸い付く感じで実に心地いい。で、クラブを持ってみてビックリ。グリップの滑りやすさ「ゼロ」。ヘッド側から引っ張ってもらってもグリップが手から抜ける不安感がない。というか、グリップエンドが何かに引っかかっているかのようだ。
「これならウナギがつかめそう」と心の中で納得しつつ、いざ試打開始。五十肩でマン振りなんてできないのに、いきなりヘッドスピード38.4m/sを記録した。滑らない安心感が、自然とクラブを振りやすくしているのだろう。そこで今度は「少し濡れていた方がグリップ力は上がるんです」というメーカーさんの言葉を検証するために、手のひらにスプレーで水を吹きかけてみた。ちょうど真夏に汗をかいた時のような感じだ。すると、ヘッドスピードは39.1m/sとさらにアップ。常識からして「グリップって濡れたら滑るんじゃないの?」と思っていたが、実際のグリップ感は表面に粘着性の被膜が張っているかのように滑らない。ここに至り、「グリップで飛距離なんて変わらない」という私の思い込みは、完全に払しょくされていた。
ビショビショなのにヘッドスピードが伸びた!
さらに、溜めてある水の中にグローブをつけ、ビショビショに濡らしてみてのチャレンジも行った。水が滴らない程度までは絞って手にはめたが、ここまで濡らすとグローブの内側が滑りそうなものだが、そんなこともなくヘッドスピードは39.6m/sへ。ここまでくると、キツネにつままれたかのようで、出てくる言葉は「うそー!」ばかりだった。
実験はさらに続く。『ハーツェル』のグローブには右手用も用意されている。そこで両手グローブでも試してみた。結果はドライの状態で38.4m/s、スプレーで水を吹きかけると39.4m/sまでヘッドスピードが上昇した。しかも方向性もバッチリ! この、ちょい濡れの両手グローブをはめていると本当に何でもしっかりつかめそう。逆に右手がグリップしやすいので、右手に力が入り過ぎるのには要注意だ。数字が示すように、力を入れなくても十二分に効果は出ますからね。
実験はさらに続く。『ハーツェル』のグローブには右手用も用意されている。そこで両手グローブでも試してみた。結果はドライの状態で38.4m/s、スプレーで水を吹きかけると39.4m/sまでヘッドスピードが上昇した。しかも方向性もバッチリ! この、ちょい濡れの両手グローブをはめていると本当に何でもしっかりつかめそう。逆に右手がグリップしやすいので、右手に力が入り過ぎるのには要注意だ。数字が示すように、力を入れなくても十二分に効果は出ますからね。