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    シン貧打爆裂レポート『ST-X 220 チタンフェアウェイウッド』

    貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

    配信日時:2022年4月6日 08時00分

    • ギア

    ロマン派ゴルフ作家語る

    『ST-X 220 チタンフェアウェイウッド』は、一見すると、やさしいのですが、かなりのじゃじゃ馬です。しかし、このじゃじゃ馬は、しっかりと乗り熟せれば、名馬に化ける可能性が高いのです。

    パワーがあって、低スピンのボールが出るスプーンが欲しいゴルファーに『ST-X 220 チタンフェアウェイウッド』は、オススメです。

    簡単ではないポイントは、重心位置がネックに近く、かなりヒール寄りで打つ感じにしないと良い球が出にくい点です。地面から打つのに苦労しました。ティーアップしたボールは、まあまあでした。

    普通であれば、『ST-X 220 チタンフェアウェイウッド』の試打は、途中で切り上げる感じでした。苦労してまで、クラブに合わせて打つのは後遺症が残る可能性があるので、回避するからです。それなのに、完遂したのは、飛距離性能が凄かったからです。どこまで飛ぶのか? どうやったら飛ぶのか? しっかりと見てみたかったのです。

    過去3年以内で打ったスプーンで、一発のバカ当たりとしては、最も飛んだスプーンかもしれません。ミズノは過去にも、チタンフェースのフルチタンのスプーンを発売しました。それは正直に書くと、特別なものではなく、出来はイマイチだったのです。『ST-X 220 チタンフェアウェイウッド』は、その印象は吹っ飛ばしました。特別なフェアウェイウッドとしては、完成していますし、とても面白いからです。

    スピンがかかりすぎて、ボールが吹き上がってしまうゴルファーには、『ST-X 220 チタンフェアウェイウッド』をガンガン打って欲しいです。

    最初に書いたように、じゃじゃ馬を調教するようにスプーンを育てたいゴルファーにも、チャレンジして欲しい1本です。

    『ST-X 220 チタンフェアウェイウッド』は、ティーショット専用にミニドライバーとして使用するのをオススメします。飛距離性能が活かされるからです。

    スプーンは相性があるクラブで、自分に合うスプーンに、一生、出逢えないゴルファーのほうが多いという説もあります。だから、人気があるから自分にとって良いスプーンになるとは限らないのです。『ST-X 220 チタンフェアウェイウッド』のような個性的なフェアウェイウッドが合うゴルファーも必ずいるのです。相性が合うスプーンが欲しいなら、待っていないで、次々に試打をしてみるのが、唯一の必勝法です。

    『ST-X 220 チタンフェアウェイウッド』は、万能ではないですけれど、個性があって、面白いクラブです。

    試打クラブスペック

    『ST-X 220 チタンフェアウェイウッド』

    ヘッド素材 :α-β系チタン(Ti811)
          :クラウン・カーボン
    フェース素材:β系チタン合金(2041Ti)
    ヘッド体積 :190cc
    ロフト   :15度
    ライ角   :59.5度
    シャフト  :TOUR AD GM D(S)
    長さ    :43.25インチ

    【著者紹介】篠原嗣典

    ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
    連載

    ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』

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