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    PING『G400』シリーズ、契約プロのマニアック試打レポ

    何度もツアー情報でお届けしているPING『G400』シリーズが、ついに正式発表!どんなクラブなのか、今回はツアープロの試打レポを!

    配信日時:2017年7月11日 21時42分

    • ギア
    目次 / index
    左から鶴見功樹、亀代順哉、永野竜太郎、塚田好宣、堀尾研仁(撮影・鈴木建夫)
    左から鶴見功樹、亀代順哉、永野竜太郎、塚田好宣、堀尾研仁(撮影・鈴木建夫)
    • 全米オープンでも、「深・低重心化」を極め、飛んで曲がらないデータを証明していたと強調
    • ソールは反り上がり、クラウンは空気抵抗を低減。ヘッドサイズも445ccへと縮小している
    • ドライバーだけじゃなく、すべてのクラブのフェースのたわみがアップ!
    • チャン・キムは世界トッププロも真っ青な、ボールスピード84.7m/sを記録!
    • シャフトはグラファイトデザインの『ツアーAD IZ』(6X)へ。長さは45インチで変わらず
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    前作『G』とはすんごい変わったPING『G400』シリーズ

    11日、PINGの新製品『G400』シリーズ(9月7日発売予定)の発表会が行われたのは既報のとおり。発表会の後に室内で試打が可能で、発表会に訪れた永野竜太郎、塚田好宣が既に試合投入&デモンストレーションしたため、今回は男子ツアープロ3名の試打レポをお届けしたいと思う。

    その前に、同社が発表した内容についておさらいしておきたい。今回の『G400』シリーズのテーマは「3つの力でブレずに飛ばす」というもの。その3つが下記となっている。

    【1】ブレない(深・低重心化と高慣性モーメント)

    全米オープンでも、「深・低重心化」を極め、飛んで曲がらないデータを証明していたと強調

    全米オープンでも、「深・低重心化」を極め、飛んで曲がらないデータを証明していたと強調

    「我々がいうブレないの中身とは、分かりやすく言えば10発打ったら8発が曲がらない性能のことです。これは弊社がずっとやり続けてきたヘッドの深・低重心化をさらに進化させていることで、高慣性モーメントでヘッドがブレづらい。外せないのがドラゴンフライテクノロジーです。クラウンを約0.43mmに薄くして、さらに今回は後方にテクスチャーを付けることでヘッドを小さく見せることにもなり、軽量化にもつながります。

    また、今回はタングステンウェートをぎりぎりまで後方のソールにつけています。これにより、重心深度が約4%深くなり、ヘッド慣性モーメント(以下、MOI)が約3%高くなっています。ヘッド内部に6本のリブが入ることで、余計な振動を抑えて、柔らかい打球音になっています」(同社プロダクトマネージャー・安齋伸広氏)

    【2】抵抗しない(エアロダイナミクスの追求)

    ソールは反り上がり、クラウンは空気抵抗を低減。ヘッドサイズも445ccへと縮小している

    ソールは反り上がり、クラウンは空気抵抗を低減。ヘッドサイズも445ccへと縮小している

    「弊社のエンジニアには空気抵抗を専門に研究している人間がいますが、ヘッドがどんどん大きくなると、空気抵抗が大きくなってしまいます。それを『G30』の時にタービュレーターを搭載して低減してきました。今回の『G400』ははさらに突き詰めました。ややディープにして、ソールとクラウンが反り上がっていて、空気抵抗がかなり減っています。

    最適な空気抵抗のためにヘッドを445ccに小さくしたのに、9000近いMOIを達成しています。これまではヘッドの大型化=高MOIだったのを覆しているわけです。空気抵抗を低減したのに絡んで、『G400LST』が非常につかまりやすくなっています。打感が柔らかくなっていることや『LST』がつかまりやすくなっていることは、上級者が特に喜んでもらえるのではないでしょうか」(同・安齋氏)

    【3】反発する(フェース素材と製法の変更でたわみアップ)

    ドライバーだけじゃなく、すべてのクラブのフェースのたわみがアップ!
    チャン・キムは世界トッププロも真っ青な、ボールスピード84.7m/sを記録!
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    ドライバーだけじゃなく、すべてのクラブのフェースのたわみがアップ!
    「先週優勝したチャン・キム選手の事例で証明していますが、『G400LST』を使って記録した彼のトラックマン計測データの84.7m/sというボールスピードはPGAツアートップの人間も含めて今まで見たことがないものです。」(同・安齋氏)

    「これは空気抵抗を減らせることでヘッドスピードが上がることとも関連しますが、チャン・キム選手がいいドライビングスタッツを示したのは、新しいフェースの反発性能を分かりやすく示しています。今回は鍛造製法の新素材のチタンを使うことで、反発力を高めているし、製法を変えることでUSGAのリミットぎりぎりの反発のフェースを作ることが出来ました。ドライバーだけじゃなく、FW、HY、クロスオーバーでもマレージング鋼を採用して、USGAのCTの上限に迫れています」(同社社長・ジョン・K・ソルハイム氏)

    以上の【1】ブレない【2】抵抗しない【3】反発するの3つの開発テーマは、ドライバーだけじゃなく、『G400』シリーズ全てのクラブに貫かれた哲学である。このモノづくりの結果、生まれたクラブを契約プロはどう語っているのだろうか。
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    ⇒契約プロは本音でどう感じたのか?塚田の場合

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