「試合投入はまだなんですが、『G400LST』（8.5°）に替えようと思ってテストしています。前作の『G』では『プロジェクトX ハザーダス』というけっこうハードなものを入れていんですが、今回のヘッドでは『クロカゲXT70』（S）で調整中ですね。

『G』とはすごくヘッドが変わりましたよね。『G』ははじくというかソリッドな打感ですけど、『G400LST』は小ぶりになって球持ちが明らかにいいですよね。長く押せる感じになったのは好印象です。ただ、本音でいうとボクは小ぶりなヘッドより大きなものの方が好みなんですけどね。でも、データで見ても初速も出ているし、ランも明らかに増えているんですよ。

チャン・キム選手が同じ『G400LST』ですごい飛距離アップしているのは、正直刺激になりますよね。報道で彼のドライバーは43インチって書いてありましたが、ボクがPINGさんに聞いた話だと、彼のドライバーは45.25インチで組んだと聞いていたんですよ。全米オープンで組んだから、向こうのスタッフが短く組んだんですかね。それにしてもすごい飛距離ですよね……」（亀代順哉）

「一発打った第一印象で、これは飛ぶなとすぐわかりました。安定性とか曲がらないのはPINGそのまま。より簡単で曲がらなくなりました。でも、やっぱり飛ぶという印象が強かったですね。同じPING契約のチャン・キム選手がドライビングディスタンスでぶっちぎっているので、何とかボクもこのクラブでついていきたい。

チャン・キム選手は元々規格外の飛ばし屋だし、ツアーの選手同士の間でもヤバイと思っていましたが、その彼が『G400LST』に替えてさらに平均10ヤードくらい飛距離が伸びたと言ってるらしい。ただでさえ飛ぶのに、そうなるとどうなっちゃうの？って感じですよね…

『G400LST』は、球がつかまりますよ。右にすっぽ抜けたりするのがない。それでいて左に曲がるとかもない。ボクは『ツアーAD TP』（７X）から『ツアーAD IZ』（7X）にシャフトも替えましたが、ドンピシャにハマってます。当たると10ヤードくらい『G』よりも飛びますよ。

『G400』のFWもすごくいいですよ。曲がらず飛距離が出ます。フェースのたわみが良くて、真っすぐドーンって感じで飛んでいきます。ドライバーだけじゃなく、FWもかなりいいですね」（永野竜太郎）

以上が男子プロそれぞれが感じている『G400』シリーズの試打レポートだ。次回は、アマチュア試打に関してもお届けする予定。


Text/Mikiro Nagaoka