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    シン貧打爆裂レポート『ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ 48度編』

    貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

    配信日時:2022年5月19日 08時00分

    • ギア

    ロマン派ゴルフ作家語る

    ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』48度は、フルショットでしっかりとアイアンとして機能するのは当たり前、という安心感がありました。

    フェースの開閉が曲がりに反映しにくい機能があるから、安心して、開閉して距離感を出すことができます。

    アイアンに合わせた48度は、『ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』に比べると、ヘッドが少し大きめです。これは、好みの問題ですが、機能として違いが出るのはヘッドの抜けです。『ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』は、本当にきれいに、気持ち良くヘッドが抜けます。雰囲気が出しやすくなるので、自分が上手くなったのだと感じることが出来ます。

    ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』48度で、感心したのは、距離の微調整の正比例の具合の良さです。例えば、フェースを開く度合いで、時計の文字盤に合わせた感覚で、12時半と、1時と、1時半に開いて打った時に、ほぼ1番手という感じで飛距離が落ちていくのです。

    当たり前だと思う人もいると思いますが、実行してみると、比例してきれいに距離が落ちるクラブのほうが少ないのです。12時半と1時の距離差が出にくかったり、1時半だと当たり負けして、右に吹けたりします。そういうウェッジは、フルショット専用か、我慢して限定的に使うしかないのです。

    ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』48度で、バウンスが効いている感じがすると、第一印象でも思いましたが、それを活かすシーンとして、30ヤード、40ヤードのピッチ&ラン(グリーンに乗せてから転がって球足を出して寄せる方法)を打ってみました。低めの打ち出し。スピンが効きすぎず、計算できる球足。とてもやりやすかったのです。

    ピッチ&ランをやりやすいウェッジは、市場には消えつつある中で、『ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』48度の存在意義を感じました。

    ヘッドが小さい48度のウェッジを探しているゴルファーに、汎用性の高さも含めて『ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』48度をオススメします。

    注意が必要なのは、もう少し飛んだ方が、番手の隙間の穴を埋めやすい、と少しでも考えた人には向かないということです。ウェッジは、出来が良いものほど、飛ばさない機能が優れているものだからです。

    タイトリストは、48度からですが、他のメーカーには46度を同じ機能のウェッジとしてラインアップしている例もあります。そういう場合は、46度を試してみると良いと思います。

    100ヤード前後から確実3回でホールアウトできれば、ハンディは片手以下になる、という説があります。『ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』48度は、それを実証するための武器になるウェッジです。

    48度のPWを使っているゴルファーで、どうも上手くいかない、と悩んでいる場合は、『ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』48度を試してみることをオススメします。全く違う感覚を味わえることは保障しますし、何割かのゴルファーはスコアアップもすると推測できます。

    ウェッジ2本時代から3本時代になって久しいですが、ウェッジ4本の時代が来たという声も聞こえます。『ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』48度を考察することで、自分は何本が合っているのか? と答え合わせをするきっかけになることを祈っています。

    ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』48度は、ある意味で、スタンダードな1本なのです。

    試打クラブスペック

    ボーケイ・デザイン SM9 ウェッジ』

    ヘッド素材:軟鉄
    ロフト  :48度
    シャフト :Dynamic Gold(WEDGE FLEX S200)

    【著者紹介】篠原嗣典

    ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
    連載

    ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』

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