『PLD ミルド パター アンサー2』は、ピンゴルフが2022年4月22日に発売したパターです。

“世界中のツアープロ達が認めた究極の打感と転がりにこだわった完全削り出しヘッド。”がコピーです。

ピンゴルフは、ツアープロ用に削り出しのパターを供給してきましたが、満を持して発売したのが『PLD ミルド パター』です。「完全な削り出し」と全面に出しているのは、一部分だけを削り出したパターも市場にはあるので、それとは違うというメッセージだと思われます。

『PLD ミルド パター』には、『アンサー』『アンサー2』『DS 72』『PRIME TYNE 4』の4つのヘッドがあります。これは、とても面白いです。ピンゴルフとして、勝負を賭けたパターであり、複合させて重心位置を調整するのではなく、インゴット（金属の塊）の削り出しで形状がそのまま重心位置を決定する場合に、この4つのヘッドなのだということなのでしょう。

そもそも、世界中のゴルファーが削り出しのパターを使用するようになった最大の立役者は『アンサー2』のヘッドなのです。今回の試打も、自然と『アンサー2』を選びました。

『PLD ミルド パター アンサー2』を観察すると、本当に細部まできれいに出来ていることに感心します。個人的な価値観ですが、パターは美しいというだけで、十分すぎるほど、一つの機能だと思うのです。

テクノロジーとしては、「新ディープAMP（アンプ）溝」です。フェースのミーリングですが、ピンゴルフの長年の研究開発を経て、最も打感と転がりが良いものになっているようです。ミーリングは、見慣れているというゴルファーでも、深くて良い感じに見えると思われます。

個人的には、アンサー2は、得意としていませんが、王道のパターで、何十本と打っていますし、数本は所有もしています。『PLD ミルド パター アンサー2』の魅力を確認したいと思いました。

試打した日は、曇りで、気温は11度〜21度。微風。グリーンは9フィートの速さ。
使用したボールは『TOUR B X』です。