『スリクソン DISTANCE ボール』は、2022年4月8日に発売されました。

“鋭い飛び出しと風に負けない弾道で大きく飛ばす”というコピーです。

廉価版のボールは、ロストボールを卒業した初級者だけではなく、ベテランゴルファーまで含めて使用しているケースが多く、実はかなりの市場規模があります。ゴルフの中で、ゴルフボールはすべてのストロークで不可欠なものですが、簡単になくなってしまう消耗品でもあります。

ゴルフボール1個500円とかいう値段に、ビビるのは極めて常識的で正常です。半分以下の値段で、ニューボールが使える廉価版のボールをマイボールとしてチョイスするのは、ある意味で賢い選択といえるのかもしれません。

『スリクソン DISTANCE ボール』のテクノロジーは、主に二つです。

「高反発ソフトコア」と「高反発薄カバー」によって、飛距離性能を高いレベルで維持しながら、やわらかい打感を実現しています。サイドマークは、アライメント機能を有しています。シンプルながら、ライン出しとして十分に使うことができます。

廉価版のボールは、一昔前までは正直に書くと、かなり機能が劣るボールも売られていました。安かろう、悪かろう、であることを、購入者も覚悟し、我慢して使ってきたのです。

しかし、近年、廉価版ボールは、高級なボールと大きな差がないと評価されたりもします。最初に断っておきますが、最先端の高級ボールとの差は、小さくなったとはいえ、やはり歴然としています。何世代か古い技術を使って、コストを抑えているからです。

『スリクソン DISTANCE ボール』は、2ピース構造です。多層ソリッドボールの主流は3ピースボールですが、飛距離の要素の多くは、中心にある大型コアの機能なので、2ピース構造のボールでも3ピース構造のボールと同様に飛ぶケースがあります。

名前が「DISTANCE」ですので、飛距離性能に注目しつつ、試打ラウンドをスタートしました。

試打した日は、快晴、気温は-2℃〜12℃。微風。グリーンは9フィートの速さ。使用したボールは、もちろん『スリクソン DISTANCE ボール』です。