シン貧打爆裂レポート『TOUR SOFT ボール』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2022年7月7日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『TOUR SOFT ボール』は、ボールが曲がってしまうことに悩んでいるゴルファーを救ってくれるボールです。
タイトリストのボールを使うことで、プライドが満たされる感覚があるゴルファーには、コストパフォーマンスが優れているボールの一つだと言えます。
今回の試打を通して、フェアなボールとして『TOUR SOFT ボール』は、上手く仕上がっている、と思いました。多くのゴルファーにとって、ボールの性能が最もわかるのはドライバーショットです。曲がりづらく、飛距離も出ます。ティーショットで満足した以後のショットは、相当な腕前でない限り、ミスが出ることが腕前なのか、ボールに起因するのか、判断がつかないものです。
高額なものは、それに見合う機能を持っていて当然で、低額なものがそれを凌駕するのは、米国のフェアという概念からすれば許されないタブーなのです。日本の職人気質は、安いものでも全力投球で、手を抜きません。フェアの考え方が違うのです。
細かいところですが、『TOUR SOFT ボール』で、個人的に大好きなオススメポイントは、ロゴマークのアライメントラインっぽくなったデザインです。これは、目立つし、アライメントラインとしても、十分に使いやすいものでした。
また、カラーボールとして、過去のタイトリストのボールにあったような、くすんで発色が悪いということはなく、『TOUR SOFT ボール』はとても美しくて良かったです。
もう一つ、良い点は安定性の高さです。急に意味不明なまま飛んだり、逆に飛ばなかったり、そういう不安定さはありません。中価格帯のボール以下のものには、一発勝負のような高機能を搭載する代わりに、ボールとして不安定な結果が出やすいものも多くあるからです。
全体的に、低スピンに打ちたいゴルファーにオススメします。
僕自身は、ある程度のスピンがかかったほうが、スコアを作りやすい、または、スコアアップできそうなボールだと考えています。試打ラウンドでも、最初のハーフは、ボールの距離性能を把握するのと、特性を見極めるのに時間がかかって、スコアは悪く、後半で取り戻そうと努力しましたが、そのまま決め手を欠く感じで上手くいきませんでした。
『TOUR SOFT ボール』を試打しながら、もう一つ面白い可能性を考えました。昔の2ピースっぽい感じがありつつ、柔らかいトレンドな感触を味わいたいというオールドゴルファーにも、このボールは使って気持ちが良いかもしれません。試打ラウンド中に、少しだけ、懐かしさを感じたからです。何と言って良いのか、微妙なのですが、もうちょっとで手が届くというようなもどかしさがあったのです。
時代は、3ピースが主流で、2ピースボールは低価格帯ではたくさんありますが、中価格帯では珍しくなりました。『TOUR SOFT ボール』が、どういう意図で、2ピースボールを維持していて、かつ、素材なども前モデルと変わらないのかは、まったくわかりません。
しかし、ショップなどで『TOUR SOFT ボール』を見かけたときに、気軽に使えるボールとして、自分に合っているかもしれないと感じたら、チョイスをして見てるのも一興だと思いました。高性能ばかりを追い求める時代に、疲れたゴルファーのために『TOUR SOFT ボール』はあるのかもしれません。
細かいことは放っておいて、単純に、ドライバーが飛んで、発色が良くて美しいボールが、タイトリストのボールだということだけで十分だと考えるゴルファーが大多数だという現実を考えると、新しい『TOUR SOFT ボール』もヒットする、と確信したのでした。
タイトリストのボールを使うことで、プライドが満たされる感覚があるゴルファーには、コストパフォーマンスが優れているボールの一つだと言えます。
今回の試打を通して、フェアなボールとして『TOUR SOFT ボール』は、上手く仕上がっている、と思いました。多くのゴルファーにとって、ボールの性能が最もわかるのはドライバーショットです。曲がりづらく、飛距離も出ます。ティーショットで満足した以後のショットは、相当な腕前でない限り、ミスが出ることが腕前なのか、ボールに起因するのか、判断がつかないものです。
高額なものは、それに見合う機能を持っていて当然で、低額なものがそれを凌駕するのは、米国のフェアという概念からすれば許されないタブーなのです。日本の職人気質は、安いものでも全力投球で、手を抜きません。フェアの考え方が違うのです。
細かいところですが、『TOUR SOFT ボール』で、個人的に大好きなオススメポイントは、ロゴマークのアライメントラインっぽくなったデザインです。これは、目立つし、アライメントラインとしても、十分に使いやすいものでした。
また、カラーボールとして、過去のタイトリストのボールにあったような、くすんで発色が悪いということはなく、『TOUR SOFT ボール』はとても美しくて良かったです。
もう一つ、良い点は安定性の高さです。急に意味不明なまま飛んだり、逆に飛ばなかったり、そういう不安定さはありません。中価格帯のボール以下のものには、一発勝負のような高機能を搭載する代わりに、ボールとして不安定な結果が出やすいものも多くあるからです。
全体的に、低スピンに打ちたいゴルファーにオススメします。
僕自身は、ある程度のスピンがかかったほうが、スコアを作りやすい、または、スコアアップできそうなボールだと考えています。試打ラウンドでも、最初のハーフは、ボールの距離性能を把握するのと、特性を見極めるのに時間がかかって、スコアは悪く、後半で取り戻そうと努力しましたが、そのまま決め手を欠く感じで上手くいきませんでした。
『TOUR SOFT ボール』を試打しながら、もう一つ面白い可能性を考えました。昔の2ピースっぽい感じがありつつ、柔らかいトレンドな感触を味わいたいというオールドゴルファーにも、このボールは使って気持ちが良いかもしれません。試打ラウンド中に、少しだけ、懐かしさを感じたからです。何と言って良いのか、微妙なのですが、もうちょっとで手が届くというようなもどかしさがあったのです。
時代は、3ピースが主流で、2ピースボールは低価格帯ではたくさんありますが、中価格帯では珍しくなりました。『TOUR SOFT ボール』が、どういう意図で、2ピースボールを維持していて、かつ、素材なども前モデルと変わらないのかは、まったくわかりません。
しかし、ショップなどで『TOUR SOFT ボール』を見かけたときに、気軽に使えるボールとして、自分に合っているかもしれないと感じたら、チョイスをして見てるのも一興だと思いました。高性能ばかりを追い求める時代に、疲れたゴルファーのために『TOUR SOFT ボール』はあるのかもしれません。
細かいことは放っておいて、単純に、ドライバーが飛んで、発色が良くて美しいボールが、タイトリストのボールだということだけで十分だと考えるゴルファーが大多数だという現実を考えると、新しい『TOUR SOFT ボール』もヒットする、と確信したのでした。
試打クラブスペック
『TOUR SOFT ボール』
構造 :2ピース
コア :大型高速コア
カバー :4CEカバー
ディンプル:346ディンプル
カラー :イエロー(ホワイトもあり)
構造 :2ピース
コア :大型高速コア
カバー :4CEカバー
ディンプル:346ディンプル
カラー :イエロー(ホワイトもあり)
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
連載
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』