シン貧打爆裂レポート『RS ドライバー』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2022年7月28日 08時00分
注目ポイント
プロギアの『RS ドライバー』は、2022年7月22日に発売されました。
コピーは“操作性を高めた、ストレートフェース。驚初速、強弾道で未知の飛距離へ。”です。「驚初速」というのは、プロギアの造語ですが、イイネ、と思いました。初速に驚いてみたい、と素直に思えます。
『RS ドライバー』は、プロギアのツアーモデルです。歴代のモデルはツアーで大活躍してきました。今回のモデルは『RS ジャスト』というシリーズになります。(各モデルの名称の中に「ジャスト」は入りません)
何が「ジャスト」なのかというと、フェースセンター、重心点、最大たわみ点、最高CT点(高反発)の4つの点を精密に1点に集中させたという意味の「ジャスト」なのです。センター打点のたわみ率は23%アップし、ボール初速は増大した結果、飛距離が伸びて、「驚初速」を生み出すということになったというわけです。
テクノロジーは、プロギアが以前から搭載していた「Wクラウン&Wソール」「nabla neo face MAX」を進化させて、ホーゼルとフェースの接合面積を減らすことで、フェースのたわみエリアが拡大する「新軸構造」を新たに採用しました。
個人的に、注目して、本当ならスゴいことだと感心したのは、「ギリギリ管理」です。高初速を高いレベルで維持するために、計測器で、ギリギリの数値になっているかを製品全数チェックして、低CT値のヘッドは再加工、高すぎるCT値のヘッドは再生産するというのです。この体制は、理想ですけど、現実には費用も時間もかかりすぎるので、実際に実行できるケースはごく稀です。
さらに、『RS ジャスト』シリーズでは、プロギアが持っている膨大なゴルファーの試打データを解析して、ヘッドスピード40m/s以上の場合、打ち出し角が上がっても飛距離は伸びませんが、スピン量は少し減らすだけでも、飛距離を伸ばせることがわかったことで、ヘッドの低重心化をすることでスピン量を減らしているのです。初速アップだけではなく、球質でも飛距離を追求しています。
結果として、重心の高さが、前モデルより約2ミリ低くなりました。
『RS ドライバー』は、シリーズで3本あるドライバーのスタンダードモデルです。ソールを見ても、溝が深いぐらいしかわかりません。パッと見た目で、訴求するポイントがないのですが、テクノロジーは内側でに集約されているようです。
プロギアは宣伝が上手いメーカーだと思っていましたが、新しい『RS ジャスト』シリーズのテクノロジーは、説得力がありました。『RS ドライバー』を打って、「驚初速」を経験してみたくなります。
試打した日は、快晴で、気温は24度〜34度。微風でした。使用したボールは『TOUR B X』です。
『RS ドライバー』は飛ぶのか? 単純明快なポイントに注目して試打をしました。
コピーは“操作性を高めた、ストレートフェース。驚初速、強弾道で未知の飛距離へ。”です。「驚初速」というのは、プロギアの造語ですが、イイネ、と思いました。初速に驚いてみたい、と素直に思えます。
『RS ドライバー』は、プロギアのツアーモデルです。歴代のモデルはツアーで大活躍してきました。今回のモデルは『RS ジャスト』というシリーズになります。(各モデルの名称の中に「ジャスト」は入りません)
何が「ジャスト」なのかというと、フェースセンター、重心点、最大たわみ点、最高CT点(高反発)の4つの点を精密に1点に集中させたという意味の「ジャスト」なのです。センター打点のたわみ率は23%アップし、ボール初速は増大した結果、飛距離が伸びて、「驚初速」を生み出すということになったというわけです。
テクノロジーは、プロギアが以前から搭載していた「Wクラウン&Wソール」「nabla neo face MAX」を進化させて、ホーゼルとフェースの接合面積を減らすことで、フェースのたわみエリアが拡大する「新軸構造」を新たに採用しました。
個人的に、注目して、本当ならスゴいことだと感心したのは、「ギリギリ管理」です。高初速を高いレベルで維持するために、計測器で、ギリギリの数値になっているかを製品全数チェックして、低CT値のヘッドは再加工、高すぎるCT値のヘッドは再生産するというのです。この体制は、理想ですけど、現実には費用も時間もかかりすぎるので、実際に実行できるケースはごく稀です。
さらに、『RS ジャスト』シリーズでは、プロギアが持っている膨大なゴルファーの試打データを解析して、ヘッドスピード40m/s以上の場合、打ち出し角が上がっても飛距離は伸びませんが、スピン量は少し減らすだけでも、飛距離を伸ばせることがわかったことで、ヘッドの低重心化をすることでスピン量を減らしているのです。初速アップだけではなく、球質でも飛距離を追求しています。
結果として、重心の高さが、前モデルより約2ミリ低くなりました。
『RS ドライバー』は、シリーズで3本あるドライバーのスタンダードモデルです。ソールを見ても、溝が深いぐらいしかわかりません。パッと見た目で、訴求するポイントがないのですが、テクノロジーは内側でに集約されているようです。
プロギアは宣伝が上手いメーカーだと思っていましたが、新しい『RS ジャスト』シリーズのテクノロジーは、説得力がありました。『RS ドライバー』を打って、「驚初速」を経験してみたくなります。
試打した日は、快晴で、気温は24度〜34度。微風でした。使用したボールは『TOUR B X』です。
『RS ドライバー』は飛ぶのか? 単純明快なポイントに注目して試打をしました。
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