シン貧打爆裂レポート『RS D ドライバー』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2022年8月4日 08時00分
注目ポイント
プロギアの『RS D ドライバー』は、2022年8月5日に発売のクラブです。
コピーは“驚初速で、ぶっちぎれ。精緻な4点集中フェースが、驚初速を生み出した。”です。「驚初速」は、プロギアの造語ですが、なんとも雰囲気を盛り上げてくれます。
今回のモデルは『RS ジャスト』というシリーズになります。(各モデルの名称の中に「ジャスト」は入りません)
フェースセンター、重心点、最大たわみ点、最高CT点(高反発)の4つの点を精密に1点に集中させたという意味の「ジャスト」と、打ち手の「ジャスト」な低スピンを生むという意味なのです。
「4点集中フェース」は、センター打点のたわみ率を23%アップさせ、ボール初速を増大させることに成功しました。
プロギアが持っている膨大なゴルファーの試打データを解析して、ヘッドスピード40m/s以上の場合、スピン量を少し減らすだけでも、飛距離を伸ばせることがわかったことで、ヘッドの低重心化をすることでスピン量を減らしているのです。結果として、重心の高さが、前モデルより約2ミリ低くなっています。球質でも飛距離を追求しています。
テクノロジーは、プロギアが以前から搭載していた「Wクラウン&Wソール」「nabla neo face MAX」を進化させて、ホーゼルとフェースの接合面積を減らすことで、フェースのたわみエリアが拡大する「新軸構造」を新たに採用しました。
特に注目したいのは、フェースのたわみです。今までのフェースのたわみは、頂点があるV字の形状でしたが、頂点を広くしたU字型にフェースがたわむように調整されました。結果的に、トップレベルの初速が生まれるエリアが広くなったというわけです。
そして、「ギリギリ管理」です。計測器で、フェースの反発係数がギリギリの数値になっているか、全てのヘッドをチェックして、低CT値のヘッドは再加工、高すぎるCT値のヘッドは再生産するというのです。この体制は、理想ですが、現実には費用も時間もかかりすぎるので、実行できるケースはごく稀です。これこそが、個体差なしで飛ぶヘッドにする最終手段といえます。
『RS D ドライバー』は、シリーズで3本あるドライバーの中のドローモデルです。しかし、フェースアングルが、2.5度も開いていて、ソールのウェイトも、ドローバイアスのお約束であるヒールサイドではなく、後方に一つなのです。『RS D ドライバー』は、普通のドローモデルではなく、ツアーモデルの中のドローモデルという可能性を感じさせます。
実は、過去の『RS D ドライバー』でも、あまりドローバイアスの効きが良くないものがありました。スライスに悩んでいるゴルファーには、残念だったかもしれませんが、個人的には、とても使いやすくて、良いドライバーだと好印象だったのです。その記憶があるので、新しい『RS D ドライバー』にも、期待が高まります。
試打した日は、快晴で、気温は24度〜34度。微風でした。使用したボールは『TOUR B X』です。
『RS D ドライバー』はドロータイプドライバーなのか? 単純なポイントに注目して試打をしました。
コピーは“驚初速で、ぶっちぎれ。精緻な4点集中フェースが、驚初速を生み出した。”です。「驚初速」は、プロギアの造語ですが、なんとも雰囲気を盛り上げてくれます。
今回のモデルは『RS ジャスト』というシリーズになります。(各モデルの名称の中に「ジャスト」は入りません)
フェースセンター、重心点、最大たわみ点、最高CT点(高反発)の4つの点を精密に1点に集中させたという意味の「ジャスト」と、打ち手の「ジャスト」な低スピンを生むという意味なのです。
「4点集中フェース」は、センター打点のたわみ率を23%アップさせ、ボール初速を増大させることに成功しました。
プロギアが持っている膨大なゴルファーの試打データを解析して、ヘッドスピード40m/s以上の場合、スピン量を少し減らすだけでも、飛距離を伸ばせることがわかったことで、ヘッドの低重心化をすることでスピン量を減らしているのです。結果として、重心の高さが、前モデルより約2ミリ低くなっています。球質でも飛距離を追求しています。
テクノロジーは、プロギアが以前から搭載していた「Wクラウン&Wソール」「nabla neo face MAX」を進化させて、ホーゼルとフェースの接合面積を減らすことで、フェースのたわみエリアが拡大する「新軸構造」を新たに採用しました。
特に注目したいのは、フェースのたわみです。今までのフェースのたわみは、頂点があるV字の形状でしたが、頂点を広くしたU字型にフェースがたわむように調整されました。結果的に、トップレベルの初速が生まれるエリアが広くなったというわけです。
そして、「ギリギリ管理」です。計測器で、フェースの反発係数がギリギリの数値になっているか、全てのヘッドをチェックして、低CT値のヘッドは再加工、高すぎるCT値のヘッドは再生産するというのです。この体制は、理想ですが、現実には費用も時間もかかりすぎるので、実行できるケースはごく稀です。これこそが、個体差なしで飛ぶヘッドにする最終手段といえます。
『RS D ドライバー』は、シリーズで3本あるドライバーの中のドローモデルです。しかし、フェースアングルが、2.5度も開いていて、ソールのウェイトも、ドローバイアスのお約束であるヒールサイドではなく、後方に一つなのです。『RS D ドライバー』は、普通のドローモデルではなく、ツアーモデルの中のドローモデルという可能性を感じさせます。
実は、過去の『RS D ドライバー』でも、あまりドローバイアスの効きが良くないものがありました。スライスに悩んでいるゴルファーには、残念だったかもしれませんが、個人的には、とても使いやすくて、良いドライバーだと好印象だったのです。その記憶があるので、新しい『RS D ドライバー』にも、期待が高まります。
試打した日は、快晴で、気温は24度〜34度。微風でした。使用したボールは『TOUR B X』です。
『RS D ドライバー』はドロータイプドライバーなのか? 単純なポイントに注目して試打をしました。
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