シン貧打爆裂レポート『221CB アイアン』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2022年8月31日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『221CB アイアン』は、打てば打つほど、見た目が良くなっていきました。元々、小さくて、無駄がない感じが良いと思っていましたが、シャープなヘッドが、信頼感を増して、頼もしく見えて来るのアイアンです。
打ってみても、バランスが素晴らしいです。マッスルバックのアイアンと同等の機能を持っていて、それでいて、ほんの少しだけテクノロジーが助けてくれるというわけです。
一番良かったのは、理屈は不明ですが、とにかく、縦距離が合うことです。何も無理をしないで、ボールに力が加わる感じがしました。最大飛距離の内側であれば、本当に見事に距離が合いました。
使用したホールの3ホールに1回は、ベタピンでOKの距離。それ以外も、ピンハイ(ピンの横という意味)で、絶好調のゾーンに入っているゴルフをしている快感を味わいました。ちなみに、その直後に、自分のクラブも打ちましたが、調子は良いものの、そこまで絶好調ではなかったのです。『221CB アイアン』のお陰だったと考えて良いと思います。
ツアーモデルとして、セミキャビティが少なくなってきたのは、ひと言で書けば、中途半端なモデルが多かったからです。それならマッスルバックアイアンで良いじゃん、というものと、やさしくしたいなら普通のキャビティバックのアイアンで良いでしょう、というものが多かったのです。
『221CB アイアン』は、最初に見たときに、マッスルバックに近すぎる感じがしました。実際に打ってみて、マッスルバックに近い感じが間違いではありませんでしたが、明確な違いも感じました。マッスルバックでは、スピンがかかりすぎてしまうゴルファーに使って欲しいアイアンになっているのです。
打感を含めた感性を刺激する部分は、過剰なぐらいにこだわったことがわかります。それでいながら、案外と出るボールがオートマチックなのは、スピンが抑えめだからと感じました。このバランスが絶妙で、素晴らしいのです。
バランスの良さと、ソールの抵抗が余計なことをしてこないことが、距離感の良さに繋がっているのだと推測しました。
過去にハーフキャビティとか、セミキャビティとかのアイアンで嫌な思いをしたゴルファーに、リベンジのチャンスとして『221CB アイアン』をオススメします。これがホンモノ、とわかるはずです。
マッスルバックは、アイアンを使い熟すゴルフが好きなタイプでなければ使い切れませんが、アイアンがあまり得意ではなく、好きになりきれないというゴルファーにも『221CB アイアン』はオススメです。強くはないですが、オートマチックさを上手く使うことで、自分にとって唯一無二のアイアンになる可能性があります。
残念ですが、飛距離が出るアイアンではないので、『221CB アイアン』は、非力なゴルファーを飛距離性能で助けてくる部分は期待できません。ツアーモデルのアイアンは、それが宿命です。
『221CB アイアン』は、僕が過去に打ってきたセミキャビティのアイアンの中で、ベスト3に入ります。たった数ホールで、何年も使っている相棒のように反応してくれて、楽しくハイレベルなゴルフが出来ました。具体的に、何がそのように作用しているのかは、イマイチハッキリしませんが、ツアーモデルというのは、そういうもので良いのだと思います。
ゴルフを深く知りたいと考えているゴルファーに『221CB アイアン』は打って欲しいクラブです。
打ってみても、バランスが素晴らしいです。マッスルバックのアイアンと同等の機能を持っていて、それでいて、ほんの少しだけテクノロジーが助けてくれるというわけです。
一番良かったのは、理屈は不明ですが、とにかく、縦距離が合うことです。何も無理をしないで、ボールに力が加わる感じがしました。最大飛距離の内側であれば、本当に見事に距離が合いました。
使用したホールの3ホールに1回は、ベタピンでOKの距離。それ以外も、ピンハイ(ピンの横という意味)で、絶好調のゾーンに入っているゴルフをしている快感を味わいました。ちなみに、その直後に、自分のクラブも打ちましたが、調子は良いものの、そこまで絶好調ではなかったのです。『221CB アイアン』のお陰だったと考えて良いと思います。
ツアーモデルとして、セミキャビティが少なくなってきたのは、ひと言で書けば、中途半端なモデルが多かったからです。それならマッスルバックアイアンで良いじゃん、というものと、やさしくしたいなら普通のキャビティバックのアイアンで良いでしょう、というものが多かったのです。
『221CB アイアン』は、最初に見たときに、マッスルバックに近すぎる感じがしました。実際に打ってみて、マッスルバックに近い感じが間違いではありませんでしたが、明確な違いも感じました。マッスルバックでは、スピンがかかりすぎてしまうゴルファーに使って欲しいアイアンになっているのです。
打感を含めた感性を刺激する部分は、過剰なぐらいにこだわったことがわかります。それでいながら、案外と出るボールがオートマチックなのは、スピンが抑えめだからと感じました。このバランスが絶妙で、素晴らしいのです。
バランスの良さと、ソールの抵抗が余計なことをしてこないことが、距離感の良さに繋がっているのだと推測しました。
過去にハーフキャビティとか、セミキャビティとかのアイアンで嫌な思いをしたゴルファーに、リベンジのチャンスとして『221CB アイアン』をオススメします。これがホンモノ、とわかるはずです。
マッスルバックは、アイアンを使い熟すゴルフが好きなタイプでなければ使い切れませんが、アイアンがあまり得意ではなく、好きになりきれないというゴルファーにも『221CB アイアン』はオススメです。強くはないですが、オートマチックさを上手く使うことで、自分にとって唯一無二のアイアンになる可能性があります。
残念ですが、飛距離が出るアイアンではないので、『221CB アイアン』は、非力なゴルファーを飛距離性能で助けてくる部分は期待できません。ツアーモデルのアイアンは、それが宿命です。
『221CB アイアン』は、僕が過去に打ってきたセミキャビティのアイアンの中で、ベスト3に入ります。たった数ホールで、何年も使っている相棒のように反応してくれて、楽しくハイレベルなゴルフが出来ました。具体的に、何がそのように作用しているのかは、イマイチハッキリしませんが、ツアーモデルというのは、そういうもので良いのだと思います。
ゴルフを深く知りたいと考えているゴルファーに『221CB アイアン』は打って欲しいクラブです。
試打クラブスペック
『221CB アイアン』
ヘッド素材 軟鉄鍛造(S20C)
ロフト #4/22度、#5/25度、#6/28度、#7/32度、#8/36度、#9/41度、PW/46度
シャフト N.S.PRO MODUS3 TOUR 105(S)
ヘッド素材 軟鉄鍛造(S20C)
ロフト #4/22度、#5/25度、#6/28度、#7/32度、#8/36度、#9/41度、PW/46度
シャフト N.S.PRO MODUS3 TOUR 105(S)
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
連載
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』