ブリヂストンスポーツが、2022年9月9日に発売するのが『222CB＋ アイアン』です。

“221CBにやさしさをプラス　セミラージサイズの軟鉄鍛造キャビティアイアン”というコピーです。

2022年の9月のブリヂストンスポーツが発売する三機種のアイアンは、基本的には全てツアーモデルです。『222CB＋ アイアン』は、最もやさしいアイアンになるのですが、ちょっと面白いのは、難しさとやさしさの分布は均等ではない、という感じに見えるのです。『220MB』と『221CB』の二機種は、マッスルバックとセミキャビティで、見るからにツアーモデルなのですが、『222CB＋ アイアン』だけ、深いポケットキャビティのモデルだからです。

最も目立つ特徴は、「デュアルワイドポケットキャビティ」というテクノロジーです。バックフェースの下部の内側に、二つの穴が開いています。ポケットキャビティという構造ですが、打点の裏側は、穴になっていないのに、その左右に穴が開いているわけです。

注目すべきは、構造だけではなく、この穴を開けたことで軽くなった分の11グラムなのです。（5番アイアン）
この重量が、ヘッドの大型化と低重心化に貢献したのです。どちらも、やさしさを生み出します。

「ツアーグルーヴデザイン」という0.02ミリの精度でフェースのスコアラインの溝を作り込んで、スピンを安定させたテクノロジーも搭載されています。

そして、「ツアーコンタクトソール」です。しっかりとバウンスを効かせたソールのリーディングエッジとトレーリングエッジをカットし、最適な抜けになるようにチューニングして、ヒールサイドの膨らみは残していることです。細かいところですが、ソールは打球に強く影響します。

「グラビティコントロールデザイン」は、フェース厚をブレードに向かい厚くなるようにフローさせたテクノロジーです。スピン性能を高めることに機能します。

やさしいアイアンを使用したいと考えるツアープロも、実はたくさんいます。『222CB＋ アイアン』は、そういう需要に応えて作られたクラブです。試打するのが楽しみになりました。

『222CB＋ アイアン』を改めて見てみると、ツアープロの使用を感じさせる本格的な雰囲気がしっかりとあります。

試打した日は、薄曇りで、気温は19度〜24度。微風でした。使用したボールは『TOUR BX』です。

『222CB＋ アイアン』はどのレベルのゴルファーまで使えるのか？　秘密を暴くつもりで打ってみました！