シン貧打爆裂レポート『222CB+ アイアン』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2022年9月1日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『222CB+ アイアン』は、不思議なアイアンだ、というのが第一印象でした。確かに、ツアーアイアンの雰囲気を残しつつ、一般のゴルファーでも使えるようにチューニングされていることは間違いないのですが、2022年の市場の流れからは大きくズレているというか、物足りなさを感じたからです。
一般向けのアイアンのトレンドは、善し悪しは別として、やさしいクラブほど、飛距離性能を求められています。実際に、市場でヒットしているアイアンは、ほぼ例外なく、その流れに乗ったアイアンです。
『222CB+ アイアン』は、そういう流れからすると、飛ばないことが、ズレとか、物足りなさを感じさせたのだと思われます。
改めて、試打をしてから考えて、気が付いたのですが、『222CB+ アイアン』は女子プロやシニアプロの要望に応えたのだとすれば、納得がいきます。なぜなら、彼らはアイアンに余計な飛距離を求めないからです。
総じて、バックフェースの形状からやさしい一般向けのアイアンではなくて、『222CB+ アイアン』は、あくまでもツアーモデルの一つだということなのです。
今までのやさしいツアーモデルは、マッスルバックアイアンが使い切れなくなってきたゴルファーが、足りない部分を助けてもらうというパターンが王道で、それを意識し、強調して開発されてきました。『222CB+ アイアン』は、そういう意味では、助けてくれる割合が低いのです。
ゴルフを始めたときから、やさしいアイアンを使い続けてきたプロにとっては、『222CB+ アイアン』は最適なのです。やさしさの最先端を搭載しながら、プロの邪魔はしないように、精度が高いゴルフをする用具に仕上がっているからです。
上級者=むずかしいアイアンという式は成り立たなくなっている時代だからこそ生まれたのが、『222CB+ アイアン』です。
ゴルフを始めたときに使用していたクラブは、そのゴルファーのゴルフ人生に大なり小なり影響します。ヘッドが大きく、やさしいアイアンを使っていたゴルファーは、マッスルバックアイアンに変更するのに大変な苦労をすることが今までは良くありました。『222CB+ アイアン』があることで、その苦労をする必要がなくなったと言えます。やさしいアイアンの系譜の最高峰だと考えれば良いのです。
向上心がある若いゴルファーが、トップレベルのゴルフをするために『222CB+ アイアン』はオススメです。助けてくれるやさしさもありますが、やり過ぎないアイアンです。そのバランスが、プロが求める見事なものになっています。
ツアーアイアンを選ぶ最終的な決断は、ゴルファーの好みです。ツアーモデルは、テクノロジーよりも、別の要素が能力を発揮するものです。「バックフェースや構造は、どうでも良い。問題なのはボールにアドレスしたときに感じるヘッドの大きさのマッチだ」と話してくれた若いプロがいましたが、今回、『222CB+ アイアン』を試打して、それを思いだしました。
『222CB+ アイアン』は、セミラージヘッドといわれていますが、そんなに大きくはありません。マッスルバックアイアンのヘッドが最小でギリギリだとすれば、それよりかは余裕がありますが、そこに無駄はないのです。
やさしいツアーモデルのアイアンが欲しくて、飛距離などで余計なことをしないアイアンを求めているゴルファーにとっては、市場に存在しない無い物ねだりをしている苦しみがあったと思われます。『222CB+ アイアン』は、そんなゴルファーを救うために生まれたクラブなのです。
一般向けのアイアンのトレンドは、善し悪しは別として、やさしいクラブほど、飛距離性能を求められています。実際に、市場でヒットしているアイアンは、ほぼ例外なく、その流れに乗ったアイアンです。
『222CB+ アイアン』は、そういう流れからすると、飛ばないことが、ズレとか、物足りなさを感じさせたのだと思われます。
改めて、試打をしてから考えて、気が付いたのですが、『222CB+ アイアン』は女子プロやシニアプロの要望に応えたのだとすれば、納得がいきます。なぜなら、彼らはアイアンに余計な飛距離を求めないからです。
総じて、バックフェースの形状からやさしい一般向けのアイアンではなくて、『222CB+ アイアン』は、あくまでもツアーモデルの一つだということなのです。
今までのやさしいツアーモデルは、マッスルバックアイアンが使い切れなくなってきたゴルファーが、足りない部分を助けてもらうというパターンが王道で、それを意識し、強調して開発されてきました。『222CB+ アイアン』は、そういう意味では、助けてくれる割合が低いのです。
ゴルフを始めたときから、やさしいアイアンを使い続けてきたプロにとっては、『222CB+ アイアン』は最適なのです。やさしさの最先端を搭載しながら、プロの邪魔はしないように、精度が高いゴルフをする用具に仕上がっているからです。
上級者=むずかしいアイアンという式は成り立たなくなっている時代だからこそ生まれたのが、『222CB+ アイアン』です。
ゴルフを始めたときに使用していたクラブは、そのゴルファーのゴルフ人生に大なり小なり影響します。ヘッドが大きく、やさしいアイアンを使っていたゴルファーは、マッスルバックアイアンに変更するのに大変な苦労をすることが今までは良くありました。『222CB+ アイアン』があることで、その苦労をする必要がなくなったと言えます。やさしいアイアンの系譜の最高峰だと考えれば良いのです。
向上心がある若いゴルファーが、トップレベルのゴルフをするために『222CB+ アイアン』はオススメです。助けてくれるやさしさもありますが、やり過ぎないアイアンです。そのバランスが、プロが求める見事なものになっています。
ツアーアイアンを選ぶ最終的な決断は、ゴルファーの好みです。ツアーモデルは、テクノロジーよりも、別の要素が能力を発揮するものです。「バックフェースや構造は、どうでも良い。問題なのはボールにアドレスしたときに感じるヘッドの大きさのマッチだ」と話してくれた若いプロがいましたが、今回、『222CB+ アイアン』を試打して、それを思いだしました。
『222CB+ アイアン』は、セミラージヘッドといわれていますが、そんなに大きくはありません。マッスルバックアイアンのヘッドが最小でギリギリだとすれば、それよりかは余裕がありますが、そこに無駄はないのです。
やさしいツアーモデルのアイアンが欲しくて、飛距離などで余計なことをしないアイアンを求めているゴルファーにとっては、市場に存在しない無い物ねだりをしている苦しみがあったと思われます。『222CB+ アイアン』は、そんなゴルファーを救うために生まれたクラブなのです。
試打クラブスペック
『222CB+ アイアン』
ヘッド素材 軟鉄鍛造(S20C)
ロフト #4/21度、#5/24度、#6/27度、#7/31度、#8/36度、#9/41度、PW/46度
シャフト N.S.PRO 950H neo(S)
ヘッド素材 軟鉄鍛造(S20C)
ロフト #4/21度、#5/24度、#6/27度、#7/31度、#8/36度、#9/41度、PW/46度
シャフト N.S.PRO 950H neo(S)
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
連載
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』