シン貧打爆裂レポート『B-Limited 415 ドライバー』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2022年9月14日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『B-Limited 415 ドライバー』は、アドレスすると、ハイクラウンの丸形ヘッドで、ちょっと懐かしく感じます。昔のドライバーみたいです。また、フェースラインが丁寧で見事な曲線を描いているところにも感心しました。アドレスで弾道がイメージできるドライバーは、数少ないので、シビれました。
打音の大きさもあって、打ったその場で、飛んだという実感があります。自然に打つと、フェードするドライバーは、スピン量が多くなる傾向があり、結果として美しい球筋になりますが、飛距離が出ないものです。『B-Limited 415 ドライバー』で出るフェードは、美しさよりも「強さ」を感じさせる伸び上がらないボールです。
今年の秋の新製品のドライバーを打つたびに、飛距離性能が凄い、と騒いでいるので、飛ぶ飛ぶ詐欺か? と思われるかもしれませんが、『B-Limited 415 ドライバー』も、本当に飛びます。ただ、他の新しいドライバーは、不思議と飛ぶという感じだったのですが、このドライバーだけは、低スピンを始めとする飛ばすためのスペックが整って、見覚えのある強い弾道で飛距離を出すという納得がありました。
『B-Limited 415 ドライバー』は、40m/sがギリギリ感がありますが、非力なゴルファーでも十分に使えます。芯に難なく当てることが出来る自信があるゴルファーに、『B-Limited 415 ドライバー』はオススメです。
残念ながら、ドライバーで弾道コントロールをするテクニックが低いゴルファーには、『B-Limited 415 ドライバー』は、単純に、ボールが右にも左に行ってしまう超難関ドライバーなってしまうので、オススメできません。
僕は昔、小型のヘッドが好きだったので、けっこう多くの小型ヘッドドライバーを試打してきました。狙い通りの場所にボールを運ぶために優れているドライバーは、何本かありました。小型ヘッドは、コントロール優先でOKという余裕がないと使えないと考えて来ました。『B-Limited 415 ドライバー』は、それだけではなく、激しく飛びます。
2022年までゴルフを続けていた意味は、諦めていた常識が変わる瞬間に立ち会うためだったのだと、『B-Limited 415 ドライバー』の試打をしながら、何度も考えてしまいました。
正統派という言葉を使うのが、ゴルフクラブについて、とてもむずかしい時代になりました。プロが求めるクラブが多様化したせいです。幼い頃からゴルフをする中で、むずかしいクラブを打ち熟す時期があったプロと、やさしいクラブを使って、突破するようにプロ並みのスコアが出るようになったプロでは、信頼するクラブの基本的な考え方が違うからです。
『B-Limited 415 ドライバー』は、むずかしいクラブを打ち熟したいゴルファーのための1本です。そして、強いて、オールドゴルファーの一人として、本格的なドライバーとしての完成度の高さを讃えたいと思います。
『B-Limited 415 ドライバー』でなければ、ダメだというゴルファーは、一部のプロだけでなく、巷にも確実に存在します。彼らに、このドライバーを打つ機会があることを願ってやまないのです。
打音の大きさもあって、打ったその場で、飛んだという実感があります。自然に打つと、フェードするドライバーは、スピン量が多くなる傾向があり、結果として美しい球筋になりますが、飛距離が出ないものです。『B-Limited 415 ドライバー』で出るフェードは、美しさよりも「強さ」を感じさせる伸び上がらないボールです。
今年の秋の新製品のドライバーを打つたびに、飛距離性能が凄い、と騒いでいるので、飛ぶ飛ぶ詐欺か? と思われるかもしれませんが、『B-Limited 415 ドライバー』も、本当に飛びます。ただ、他の新しいドライバーは、不思議と飛ぶという感じだったのですが、このドライバーだけは、低スピンを始めとする飛ばすためのスペックが整って、見覚えのある強い弾道で飛距離を出すという納得がありました。
『B-Limited 415 ドライバー』は、40m/sがギリギリ感がありますが、非力なゴルファーでも十分に使えます。芯に難なく当てることが出来る自信があるゴルファーに、『B-Limited 415 ドライバー』はオススメです。
残念ながら、ドライバーで弾道コントロールをするテクニックが低いゴルファーには、『B-Limited 415 ドライバー』は、単純に、ボールが右にも左に行ってしまう超難関ドライバーなってしまうので、オススメできません。
僕は昔、小型のヘッドが好きだったので、けっこう多くの小型ヘッドドライバーを試打してきました。狙い通りの場所にボールを運ぶために優れているドライバーは、何本かありました。小型ヘッドは、コントロール優先でOKという余裕がないと使えないと考えて来ました。『B-Limited 415 ドライバー』は、それだけではなく、激しく飛びます。
2022年までゴルフを続けていた意味は、諦めていた常識が変わる瞬間に立ち会うためだったのだと、『B-Limited 415 ドライバー』の試打をしながら、何度も考えてしまいました。
正統派という言葉を使うのが、ゴルフクラブについて、とてもむずかしい時代になりました。プロが求めるクラブが多様化したせいです。幼い頃からゴルフをする中で、むずかしいクラブを打ち熟す時期があったプロと、やさしいクラブを使って、突破するようにプロ並みのスコアが出るようになったプロでは、信頼するクラブの基本的な考え方が違うからです。
『B-Limited 415 ドライバー』は、むずかしいクラブを打ち熟したいゴルファーのための1本です。そして、強いて、オールドゴルファーの一人として、本格的なドライバーとしての完成度の高さを讃えたいと思います。
『B-Limited 415 ドライバー』でなければ、ダメだというゴルファーは、一部のプロだけでなく、巷にも確実に存在します。彼らに、このドライバーを打つ機会があることを願ってやまないのです。
試打クラブスペック
『B-Limited 415 ドライバー』
ヘッド素材 Ti811チタン合金、チタンウェイト、タングステンウェイト
フェース素材 6AL-4Vチタン合金
ヘッド体積 415cc
ロフト角 9.0度
ライ角 57度
シャフト Diamana GT(S)
ヘッド素材 Ti811チタン合金、チタンウェイト、タングステンウェイト
フェース素材 6AL-4Vチタン合金
ヘッド体積 415cc
ロフト角 9.0度
ライ角 57度
シャフト Diamana GT(S)
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
連載
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』