ニュードライバー、“買った決め手”はコレだった 〜XXIO編〜
毎年さまざまな新製品がリリースされる中で、ゴルファーたちは何を理由に新しいクラブを購入しているのか。ショップでの試打結果? 口コミ? それとも他の理由? ALBA.Netメルマガ会員を対象に行ったアンケートを元に、セカンドQTまで進んだ事がある元ALBA編集部員のギアライター・タナビーが、今回は国民的人気ブランド『XXIO』を購入したゴルファーに購入した理由やラウンド後の使用感についての追跡調査を行った。 取材・構成/田辺直喜
配信日時:2022年9月20日 01時00分
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昨年12月に発売された『XXIO12 ドライバー』(写真左)と『XXIO X-eks- ドライバー』(写真右)。すでに多くのゴルファーが購入している人気機種だが、どんな理由からXXIOを選んだのだろう
1年以内に新ドライバーを購入したゴルファー1000人にアンケート
ゴルフクラブは日々進化を続け、メーカー各社は独自の工夫を凝らした新製品を世に送り出してくれている。一方で、これだけ多くの新製品が市場にあると、“どう選べばいいか分からない”というがゴルファーの本音ではないだろうか。
そこでALBA.Netでは、ここ1年以内に新しいドライバーを購入したゴルファーを対象としたアンケートを実施。新しいドライバーを購入しようと考えたきっかけやそのモデルに決めた理由、購入後の使用感などを調査した。
尚、アンケートに回答してくれたゴルファーの総数は1014人(9月13日時点)。平均年齢は54.9歳で、平均スコア80〜90台のゴルファーが全体の77.8%となっている。
そんな中で今回取り挙げるのは、国民的人気ブランドであるダンロップの『XXIO』シリーズ。昨年12月に発売された『XXIO X-eks- ドライバー』と『XXIO12 ドライバー』を実際に購入した4人のゴルファーに取材を行うと、興味深い“生の声”を聞くことができた。順に紹介していこう。
そこでALBA.Netでは、ここ1年以内に新しいドライバーを購入したゴルファーを対象としたアンケートを実施。新しいドライバーを購入しようと考えたきっかけやそのモデルに決めた理由、購入後の使用感などを調査した。
尚、アンケートに回答してくれたゴルファーの総数は1014人(9月13日時点)。平均年齢は54.9歳で、平均スコア80〜90台のゴルファーが全体の77.8%となっている。
「畑岡奈紗の使用をきっかけに『XXIO X-eks-』に興味を持った」松崎孝弘さん、46歳の場合
まず1人目に紹介するのは、北海道在住の松崎孝弘さん(※崎はたつざき)。今年の4月頃に『XXIO X-eks- ドライバー』を購入し、大幅な飛距離アップに成功したという。たまたま目にしたゴルフ雑誌ALBAの記事の内容から『XXIO X-eks- ドライバー』に興味を持ち、購入するに至ったようだ。
「普段、通っているトレーニングジムにALBAが置いてあり、たまに読むのですが、その中で気になる記事があったんです。それは、アメリカで大活躍している畑岡奈紗選手がドライバーを『XXIO X-eks-』に替えたというもの。正直なところ、それまでは『XXIO』シリーズというと“おじさんのクラブ”というイメージが強かったこともあって、興味はありませんでした。しかし、畑岡選手のようなアスリートゴルファーが『XXIO』を使っていると聞くと、どんな性能なのかすごく気になってしまって、翌週には近所のゴルフショップに足を運んで、試打させてもらうことにしたんです」(松崎さん)
「普段、通っているトレーニングジムにALBAが置いてあり、たまに読むのですが、その中で気になる記事があったんです。それは、アメリカで大活躍している畑岡奈紗選手がドライバーを『XXIO X-eks-』に替えたというもの。正直なところ、それまでは『XXIO』シリーズというと“おじさんのクラブ”というイメージが強かったこともあって、興味はありませんでした。しかし、畑岡選手のようなアスリートゴルファーが『XXIO』を使っていると聞くと、どんな性能なのかすごく気になってしまって、翌週には近所のゴルフショップに足を運んで、試打させてもらうことにしたんです」(松崎さん)
松崎さんは、週2回のラウンドや練習をこなすなど精力的にゴルフに取り組んでいて、以前まではハードなアスリートモデルのドライバーを愛用していた。しかし、弾道がやや低いことやコースで右に曲がるミスが飛び出すことがずっと気になっていたという。そんな中で『XXIO X-eks- ドライバー』を試打すると、大きな衝撃を受けたそうだ。
「打ってみると、インパクトの感触や球筋がすごく自分の理想とするイメージに近かったんです。しっかり高さが出ていましたし、つかまりも良いので軽いドローが打てるようになりました。今までと違ってスライスが怖くないので、すごく振り切れる感じがするんですよね。しかも、データを見たら、前のドライバーよりも15ヤードくらい飛距離が出ていたんです。私自身、年齢が40代後半になってきたこともあり、こういうクラブに頼れば、気持ち的にストレスなくスイングができて、楽にゴルフができると思ったので、すぐに購入を決めました」(松崎さん)
「打ってみると、インパクトの感触や球筋がすごく自分の理想とするイメージに近かったんです。しっかり高さが出ていましたし、つかまりも良いので軽いドローが打てるようになりました。今までと違ってスライスが怖くないので、すごく振り切れる感じがするんですよね。しかも、データを見たら、前のドライバーよりも15ヤードくらい飛距離が出ていたんです。私自身、年齢が40代後半になってきたこともあり、こういうクラブに頼れば、気持ち的にストレスなくスイングができて、楽にゴルフができると思ったので、すぐに購入を決めました」(松崎さん)
ショップで体感した球筋、飛距離の変化は、実際のラウンドでもしっかり感じ取れたという。
「ラウンドでの結果は、ショップで試打した以上のものになりました。キャリーで10〜15ヤードは伸びていましたし、ランを含めると30ヤード近く、前のクラブより飛ぶこともありました。よくラウンドしている自分のメンバーコースで試したので、ドライバーを打てばどの辺りに着弾して、どこまで飛ぶかは把握していました。だから前のクラブとの明らかな違いを感じることができました。正直ここまで変わるとは思いもしませんでしたよ。自分の体力と『XXIO X-eks- ドライバー』がものすごくマッチしたのかもしれません。自分にとってギアのビッグチェンジになりました」(松崎さん)
ドライバーの飛距離が伸びたことで、プレーの質そのものが変わり、スコアアップにも成功したと松崎さん。
「以前は平均飛距離が215ヤードほどでしたが、今は230〜240ヤードまで伸びました。これだけ飛距離が変わると、前まで越えられなかったバンカーを越えられるようになりますし、プレーがものすごく楽になりました。自分にマッチしたドライバーを使うことで、スイングそのものも良くなった気がしています。実際、平均スコアも、以前は90を切れるかどうかという感じでしたが、今は86〜87で回れています。ドライバーを替えるだけでスコアが4打も縮まったのは驚きですよ。ホームコースの所属プロにも“いいモノを買ったね”と言ってもらえましたし、一緒にラウンドした人からも“変わったね”とよく言われます。変わったのはクラブだけなんですけどね」(松崎さん)
松崎さんは、『XXIO』シリーズを“おじさんのクラブ”と考えて、それまで選択肢に入れてこなかった。しかし、ふとしたきっかけから試打を行い、思い切ってドライバーを替えることで、ゴルフそのものを変えることに成功したのだ。『XXIO X-eks- ドライバー』を始め、最新クラブの中には幅広いレベル、パワーのゴルファーに対応したモデルもどんどん増えている。モデル名などに対する先入観は一度捨てて、フラットな気持ちで試打を行うことも、良いドライバーを見つける上で大切なことになりそうだ。
「ラウンドでの結果は、ショップで試打した以上のものになりました。キャリーで10〜15ヤードは伸びていましたし、ランを含めると30ヤード近く、前のクラブより飛ぶこともありました。よくラウンドしている自分のメンバーコースで試したので、ドライバーを打てばどの辺りに着弾して、どこまで飛ぶかは把握していました。だから前のクラブとの明らかな違いを感じることができました。正直ここまで変わるとは思いもしませんでしたよ。自分の体力と『XXIO X-eks- ドライバー』がものすごくマッチしたのかもしれません。自分にとってギアのビッグチェンジになりました」(松崎さん)
ドライバーの飛距離が伸びたことで、プレーの質そのものが変わり、スコアアップにも成功したと松崎さん。
「以前は平均飛距離が215ヤードほどでしたが、今は230〜240ヤードまで伸びました。これだけ飛距離が変わると、前まで越えられなかったバンカーを越えられるようになりますし、プレーがものすごく楽になりました。自分にマッチしたドライバーを使うことで、スイングそのものも良くなった気がしています。実際、平均スコアも、以前は90を切れるかどうかという感じでしたが、今は86〜87で回れています。ドライバーを替えるだけでスコアが4打も縮まったのは驚きですよ。ホームコースの所属プロにも“いいモノを買ったね”と言ってもらえましたし、一緒にラウンドした人からも“変わったね”とよく言われます。変わったのはクラブだけなんですけどね」(松崎さん)
松崎さんは、『XXIO』シリーズを“おじさんのクラブ”と考えて、それまで選択肢に入れてこなかった。しかし、ふとしたきっかけから試打を行い、思い切ってドライバーを替えることで、ゴルフそのものを変えることに成功したのだ。『XXIO X-eks- ドライバー』を始め、最新クラブの中には幅広いレベル、パワーのゴルファーに対応したモデルもどんどん増えている。モデル名などに対する先入観は一度捨てて、フラットな気持ちで試打を行うことも、良いドライバーを見つける上で大切なことになりそうだ。
「マイクラブの不調をきっかけに『XXIO X-eks- ドライバー』を購入した」H・Kさん、53歳の場合
続いて紹介するのは、松崎さんと同じく『XXIO X-eks- ドライバー』を購入した東京都在住の会社員H・Kさん、53歳。試打をして即購入を決めた松崎さんに対し、H・Kさんは良いと感じつつも、購入までに期間を要した点が面白い。
「新しい『XXIO』シリーズが発売された昨年の11〜12月頃、WebサイトやYouTubeにはたくさんの試打インプレッションが出ていました。“従来のXXIOとは違ったテイストに仕上がっているけど、非常に性能的に良い”といった評価がされていて、すごく気になったのを覚えています。当時はマイクラブが気に入ってこともあり、すぐには試せなかったのですが、今年の3月に入ってふと打ってみたくなり、ダンロップの“試打クラブレンタルサービス”を利用して、『XXIO X-eks- ドライバー』を借りることにしました。ホームコースに持って行きマイクラブとの比較を行うと、前評判通り、すごく良い感触が得られました」(H・Kさん)
ホームコースで『XXIO X-eks- ドライバー』を試すことで良さを体感できたというH・Kさんだが、このタイミングでの購入には至らなかったという。
「マイクラブと打ち比べてみると、『XXIO X-eks- ドライバー』の方が5ヤードほど前に行く印象でした。良いと思う一方で、これくらいの差であればマイクラブのままでもいいかなとも思ったのです。その時はマイクラブの調子も良く、コースで気持ち良く振れていたんですよね。購入からまだ2〜3年ほどでしたし、“今はこのクラブでいい“という気持ちが実は強かったんです」(H・Kさん)
このようにマイクラブへの愛着が強く、新しいドライバーの購入に踏み切れなかったH・Kさんだったが、試打クラブレンタルを利用してから5か月が経過した頃、急遽、『XXIO X-eks- ドライバー』を購入することになる。その理由は?
「8月頃になって、マイクラブが急に当たらなくなって、ひどいとボールの頭を叩くチョロが出るようになったんです……。自分の中でマイクラブの評価が下がった分、頭の中にずっとあった『XXIO X-eks- ドライバー』の評価がぐんぐん上がって、ものすごく使いたくなってしまったんですよ。それで気分転換も兼ねて、『XXIO X-eks- ドライバー』を購入することにしました。すぐコースで打ちましたが、ずっと前のクラブで嫌な感触だったこともあってか、『XXIO X-eks- ドライバー』はすごく振りやすく、爽快に感じられて、久しぶりに気持ち良くゴルフをすることができました」(H・Kさん)
ドライバーの不調に陥っていたH・Kさんにとって、『XXIO』が追求する振りやすさが非常にマッチしたのかもしれない。
実際、シャフトの挙動やインパクトの感触には改めて良さを感じたという。
「自分は元々先が走るタイプのシャフトが好きで、しなりを活かして振っていくタイプなのですが、『XXIO X-eks- ドライバー』に装着されている純正シャフトはその意味ですごく合っていると感じました。しなりを感じながら気持ち良く振れますし、タイミングもしっかり合ってくれるんです。心なしか、前のクラブよりも大きなスイングができている気がしました。あとは高めのインパクト音も“当たった感”がすごくあって、不調の時にはこの爽快な音が安心感につながります」(H・Kさん)
本当に良いと思うクラブは、時が経っても良いと感じるもの。すぐに購入はしなくても、気になったクラブは定期的に試打するようにして、自分にとっての“購入したい候補”を作っておくのも面白いかもしれない。H・Kさんのように気に入っていたクラブが突如、打てなくなることもあれば、破損してそもそも使えなくなるというリスクもゴルフクラブにはあるからだ。日頃から新しいモデルの性能をチェックしておく癖をつけておくと、いざという時に対象が絞れて、間違いのないクラブ選びができるだろう。
「自分は元々先が走るタイプのシャフトが好きで、しなりを活かして振っていくタイプなのですが、『XXIO X-eks- ドライバー』に装着されている純正シャフトはその意味ですごく合っていると感じました。しなりを感じながら気持ち良く振れますし、タイミングもしっかり合ってくれるんです。心なしか、前のクラブよりも大きなスイングができている気がしました。あとは高めのインパクト音も“当たった感”がすごくあって、不調の時にはこの爽快な音が安心感につながります」(H・Kさん)
本当に良いと思うクラブは、時が経っても良いと感じるもの。すぐに購入はしなくても、気になったクラブは定期的に試打するようにして、自分にとっての“購入したい候補”を作っておくのも面白いかもしれない。H・Kさんのように気に入っていたクラブが突如、打てなくなることもあれば、破損してそもそも使えなくなるというリスクもゴルフクラブにはあるからだ。日頃から新しいモデルの性能をチェックしておく癖をつけておくと、いざという時に対象が絞れて、間違いのないクラブ選びができるだろう。