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    ニュードライバー、“買った決め手”はコレだった 〜XXIO編〜

    毎年さまざまな新製品がリリースされる中で、ゴルファーたちは何を理由に新しいクラブを購入しているのか。ショップでの試打結果? 口コミ? それとも他の理由? ALBA.Netメルマガ会員を対象に行ったアンケートを元に、セカンドQTまで進んだ事がある元ALBA編集部員のギアライター・タナビーが、今回は国民的人気ブランド『XXIO』を購入したゴルファーに購入した理由やラウンド後の使用感についての追跡調査を行った。 取材・構成/田辺直喜

    配信日時:2022年9月20日 01時00分

    • ギア

    「空力をコントロールする理論に納得して購入した」山崎新一さん、67歳の場合

    “飛びの翼”というキャッチフレーズで話題となった「アクティブウィング」。技術職の山崎さんにとって、このテクノロジーが興味深く、納得感の強いものだった(画像・XXIO公式サイト)

    “飛びの翼”というキャッチフレーズで話題となった「アクティブウィング」。技術職の山崎さんにとって、このテクノロジーが興味深く、納得感の強いものだった(画像・XXIO公式サイト)

    3人目に紹介するのは独特の感性で『XXIO12 ドライバー』に惚れ込み、購入した67歳の山崎新一さん。それまで他メーカーのアスリート系ドライバーを愛用していたが、年齢が60代後半に入ってきたこともあり、より楽に飛ばせるドライバーを探している中で『XXIO12 ドライバー』に出合ったという。

    「ゴルフショップに行った際に、新しい『XXIO』シリーズのプロモーション動画が流されていたのですが、それがすごく興味を惹かれる内容だったのです」

    山崎さんはロボットなど、人に代わる自動制御のシステム開発を行う会社でエンジニアを務めている。過去には製鉄や造船といった分野に関わっていたこともあり、最新の『XXIO』シリーズに搭載された空力をコントロールする“飛びの翼”が気になったというのだ。

    「ドライバーの空力をコントロールする試みは、ダンロップに限らず海外ブランドでもやっていたと思います。しかし、あのクラウンの突起のような構造を使って空力をコントロールする考えは他のメーカーにはなかったと思いますし、プロモーション動画で語られていた理論や女子プロの方のインプレッションを聞いていたら、自分の中で妙に納得してしまったんですよね、これは良さそうだと。職業柄かもしれませんが、自分の体感云々よりも、クラブの理論やテクノロジーが信じられるかどうかの方が大事だと考えていて、しっかりミスへの対策ができたクラブであれば安心して振れますし、結果、ミスショットも少なくなると思うんです」(山崎さん)
    写真は『XXIO X-eks- ドライバー』だが、山崎さんのいう突起はクラウンのシャフト寄りの部分に配置されている。「アクティブウィング」という機構で、ダウンスイングでヘッドにかかる空気抵抗をコントロールすることができる

    写真は『XXIO X-eks- ドライバー』だが、山崎さんのいう突起はクラウンのシャフト寄りの部分に配置されている。「アクティブウィング」という機構で、ダウンスイングでヘッドにかかる空気抵抗をコントロールすることができる

    最新の『XXIO』シリーズでは、ダウンスイング前半の空気の流れをコントロールすることでヘッドの挙動を安定させ、よりフェースが真っすぐな状態で芯を捉えやすくなる工夫が施されている。その要となるのが、クラウンに搭載された「アクティブウィング」と呼ばれる突起で、山崎さんが注目し、惚れ込んだ部分でもある。

    「『XXIO12』を知ってからすぐに、馴染みのショップでフィッティングをしてもらいました。シャフトの硬さなどを見てもらいながら試打を重ね、振り心地や感触の上でも自分のイメージと合ったので購入を決めました。性能面だけでなく、青を基調としたデザイン、カラーリングも好みでしたので、迷わず即決できましたね」(山崎さん)

    テクノロジーを信じて購入したドライバーは、コースでもしっかり結果を残しているという。

    「私の持ち球はフェードなのですが、以前のドライバーでは曲がりが大きくなりがちで、それを防ごうと引っかけることもありました。スライス・引っかけという繰り返しを10年以上は続けてきたのです。しかし、『XXIO12 ドライバー』に替えてからは、ボールの曲がる範囲が確実に狭まりました。また、前のクラブと同じロフト表記でも、打ってみるとしっかり球が上がってくれるのも嬉しい点です。フォローの時などは、驚くほど飛んでくれるので、10歳くらい年下の人とラウンドしていても、飛距離で勝つことがありますよ。“年の割に飛びますね”なんて言われますが、いつも“クラブのおかげですよ”って答えてます(笑)」(山崎さん)
    『XXIO12 ドライバー』を購入した山崎さん(写真中央)は、メンバーコースの月例会に参加するなど、より一層、ゴルフを楽しんでいる

    『XXIO12 ドライバー』を購入した山崎さん(写真中央)は、メンバーコースの月例会に参加するなど、より一層、ゴルフを楽しんでいる

    山崎さんのケースから分かることは、自分のフィーリングを信じてクラブを選ぶのも良いが、時には性能を裏付けるテクノロジーや理論をしっかり調べて、納得した上で購入することも同じくらい大切ということだ。クラブを信頼できれば、当然、コースでの結果も良くなる。新しいクラブの購入を検討しているなら、ぜひ参考にしてほしいポイントだ。

    「5番ウッドが気に入ってドライバーも追加購入した」大舘広知さん、58歳の場合

    ドライバーには突起状の、ウッドとユーティリティには軽い段差をつけることでスイング中の空力性能をコントロールしている

    ドライバーには突起状の、ウッドとユーティリティには軽い段差をつけることでスイング中の空力性能をコントロールしている

    最後に紹介するのは『XXIO12』シリーズでドライバー、ウッド、ハイブリッドを揃えたという大舘広知さん。以前まで使っていたドライバーでの飛距離低下が顕著になり、58歳という年齢も鑑みて、新しいドライバーを探している中で『XXIO12 ドライバー』と出会ったという。

    「年齢もあると思いますが、だんだん飛距離が出なくなっていると感じていました。それまで使っていたドライバーは購入から9年が経っていましたし、その当時はまだ40代でしたから、今とは体力の差もあります。ドライバーのスペック自体が合わなくなっているかもしれないと思い、今の自分に合ったドライバーを探すことにしました。そんな中で、普段通っているスポーツクラブでレッスンを受けた際に、インストラクターの方から新しい『XXIO』シリーズのクラブを勧められたんです」

    この時、ドライバーだけでなく、ウッド類の試打も行った大舘さん。その中で、想像以上に好感触を得られて『XXIO12』シリーズを購入する決め手となったのが、実は5番ウッドだったという。

    「5番ウッドがとにかく良くて、球筋も飛距離も大満足の出来だったんです。これは買うしかないと考えた時に、それならドライバーも同じ『XXIO12』シリーズで揃えたいと思いました。実際、ドライバーもすごく直進性が高くて、前に使っていたモノよりも左右のブレが明らかに少なかったので良いなと感じていたので、迷いはありませんでした」(大舘さん)

    大舘さんが以前使用していたドライバーはややハードなスペックで、最近ではボールをつかまえきれずに右に曲がるミスが増えていた。一方で、『XXIO12 ドライバー』に装着されている純正シャフトは、適度にしなりながらもタイミングが取りやすい独自の設計が採用されている。「アクティブウィング」によるヘッド挙動の安定もあるため、右へのミスが増えていた大舘さんにぴったりハマったのだ。

    ちなみに昨年末、『XXIO12 ドライバー』の10.5度を購入した大舘さんだが、年が明けてすぐに9.5度のモデルを買い直したようだ。

    「振り心地やつかまり具合は良かったのですが、ややスピンが多く吹け上がる感じがあったことが気になりました。そこで同じ『XXIO12 ドライバー』の9.5度を改めて購入したのです。9.5度でもしっかりつかまってくれますし、問題だった吹け上がりも抑えられましたので、とても満足しています」(大舘さん)

    ドライバーと5番ウッドがフィットして高い満足感を得た大舘さんは、さらに『XXIO12』シリーズのクラブを買い足したという。

    「5番ウッドからの流れでドライバーを購入したように、追加で7番ウッドと4番ユーティリティも購入しました。ヘッドのつかまり具合や振り心地がシリーズを通じて揃っているのも嬉しい点ですよね。純正シャフトで揃えれば、ばっちりセッティングできますので、選ぶ方も非常に楽だと思います」(大舘さん)
    大舘さんの実際のクラブがこちら。『XXIO12』シリーズで揃えたセッティングはコースでも使い勝手が抜群だという

    大舘さんの実際のクラブがこちら。『XXIO12』シリーズで揃えたセッティングはコースでも使い勝手が抜群だという

    最新の『XXIO』シリーズでは、各番手ごとに最適化された「アクティブウィング」が搭載されている。また、シャフトの特性やスペック面でも同じシリーズで組み合わせた際に振り心地や球筋のイメージが揃うように調整されている。大舘さんのように気に入ったクラブに合わせて、シリーズで揃える上で『XXIO12』は最適なものだったのだ。

    クラブ探しをする際は、目的のドライバーだけを打つのではなく、ウッドやアイアンなどを同じシリーズで打ってみて、振り心地をチェックしてみても良いかもしれない。

    良いクラブと出会うには情報感度を高めるのが近道

    今回紹介した4人のゴルファーに共通していたのは、気になるクラブの情報を頻繁にキャッチしていたことではないだろうか。今回のアンケートでは「あなたがドライバーを購入した際、そのクラブを検討する最初のきっかけは何でしたか?」という質問項目を入れていたのだが、回答を集計した結果は以下の通り。
    「Web記事」や「YouTubeなどの動画メディア」、「雑誌記事」といった項目が上位に入っていた

    「Web記事」や「YouTubeなどの動画メディア」、「雑誌記事」といった項目が上位に入っていた

    これを見ると、約41.1%の人が「Web記事」や「雑誌記事」、「YouTubeなどの動画メディア」を見て、購入したクラブの情報を得ていたことが分かる。また、「知り合いからの口コミ情報」と回答した人も12.5%いることからも、日頃からアンテナを張って、最新クラブの情報を手にしていることが、自分に合ったギアを見つけるための一つの条件と言えそうだ。

    また、気になるクラブが出てきた際にはショップなどに足を運び、しっかり試打を行うことも大切になるだろう。メディアから発信される情報に加えて、自身の体感で合うクラブ、合わないクラブと選別していけば、購入を検討する段階になった時に迷わず、良いモデルを選べるだろう。

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