シン貧打爆裂レポート『NX PROTO ドライバー』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2022年10月13日 08時00分
注目ポイント
本間ゴルフは、『NX PROTO ドライバー』を2022年8月に適合ドライバーヘッドリストに登録申請して、認められました。知らない人も多いようですが、いわゆるプロトーナメントを含む全ての公式競技では、適合ドライバーヘッドリストに載っていないドライバーは使用することが出来ません。
市販する前に、リスト登録する理由は二つしかありません。一つは、発売が決まって、購入者がすぐに競技で使用できるように準備したというパターン。もう一つは、プロゴルファーが、競技で使用できるようにするというパターン。
『NX PROTO ドライバー』の場合は、TEAM HONMAの契約女子プロが、試合で使えるようにしたのと、モニターでテストしているアマチュアゴルファーも競技で使用できるようにしたのだと思われます。
国内女子ツアーの会場の練習場で、ホンマの新しいドライバーがテストされているという噂は、7月から流れていました。それと同時に、SNSで発信することを条件に新しいドライバーのアマチュアゴルファーモニターを募集していることも知りました。色々とあって、メディアでインプレをしている僕も、モニターとして『NX PROTO ドライバー』を試打することになったのです。
『NX PROTO ドライバー』でわかっている情報は、“ドローバイアス設計のぶっ飛び軽量ドライバー。推奨ヘッドスピードはフレックスRで36〜42m/s”という開発コンセプトと、ロフトは10度のみで、長さは45.5インチ、専用の純正Sフレックスシャフトが装着した状態の総重量が298グラム、ということだけです。
実際に、現物を手にしてみて、思わず唸ってしまいました。第一印象は、これは本当にホンマのドライバーなのか? という疑問だったからです。
まず、ソールを見て、トウサイドにしか「HONMA」のロゴがないのです。外国メーカーが採用している太いレール状の出っ張りがややヒールサイドにあって、それ以外はえぐられたようになっています。フェース寄りには、大きな溝があって、形状は左右が広くなっています。この部分は、ホンマらしさを感じました。
クラウンは更に衝撃です。カーボン素材の編み目が透けて見えるだけではなく、その表面がメロンパンの表面のように編み目の模様で凸凹しているのです。凸凹は、あのメーカー、カーボンは、あそこのメーカー、という想起を自然にしてしまいました。
『NX PROTO ドライバー』は、外国メーカーのヒットしているドライバーから良いところを集めて作ったように見えました。タブーなしで、目的のためには手段を選ばないという意気込みは、嫌いじゃないよ、とも思いました。
ただ、構えてみると、フェースの見え方や曲線の張り出しなどは、ホンマらしいのです。外国ブランドのイメージは欠片もなくなりました。
『NX PROTO ドライバー』は、いつ発売されるかわからない謎のドライバーです。それに相応しいわかりやすさがあるのが特徴です。
試打した日は、気温19度〜28度。曇り時々雨でした。使用したボールは『TOUR B X』です。
市販する前に、リスト登録する理由は二つしかありません。一つは、発売が決まって、購入者がすぐに競技で使用できるように準備したというパターン。もう一つは、プロゴルファーが、競技で使用できるようにするというパターン。
『NX PROTO ドライバー』の場合は、TEAM HONMAの契約女子プロが、試合で使えるようにしたのと、モニターでテストしているアマチュアゴルファーも競技で使用できるようにしたのだと思われます。
国内女子ツアーの会場の練習場で、ホンマの新しいドライバーがテストされているという噂は、7月から流れていました。それと同時に、SNSで発信することを条件に新しいドライバーのアマチュアゴルファーモニターを募集していることも知りました。色々とあって、メディアでインプレをしている僕も、モニターとして『NX PROTO ドライバー』を試打することになったのです。
『NX PROTO ドライバー』でわかっている情報は、“ドローバイアス設計のぶっ飛び軽量ドライバー。推奨ヘッドスピードはフレックスRで36〜42m/s”という開発コンセプトと、ロフトは10度のみで、長さは45.5インチ、専用の純正Sフレックスシャフトが装着した状態の総重量が298グラム、ということだけです。
実際に、現物を手にしてみて、思わず唸ってしまいました。第一印象は、これは本当にホンマのドライバーなのか? という疑問だったからです。
まず、ソールを見て、トウサイドにしか「HONMA」のロゴがないのです。外国メーカーが採用している太いレール状の出っ張りがややヒールサイドにあって、それ以外はえぐられたようになっています。フェース寄りには、大きな溝があって、形状は左右が広くなっています。この部分は、ホンマらしさを感じました。
クラウンは更に衝撃です。カーボン素材の編み目が透けて見えるだけではなく、その表面がメロンパンの表面のように編み目の模様で凸凹しているのです。凸凹は、あのメーカー、カーボンは、あそこのメーカー、という想起を自然にしてしまいました。
『NX PROTO ドライバー』は、外国メーカーのヒットしているドライバーから良いところを集めて作ったように見えました。タブーなしで、目的のためには手段を選ばないという意気込みは、嫌いじゃないよ、とも思いました。
ただ、構えてみると、フェースの見え方や曲線の張り出しなどは、ホンマらしいのです。外国ブランドのイメージは欠片もなくなりました。
『NX PROTO ドライバー』は、いつ発売されるかわからない謎のドライバーです。それに相応しいわかりやすさがあるのが特徴です。
試打した日は、気温19度〜28度。曇り時々雨でした。使用したボールは『TOUR B X』です。
次ページ
⇒ 打感・打ち応えは?ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』