『ステルス グローレ プラス ドライバー』は、少しだけ『ステルス グローレ ドライバー』よりも高額です。試打を通して、その価値があると確信しました。

シャフト交換が簡単なだけではなく、ほとんど変わらない弾道調整機能も存在する中で、『ステルス グローレ プラス ドライバー』は、違うクラブだといえるぐらい変わるからです。

そして、『ステルス グローレ プラス ドライバー』も、本当にやさしいドライバーです。ミスヒットの許容範囲については、弾道に浮力が入るようになったので、よくわかるようになって、多少のミスヒットならドライバーが助けてくれることを実感できました。

やさしいドライバーが欲しいけれど、ボールは普段からまあまあ上がるというゴルファーにも『ステルス グローレ プラス ドライバー』をオススメします。

『ステルス グローレ ドライバー』と違うところが、一つわかりました。『ステルス グローレ プラス ドライバー』の純正シャフトの場合、長さが46インチではなく、45.75インチで少し短いのです。

『ステルス グローレ プラス ドライバー』は、高く上がったボールで飛ばすドライバーです。ハイボールで飛ばすドライバーはたくさんありますが、『ステルス グローレ プラス ドライバー』は特別です。

そして、特別ではない感じで、普通に飛距離が出ます。面白いドライバーです。

ヘッドスピード40m/s前後未満のゴルファーに、『ステルス グローレ プラス ドライバー』はチューニングされていると強く感じました。飛距離性能の秘密は、初速が出ることなのだと思います。

『ステルス グローレ プラス ドライバー』と『ステルス グローレ ドライバー』のどっちを選ぶかというポイントは、いくつかあると思いますが、超高弾道が欲しいか？　そこまででなくとも良いか？　という差が一番だと思います。調整機能を上手く使って、自分に合う状態にするのを楽しめる分、『ステルス グローレ プラス ドライバー』のほうがお得な気もします。

『ステルス グローレ プラス ドライバー』は、中高年のゴルファーにとって、かなり高齢者になっても長く使うことが出来るドライバーです。ロフトを立てて、ボールの打ち出しを低くして試打をしましたが、その逆も可能だからです。もっとハイボールにしてゴルフを楽しめる可能性もあるのです。今より、もっとパワーが落ちても、対応が可能ということです。

『ステルス グローレ プラス ドライバー』を最後の相棒にすると覚悟を決めて、高額なドライバーを購入する物語は、良いお話として、めでたし、めでたし、になるような予感をさせるのです。

『ステルス グローレ プラス ドライバー』

ヘッド素材　　チタン（9-1-1 ti）製フレーム／カーボンクラウン／カーボンソール／アルミニウムリング／バックウェイト
フェース素材　60層カーボンツイストフェース
ヘッド体積　　460cc
ロフト　　　　10.5度（9.5度もあり）
ライ角　　　　56度（最大60度まで）
シャフト　　　FUJIKURA SPEEDER NX for TM（S）
長さ　　　　　45.75インチ

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学１年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員