12月8日、「XXIOドリームカップ2022 プロアマコンペ」が開催された。このXXIOドリームカップは1年にわたり日本各地で地区大会が開かれ、各大会の参加者のみがこのプロアマコンペへの参加応募ができる。今回も多数の応募者の中から、抽選で選ばれた48名のアマチュアゴルファーと、青木瀬令奈、小祝さくら、菅沼菜々、畑岡奈紗、稲森佑貴、片岡尚之、桂川有人、星野陸也という豪華なトッププロたちが参加した。
会場となったのは、2022年5月にワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップが開催された、茨城ゴルフ倶楽部 西コース。当日は風もほとんどない冬晴れという絶好のコンディションのもと、プロとラウンドするハーフラウンドのグロススコアで順位を決めるスクランブル方式のチーム戦で競技が行われた。もちろん競技にも力は入るのだが、予選会から参加してきた、心からゴルフを楽しめる人たちが集まってこそ生まれる空間や、名門コースをプロと一緒にプレーできる非日常など、ゴルファーにとってはこの上なく豊かな時間を満喫しているようだった。
この「XXIOドリームカップ2022 プロアマコンペ」ならではの空間や時間の背景には、XXIOのクラブとゴルファーの間に、20年以上の歳月をかけて築き上げられた幸せな関係があるに違いない。参加したアマチュア、プロたちの声を聞いてみた。
やさしい、打ちやすいはやはり参加者の多くが感じていた
ラウンド前後の時間には、練習場でXXIOの試打会も開催された。XXIO X-eks-をはじめ数多くのモデルを試打できるとあって、行列ができるほどの盛況ぶり。限られた時間の中で、熱心にクラブの特徴を感じとろうとする姿が印象的だった。試打を終えたばかりの鈴木栄治さんに話を聞いてみた。
「XXIOを使いはじめたのは5年くらい前。それまではゴルフ仲間に “XXIOを使うとうまくならないよ” って言われていました。ですがゴルフショップで店員さんに薦められて、XXIOのやさしさを知りましたね。ときどきつかまり過ぎてしまうこともありますが、この安心感はほかのクラブにはありません。うまくならないなんてことはないですよ、今は仲間に、コレを買っておけば間違いないと話していますから」
スタートを待っていた内木康博さんはこう話してくれた。
「ボクは苗字が “ないき” なので、ミーハーにナイキのクラブを使っていた時期もあったんですが、今はXXIOのアイアンを使っています。XXIOは打ちやすいという話は聞いていましたし、まわりにもユーザーが多かったのですが、いざ自分で使ってみると確かにやさしくて、打ちやすい。これは大丈夫かなというときでも、ちゃんとグリーンにのってくれたときがうれしいですね」
ふたりが語る “やさしい”、“打ちやすい” というのはXXIOをもの語るフレーズとして広くゴルファーに知られるところだ。とはいえスイングは十人十色、しかもアマチュアからプロまで、やさしい、打ちやすいと感じてもらうことは容易なことではない。そのためにXXIOは多くの社員や契約プロによるヒューマンテストをできる限り実施、そのデータを蓄積して、開発現場へのフィードバックを繰り返す。そこには見た目や打球音、フィーリングといった感覚的な要素まで含まれる。その膨大なデータが裏づけとなってXXIOらしさが発揮されるのだ。
ではトーナメントというもっとも高いレベルでXXIOを使うプロたちはどうとらえているのだろうか。ハーフを上がってきた畑岡奈紗、菅沼菜々、ふたりのプロに聞いてみた。
プロもアマチュアも感じるクラブに対する安心感と信頼感
普段のプロアマより教える時間がとれてよかったと話す畑岡奈紗プロ
「XXIO X-eks-を使いはじめたのは2月からです。ここまでクラブをチェンジしたのは久しぶりでしたね。XXIO X-eks-はスリクソンに寄ったイメージで、XXIO X-eks-に変えて飛距離が伸びたのを実感しました。顔がやさしくかまえやすく、ボールが上がりやすいところはアマチュアの方にもおすすめです」(畑岡)
菅沼菜々プロはボールを置く位置のアドバイスに感謝されたそう
「ドライバーを今年からXXIOに変えました。まずは飛距離が出るようになったのが収穫です。それにボールも上がりやすいし、ヘッドが走って振りぬきやすいので安心感があるのがうれしいですね」(菅沼)
6番、13番のショートホールでは、プロに挑戦するニアピン対決が行われた。これは最初に打つプロのティショットよりも、カップに近いところにアマチュアがオンすると、パーティのアマチュア全員に、プロから普段試合で使用しているボールがプレゼントされるというもの。アトラクションホールとはいえ、プロにチャレンジということで参加者はガチモード。“ナイスオン” の声が相次いでいた。
このイベントの責任者である、ダンロップスポーツマーケティングのゴルフ渉外部部長 猿田久和さんに話をうかがった。
「こうした場や試打会などでアマチュアゴルファーと接していると、XXIOについて、打ってみるとやっぱりやさしい、音にも爽快感があるという声をよく聞きます。やさしいというのは結果が出るということ。これが男女を問わず、ゴルフを楽しくしてくれるはずです。やさしさはアマチュアにとってすごく大切だと思いますね。それがコースで結果として出るうれしさ、結果が出せる安心感につながるわけですから」
ラウンドの合間に話を聞いた山本徹さんもXXIOの安心感、信頼感を、ユーザーサイドから実感しているようだ。
「XXIOはやさしい、軟鉄のアイアンだってやさしい。しかも飛距離には満足できるし、ミスショットにも強い。自分くらいの年齢になると、やさしいというのは大きなメリットですから。10年にわたってXXIOを使い続けてきて、XXIO X-eks-が今の自分にはピッタリのクラブですね、やっと出会えたという感じです」
結果を導きながらゴルファーにやさしく寄り添ってくれる安心感、コンディションや年齢などによって変化するスイングにさえ対応してくれる信頼感。誰が、どのモデルを手にしても変わらず感じる、このXXIOらしさを支えているのは、ゴルファーのニーズに応える優れた性能と高い均一性が保ち続ける品質にある。それを可能にしているのが、メイド・イン・ジャパンにこだわり、宮崎の工場で培われてきた熟練のワザであり、フラッグシップブランドであることの矜持だ。それが確実にユーザーに届いているからこそ、20年以上にわたり多くのゴルファーに愛されてきたのだ。
1日数百本を接着しても個体差を出さない卓越した技術
進化するXXIOの姿と変わらない価値を知る
こうしたXXIOのスピリッツの上に加わった、XXIO X-eks-の優れた先進性について、ホールアウトしたばかりの青木瀬令奈プロが解説してくれた。
プロの眼から見たXXIO X-eks-の魅力を教えてくれた青木瀬令奈プロ
「ツアーを戦っていると、ときには体の調子がよくないこともあります。それでもXXIOならいつでもきっちりと振れる。体調にも左右されないような安定感は本当に頼りになります。このXXIO X-eks-が凄いなと思うのが、クラウンのヒール寄りのところにあるわずかに膨らんだ部分、アクティブウイングと言うのですが、ココで空力を操っているんです。ドライバーを振るとき、切り返したあと、トゥが垂れたり、フェースが開いたりしがちじゃないですか。ところがこのアクティブウイングがあることで、空気の流れを受け止めてコントロールする。するとフェースは安定して、インパクトの乱れを防いでくれます。あとガチャガチャがついてシャフトを楽しめるのもポイントです」
ラウンドが終わると、いつもであれば華やかなパーティという段取り。だが今回はコロナ感染に配慮して行われなかったのは残念だったが、参加者はホールアップ後、プロとの撮影会に臨んだり、試打会に足を運んだり、レストランでのティタイムで1日を振り返ったりと思い思いに「XXIOドリームカップ2022 プロアマコンペ」を最後まで楽しんでいた。ホールアウト後、試打会に向かうという三浦正さんに話を聞いてみた。実は三浦さんのキャディバッグの中にXXIOのクラブは1本も入っていない。この大会はXXIOのクラブを持参しなくてもOKのオープンなイベントだが、ユーザーではない三浦さんにはこのコンペはどのように映ったのだろう。
「稲森プロと一緒にまわったのですが、寡黙そうに見えたプロがラウンド中にとても丁寧に教えてくれるんです。ひとり初心者さんと思われる人がいたのですが、構える向きからアドバイスしてあげて、見違えるように変わりました。プロの言葉は重みが違います。こうしたプロとのフランクなコミュニケーションがとれるのがこのイベントの魅力ですね。こうしたプロアマへの参加は有料なことも多いのに、この大会は無料。しかもこんな名門コースでプレーできるなんてなかなかありません。XXIOの世界感を存分に味わうことができました。お楽しみの締めくくりとして試打会に行ってきます!」
この冬いちばんのショットがたくさん生まれたに違いない
この日、「XXIOドリームカップ2022 プロアマコンペ」に集った方の話を聞いていると、XXIOというクラブの魅力に惹かれ、XXIOだから演出することができたスペシャルでフレンドリーなイベントを心おきなく楽しんでいるように見える。最後にこの大会のホストという立場から、ダンロップスポーツマーケティング取締役 企画本部長の片山博之さんに話を聞いた。
「XXIOにはまず、飛ぶ、打ちやすい、爽快な打球音、心地よい打感などの “機能的価値” があります。また、男女、年齢を問わず長く愛してもらえて、ゼクシオにして本当によかった。まるで家族のような存在であること。これを私たちは “情緒的な価値” だと考えています。このふたつの価値が両立しているからこそ、XXIOは20年以上愛され続けてきたのではないでしょうか。このふたつの価値に加えて “体験価値” を提供するのもゼクシオならではだと思っています。この「XXIOドリームカップ2022 プロアマコンペ」も体験価値のひとつ。ダンロップの契約プロとのラウンドしていただくという貴重な体験の場を提供しています」
コースをあとにする参加者の満足げな表情は、XXIOの揺らぐことないふたつの価値を体感できたことが、ゴルファーにとっていかに幸せだったのかをもの語っているようだった。
撮影/近澤幸司