シン貧打爆裂レポート『G430 MAX FW と SFT FW と HB』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2022年12月28日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『G430 MAX FW』は、ヘッドが薄いという第一印象でした。いきなりですが、ヘッドが薄いスプーンが好きなゴルファーに、『G430 MAX FW』はオススメです。
やさしく見えるのですが、意外に、ツアースプーンという使い勝手なのです。シャフトが浮力があるものだったので、楽に打てましたが、少しハードなシャフトだったら、手に負えないスプーンだった可能性が高いと思いました。
『G430 MAX FW』の魅力は、飛距離性能です。飛んでいくボールを見ていても、“あぁ、良い球だ。これは飛ぶだろうね”と直感させます。
ドライバーの『G430 MAX』が良かったから、『G430 MAX FW』という流れは、少し危険です。難易度が、大きく違うからです。ドライバーは、やさしさが前面に出ていますが、スプーンは、そこまでやさしくないのです。
『G430 MAX FW』は、スプーンが好きで、スプーンを打ち熟す腕前があれば、その機能をフルに発揮してくれます。万民のためのスプーンではありませんが、ハマったゴルファーにとっては、変わりがない特別な1本になります。
『G430 SFT FW』の特徴は、ボールを拾いやすいことと、飛距離性能です。『G430 MAX FW』がロフト15度なのに対して、『G430 SFT FW』は16度です。1度寝ているのに、飛距離はピッタリ一緒でした。ボールを拾いやすいというのは、多少ライが悪くて、薄目に当たったとしても、しっかりとボールに高さが出て、キャリが稼げるという意味です。
『G430 SFT FW』は、やさしいほうに分類されるフェアウェイウッドです。そして、ストレート系のボールを打たせてくれるオートマチックなスプーンです。色々なボールが打てるという自由度は、色々なミスも出るという難易度に繋がります。『G430 SFT FW』は、そういう意味で、自由度は小さくなった分、オートマチックなのです。
『G430 HB』は、アドレスビューが良くて、スッと構えられるので、直感的に“行けそうじゃん”が第一印象でした。ハイブリッドは、案外と色々なアドレスビューがあって、打つ前から、これはプレッシャーがかかったら違和感でダメだと感じさせるものもあるのです。
実際に、試打をしてみて、その飛距離性能にビックリして、さらに、ミスヒットにも強いことに感動したのです。飛んで、やさしく、構えやすいだけでも、十分にハイブリッドとして魅力的です。
個人的に好きだなぁ、と思ったポイントは、曲げることに敏感に反応することです。『G430 HB』は、簡単に曲げることが出来るのです。持ち球で攻めるゴルファーに『G430 HB』はオススメです。
『G430 MAX FW と SFT FW と HB』は、それぞれに面白いクラブでした。本格的な部分と、遊び心のバランスが、予想を超えていて感心しました。結果として、ゴルファーが使ってみれば、ちゃんとプラスになるシーンが想像できるのです。
長い距離を打つクラブは、どうしても、ゴルファーとの相性のようなものが作用する傾向があります。これは、と思ったクラブは、打ってみることです。『G430 MAX FW と SFT FW と HB』は、一生物になる可能性を感じさせる要素に溢れているから、その価値があるとオススメします。
やさしく見えるのですが、意外に、ツアースプーンという使い勝手なのです。シャフトが浮力があるものだったので、楽に打てましたが、少しハードなシャフトだったら、手に負えないスプーンだった可能性が高いと思いました。
『G430 MAX FW』の魅力は、飛距離性能です。飛んでいくボールを見ていても、“あぁ、良い球だ。これは飛ぶだろうね”と直感させます。
ドライバーの『G430 MAX』が良かったから、『G430 MAX FW』という流れは、少し危険です。難易度が、大きく違うからです。ドライバーは、やさしさが前面に出ていますが、スプーンは、そこまでやさしくないのです。
『G430 MAX FW』は、スプーンが好きで、スプーンを打ち熟す腕前があれば、その機能をフルに発揮してくれます。万民のためのスプーンではありませんが、ハマったゴルファーにとっては、変わりがない特別な1本になります。
『G430 SFT FW』の特徴は、ボールを拾いやすいことと、飛距離性能です。『G430 MAX FW』がロフト15度なのに対して、『G430 SFT FW』は16度です。1度寝ているのに、飛距離はピッタリ一緒でした。ボールを拾いやすいというのは、多少ライが悪くて、薄目に当たったとしても、しっかりとボールに高さが出て、キャリが稼げるという意味です。
『G430 SFT FW』は、やさしいほうに分類されるフェアウェイウッドです。そして、ストレート系のボールを打たせてくれるオートマチックなスプーンです。色々なボールが打てるという自由度は、色々なミスも出るという難易度に繋がります。『G430 SFT FW』は、そういう意味で、自由度は小さくなった分、オートマチックなのです。
『G430 HB』は、アドレスビューが良くて、スッと構えられるので、直感的に“行けそうじゃん”が第一印象でした。ハイブリッドは、案外と色々なアドレスビューがあって、打つ前から、これはプレッシャーがかかったら違和感でダメだと感じさせるものもあるのです。
実際に、試打をしてみて、その飛距離性能にビックリして、さらに、ミスヒットにも強いことに感動したのです。飛んで、やさしく、構えやすいだけでも、十分にハイブリッドとして魅力的です。
個人的に好きだなぁ、と思ったポイントは、曲げることに敏感に反応することです。『G430 HB』は、簡単に曲げることが出来るのです。持ち球で攻めるゴルファーに『G430 HB』はオススメです。
『G430 MAX FW と SFT FW と HB』は、それぞれに面白いクラブでした。本格的な部分と、遊び心のバランスが、予想を超えていて感心しました。結果として、ゴルファーが使ってみれば、ちゃんとプラスになるシーンが想像できるのです。
長い距離を打つクラブは、どうしても、ゴルファーとの相性のようなものが作用する傾向があります。これは、と思ったクラブは、打ってみることです。『G430 MAX FW と SFT FW と HB』は、一生物になる可能性を感じさせる要素に溢れているから、その価値があるとオススメします。
試打クラブスペック
『G430 MAX FW』
ヘッド素材 17-4スチールステンレス(ボディ)+カーボン(クラウン)
フェース素材 FORGEDマレージング鋼C300
ヘッド体積 176cc
ロフト 15度 (3番)
ライ角 57.5度
シャフト ALTA J CB BLACK(S)
長さ 43インチ
『G430 SFT FW』
ヘッド素材 17-4スチールステンレス(ボディ)+カーボン(クラウン)
フェース素材 FORGEDマレージング鋼C300
ヘッド体積 188cc
ロフト 16度 (3番)
ライ角 58度
シャフト ALTA J CB BLACK(S)
長さ 43インチ
『G430 HB』
ヘッド素材 17-4スチールステンレス(ボディ)+カーボン(クラウン)
フェース素材 FORGEDマレージング鋼C300
ヘッド体積 126cc
ロフト 22度 (4番)
ライ角 59度
シャフト ALTA J CB BLACK(S)
長さ 39.75インチ
ヘッド素材 17-4スチールステンレス(ボディ)+カーボン(クラウン)
フェース素材 FORGEDマレージング鋼C300
ヘッド体積 176cc
ロフト 15度 (3番)
ライ角 57.5度
シャフト ALTA J CB BLACK(S)
長さ 43インチ
『G430 SFT FW』
ヘッド素材 17-4スチールステンレス(ボディ)+カーボン(クラウン)
フェース素材 FORGEDマレージング鋼C300
ヘッド体積 188cc
ロフト 16度 (3番)
ライ角 58度
シャフト ALTA J CB BLACK(S)
長さ 43インチ
『G430 HB』
ヘッド素材 17-4スチールステンレス(ボディ)+カーボン(クラウン)
フェース素材 FORGEDマレージング鋼C300
ヘッド体積 126cc
ロフト 22度 (4番)
ライ角 59度
シャフト ALTA J CB BLACK(S)
長さ 39.75インチ
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
連載
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』