ヤマハ・ファンサミット直撃。使用アマが実感する『RMX FW』の“明らかな違い”とは?
契約外のプロたちが使って活躍したことで今年の女子ツアーで大きな話題となったFWがある。女子プロに近いヘッドスピードの【アマチュア】のリアルな評価とは?
配信日時:2022年12月27日 06時30分
コロナ禍を経て3年ぶりのファンサミット!
参加したのは錚々たるプロゴルファーたち。谷口徹、藤田寛之、今平周吾、有村智恵、植竹希望、福田真未、ユン・チェヨン、篠原まりあ、豊永志帆、森岡紋加、藤野オリエ、西脇まあく、高木優奈らがアマチュアと一緒に3チーム戦を楽しんでいた。
⇒11年ぶりの勝利に貢献!? 金田久美子と藤田さいきはFWが同じ
これら契約プロと別に、今年の女子ツアーで常に話題になったのが『RMX VD FW』だ。特に3Wを契約外で使用して活躍・復活勝利するシーンが見られたのも記憶に新しい。終盤で金田久美子、藤田さいきと契約外選手が11年ぶりの復活Vをはたした。
金田久美子「ヤマハで飛ぶようになった」
「ヤマハはウッドもすごい。私は3 番ウッドがめちゃくちゃ飛ばなくて、今ヤマハのクラブを使わせてもらっていても飛ばない方かもしれないんですけど、私の中では飛ぶようになって。元々簡単なのが好きなんですけど、簡単志向で、やっぱり色んなメーカーのクラブを試させてもらえるので違いも分かるし。元々クラブなんて関係ないって思っていたので、プロになる前は。シャフトでもそうですし、すごくクラブでこんなにも違うんだなって、本当にゴルフって奥深いなって思います」(金田久美子)
⇒契約外でも『RMX VD』3Wに喜びの声!原「上がる」穴井「245yキャリー」藤田「バカッ飛び」
そもそも『RMX VD FW』の飛びに最初に気づいたのは契約プロの有村智恵で、プロトタイプの初打ちから、以前の3Wよりキャリー10〜15ヤード伸び、驚いて使い始めた。仲のいい藤田さいきにも話したところ、ヘッド在庫が少ない中、使用に至ったのが昨年のこと。これが今日まで続く女子プロ人気のきっかけとなっていた。
原英莉花は『RMX VD』の3Wを軸に
⇒原英莉花・藤田さいき・穴井詩……契約フリーの飛ばし屋を“侵食”する、ヤマハ『RMX VD』FW
「昔は3Wでは上がらなかったけど、これはスピンが入ってなおかつ飛ぶ!ただ飛ぶだけの3Wなら他にもありますが、しっかりスピンが入るのが気に入ってます。パー5で2オンを狙う時に安心して打てますよね。RMXシリーズはいいクラブばかりですけど、このウッドが私の中では1位。今までのヤマハさんのクラブでも一番いい」(福田真未)
使用アマは「5Wを3W代わりに!」
■下清水 隆さん(5、7W)
「今日も5Wが真っすぐ綺麗に上がってくれました。このウッドが話題になっていることは記事で知ってますよ。やはり、プロの使用クラブは気になります。今は3Wを入れてないですが、契約フリー選手の記事などかなり気になっていて購入を検討中です」
■清水憲治さん(5W)
「RMXシリーズは全体に曲がりにくくて気に入っています。1Wもアイアンも使用してますが特にウッドは飛びがいい。ミスしても助けてくれる上に飛ぶから助けられてます。昔は3Wを入れていましたが、今はこの5Wで十分距離が出るので入れてません」
「発売と同時に買いました!FWはずっとヤマハ、16、18年モデルも使ってました。今のモデルは打感がすごく良くて、飛距離が出るので気にいっています。前のモデルは17度で今回の5Wは18度なんですが、今の方が飛ぶんですよ。本当に驚きました」
■伊藤聖司さん(3W)
「かなり飛ぶのでお気に入りです。ティショットで使うと1Wと変わらない時もあります。もちろんフェアウェイから打ってもやさしいし、球が上がる。キンクミも使ってますよね?契約のないプロが選んで使うということは、性能が高い証拠なのではと思ってます」
「(金田久美子、藤田さいきが)優勝した時に使っていたのはもちろん知ってますよ、たしか原英莉花プロも使ってましたよね?プロが使って成績を出したクラブは、やっぱり気になります」
■田澤諭さん(5W)
「3Wが要らないくらい飛びますね。UT(RMX)もかなり良くて気にっているので、5Wの出番はあまりないのですが、ここぞという時に当たると本当によく飛ぶので助かってますね」
「めちゃいいフェアウェイウッドですよ。簡単に打てて、ボールも上がって、勝手に飛んでいく感じです。素振りみたいに力まず振れたときに、本当によく飛んでくれます」
■安室正則さん(3、5W)
「女子プロが使っているクラブって気になるんですよ。昔からそう聞くと飛びついてます。今は女子プロより体力が落ちてしまったけど、それでもやっぱり気になりますね」
大雪に見舞われるなど、これから寒さの増す季節だが、飛ぶ『RMX VD FW』は我々アマチュアゴルファーにとってますます武器になる。なぜなら、枯芝のラフは短く、ティショットを曲げてもどこからでも距離を稼ぐことができるから。振れる人は女子プロのように3Wを、そうではない人は5Wをまず手に入れれば、寒さをぶっ飛ばせるに違いない。
●撮影/山城厚男、GettyImages
●取材協力/浜野ゴルフクラブ