シン貧打爆裂レポート『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年1月18日 01時48分
ロマン派ゴルフ作家語る
『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』は、漢字で「優しい」と書きたくなるアイアンでした。普段は意識して、やさしい、とひらがなで書くようにしていますが、それは難易度的なやさしさを優先しているからです。
「優しい」と感じたのは、打感から来るもので、やわらかいと似ているのですが、もっと敏感でタッチが出るのです。裏腹に、ボールは強く、初速感は激し目です。実に不思議で、面白い経験でした。新しいツアーアイアンの一つの可能性が開いた、と大袈裟に書いても嘘にはならないと思いました。
『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』の弾道は、とても美しいです。伸びがあるボールを求めているゴルファーには、オススメです。
通常は、伸びがあるボールが出るアイアンは、敏感に反応が球筋に出て、いわゆる曲げやすいアイアンとなる傾向がありますが、『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』は違うのです。同じ弾道を打つ再現力が高く、距離感を優先したゴルフができます。オートマチックなのです。
契約している女子プロの好みに合わせた結果なのだろうか、と想像しました。アイアンが得意で、色々な使い方が出来る場合は、敏感なアイアンと感性が融合することで結果を出しますが、特に女子プロは、その対極にあるオートマチックなアイアンを好む傾向があるからです。
オートマチックなアイアンでありながら、上級者の感性も満足させるように『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』はチューニングされていると感じました。
『スリクソン ZX Mk II』シリーズのドライバーでも感じましたが、市場で評判が良いクラブを研究して、良いところを抽出することで、新しいスリクソンを作り上げる意図があり、それが上手くいっているのです。
『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』については、同じベクトルを追求することで、欲しいけれど、市場にはない要素を掘り出しているような気がします。新しいツアーアイアンの一つの可能性と書きましたが、まさにそれなのです。
今まで通りのアイアンを追求するならマッスルバックのアイアンや『スリクソン ZX7 Mk II アイアン』がありますので、そうではないゴルファーのために必要なものを抽出して、しっかりとスコアが出るアイアンを作ると『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』になるという筋道が見えるようです。
シンプルにスコアを出したいゴルファーに、『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』は打ってみて欲しいクラブだと言えるのです。
「優しい」と感じたのは、打感から来るもので、やわらかいと似ているのですが、もっと敏感でタッチが出るのです。裏腹に、ボールは強く、初速感は激し目です。実に不思議で、面白い経験でした。新しいツアーアイアンの一つの可能性が開いた、と大袈裟に書いても嘘にはならないと思いました。
『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』の弾道は、とても美しいです。伸びがあるボールを求めているゴルファーには、オススメです。
通常は、伸びがあるボールが出るアイアンは、敏感に反応が球筋に出て、いわゆる曲げやすいアイアンとなる傾向がありますが、『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』は違うのです。同じ弾道を打つ再現力が高く、距離感を優先したゴルフができます。オートマチックなのです。
契約している女子プロの好みに合わせた結果なのだろうか、と想像しました。アイアンが得意で、色々な使い方が出来る場合は、敏感なアイアンと感性が融合することで結果を出しますが、特に女子プロは、その対極にあるオートマチックなアイアンを好む傾向があるからです。
オートマチックなアイアンでありながら、上級者の感性も満足させるように『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』はチューニングされていると感じました。
『スリクソン ZX Mk II』シリーズのドライバーでも感じましたが、市場で評判が良いクラブを研究して、良いところを抽出することで、新しいスリクソンを作り上げる意図があり、それが上手くいっているのです。
『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』については、同じベクトルを追求することで、欲しいけれど、市場にはない要素を掘り出しているような気がします。新しいツアーアイアンの一つの可能性と書きましたが、まさにそれなのです。
今まで通りのアイアンを追求するならマッスルバックのアイアンや『スリクソン ZX7 Mk II アイアン』がありますので、そうではないゴルファーのために必要なものを抽出して、しっかりとスコアが出るアイアンを作ると『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』になるという筋道が見えるようです。
シンプルにスコアを出したいゴルファーに、『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』は打ってみて欲しいクラブだと言えるのです。
試打クラブスペック
『スリクソン ZX5 Mk II アイアン』
フェース素材:クロムバナジウム鋼
ヘッド素材 :#5〜#7=軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金
ヘッド素材 :#8〜PW=軟鉄(S20C)
ロフト角 :#5/24度、#6/27度、#7/31度、#8/35度、#9/39度、PW/44度
シャフト :N.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST(S)
フェース素材:クロムバナジウム鋼
ヘッド素材 :#5〜#7=軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金
ヘッド素材 :#8〜PW=軟鉄(S20C)
ロフト角 :#5/24度、#6/27度、#7/31度、#8/35度、#9/39度、PW/44度
シャフト :N.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST(S)
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
連載
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』