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    【アマ試打レポ】PING『G400』を使うと、18ホールで16アンダーが出た!

    何度もツアー情報でお届けしているPING『G400』シリーズが、ついに正式発表!どんなクラブなのか、今回はメディア向け試打ラウンドのレポートを!

    配信日時:2017年7月13日 09時30分

    • ギア

    これまでの「シャットフェースで打つしかない」が、劇的に改善していた


    永野竜太郎プロのティショット。打球音はこんな感じです
    ベストボール形式だが、常に永野プロのティショットを選ぶことは出来ない。男子ツアー8位の飛ばし屋のティショットを選び続けたら、簡単すぎてフェアじゃないからだ。つまり、3人のアマからそれぞれ2球のティショットをきちんと選びながら回らないといけないルール。

    練習なしのぶっつけ本番。多くの人が見守る中、恐る恐る振るしかなかった緊張のスタートホール。ましてや、永野プロにも迷惑をかけたくない。筆者は『G400LST』の8.5°、『エボ4』(6S)をゆっくりと振ってみた。前日の発表で室内で打ったが、打点を外しまくっていたため、正直あまりいい印象は持っていなかった。

    「バシッ!」

    あれ? 怖々振った割には、勢いよく飛び出したライナードローが猛スピードでFW右サイドに飛んでいった。「ぶっつけ本番のゆっくりショットでなぜ朝イチから280ヤード以上飛ぶの?しかもPINGのドライバーなのに、めちゃ打感が良くない?」と、心の中でつぶやいた。正直に言おう。筆者はこれまでPINGのドライバーをあまり評価していなかった。

    筆者は『G30』や『G』など、代々PINGの「高慣性モーメント」「深・低重心」「重心距離が長め」というブレの少ないヘッド挙動は高く評価してきた。ところが、打球音だけはどうにも気に入らなかった。『G』の「スキャンッ!」とも「スカンッ!」とも聞こえる安っぽい音が好かんのだ。(重ヘッド時代の『i25』以来、好みの打感に出会えていない)

    ミスに強くてヘッド挙動がブレないため「曲がらずスコアの武器になる」と思うものの、一発の飛距離を求める筆者には、購入意欲が正直沸かないタイプのドライバー。しかも、歴代そういうモデルばかりが続いたため、「今回の『G400』もどうせ前作とあまり変わらんでしょ」と高をくくっていた。いま、これを書いていてその先入観を深く恥じている。PINGの開発力を見くびっていた。筆者が裏切られた点をまとめると下記だ。

    ・どうせ安っぽい打感だろう⇒ バシッと食いつき系のいい音に
    ・最大460ccしか作らない⇒ 3機種とも445ccの小ぶりに
    ・どうせつかまり悪いはず⇒ 普通にヘッドターンしてつかまる
    ・直進性はいいが一発がないはず⇒ ラクに振っても飛んでいる

    筆者の弱点である「フェース角がインパクトで激しくブレる」悪癖が『G400』のブレないヘッドの効果で改善された。よりつかまりと飛距離性能を増したヘッドで「ラクして打っても曲がらず飛距離が出る」ことに気づいてしまった。こうなると、ヘッドスピードの速い人間揃いの「チーム永野」は強いのである。
    次ページ
    ⇒肝心のチーム戦、なぜ16アンダーも出たのか?

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