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    ミズノの新フィッティング体験会。「アイアンってシャフト選びがこんなに大事なのか…」

    高額なゴルフクラブ、購入ミスだけは避けたいもの。だからこそ、今まさに買おうとしているそこのアナタ、ちょっと待って! ALBA.netギア担当が知り得た特ネタを中心に、超マニアックでDEEPな耳寄り情報をお届け。購入する前にちょっと見て、絶対に損はさせません!

    配信日時:2017年7月30日 09時03分

    • ギア

    銅下メッキが施され、下の番手ほどフェースがコンパクト。筆者には『518』がドンピシャ!

    左から『Mizuno Pro 918/518/118』。筆者がドンピシャの『518』も美しい和顔です。ただでさえミズノの打感なのに、銅下メッキまで追加されてます

    左から『Mizuno Pro 918/518/118』。筆者がドンピシャの『518』も美しい和顔です。ただでさえミズノの打感なのに、銅下メッキまで追加されてます

    本音で書くと、今回の『シャフトオプティマイザー3D』の付いた計測器には不満がある。なぜなら、機械が70gと重く、総重量も470gのこの計測用クラブは、手元側がものすごく重く感じたこと。「この計測クラブで通常のクラブのスイングと同じスイングになるのか?フィッティングとして参考にできるのか?」と、当初は思っていた。

    事実、この計測用クラブを打った後すぐに通常の試打クラブを打つと、ものすごく手元側が軽く感じてしまった。ところが、この重さへの違和感が消えてくると、確かに推奨クラブはすごく自分のスイングに合っていると感じる。加えて、今回のヘッド3機種についての印象も記したいと思う。

    推奨されて合っているからではないが、『518』は出色の存在かも。チタンマッスル形状はこれまでにもあったが、グレインフローフォージドHDの製法のせいか、ものすごく打感がいい。しっとり粘る打感というか、この辺りは銅下メッキを施していることが影響しているのかもしれない。それと、フェースからのつながりがキレイでトップラインが丸く、典型的な和顔のアイアン。7番と8番のつながりもよく、いい顔で長く使えそうなものだと思う。

    また、マッスルバックの『118』は、推奨結果どおり筆者には手ごわかった。こちらも『518』同様の銅下メッキ採用でも、顔が角張ってとてもシャープな印象。芯を喰えば最高の快感を生み出すものの、ラクにゴルフをしたいゴルファーにはハードすぎる印象だった。こちらは、ヘッドが下の番手ほどコンパクトになっていて、「狙える」というより下手くそな筆者にはシャンクしないか?の恐怖心が増す仕上がりだった。でも、上級者なら集中力が増すんだろうなぁと。

    最後にボックスキャビティ構造の『918』。こちらはボロン鋼で反発が高められており、スイートエリアの広さがウリだが、分厚いトップラインと強グースが好みではなかったが、やさしさを求める人にはピッタリなヘッドだろう。

    いずれにせよ、『Mizuno Pro 518』✕『モーダスツアー120』というベストな組み合わせがミズノの新フィッティングによって明らかになった。筆者の場合、シャフトに関しては吊しだって購入出来るので「なーんだ」という第一印象だった。しかし、時間が経つとジワジワと自信に繋がってくるから不思議。『Mizuno Pro 518』を購入してみるのもいいかもしれない。(グリップの下巻きテープも右手部と左手部を好みでオーダーできるし…)

    正直「機械が導く推奨スペックなんて」と馬鹿にしていたが、本当に合うシャフトとヘッドがハッキリすると、変な自信がつくというか、ニヤついている自分がいる。(もう、道具に惑わされる必要がないというか…)完全ノーマークだった『Mizuno Pro』アイアンがちょっと気になる存在になってきた。


    Text/Mikiro Nagaoka

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