【バケモノたちの使用ギア】松山英樹の新パター、『TPコレクションMULLENプロト』はなぜ入る!?
我らが松山英樹がPGAツアー5勝目。今年最後のメジャー「全米プロゴルフ選手権」を前に、「WGC-ブリヂストン選手権」で逆転優勝を飾った。その手に握られていた新兵器は?
配信日時:2017年8月7日 04時55分
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新パターはテーラーメイド『TPコレクション MULLENプロトタイプ』!
「WGC-ブリヂストン招待」で最終日「61」をマーク。見事な逆転優勝をはたした我らが松山英樹。この試合までは「全英オープン」から練習していなかったというが、日に日に調子を上げ、最終日には1イーグル、7バーディと大爆発した。
⇒これが松山英樹の優勝セッティング!
この試合から使用し始めたギアは、既報のとおり、テーラーメイド『TP COLLECTION MULLENプロトタイプ』という、マレット型のパター。初日こそ6ボギーとしたものの、結局4日間で23個のバーディを奪ったことから(9ボギー)、新パターの投入は誰がどう見ても成功したといえるだろう。(平均パットは初日「1.636」、2日目「1.867」、3日目「1.667」、最終日「1.438」でトータルでは8位)
⇒これが松山英樹の優勝セッティング!
この試合から使用し始めたギアは、既報のとおり、テーラーメイド『TP COLLECTION MULLENプロトタイプ』という、マレット型のパター。初日こそ6ボギーとしたものの、結局4日間で23個のバーディを奪ったことから(9ボギー)、新パターの投入は誰がどう見ても成功したといえるだろう。(平均パットは初日「1.636」、2日目「1.867」、3日目「1.667」、最終日「1.438」でトータルでは8位)
特に最終日のパッティングは繊細な距離感も的確な方向性も両立。筆者は特に「スライスラインでエースパターよりも出球を厚めに左から出しやすいのでは?」と感じた。中継を見る限り、松山の使う『TP COLLECTION MULLENプロトタイプ』はベントネックで、市販のものがショートスラントネックである点が明らかに異なっている。
普通に考えれば、松山英樹のエースパターはピン型のブレードタイプ『スコッティ・キャメロンプロトタイプ』であるため、市販のものの方がショートスラントネックで相性がいいはず。
事実、次ページの画像を見れば市販の『MULLEN』はピン型と同じぐらいトゥ側が下がり、フェース開閉をするアーク型の打ち方と相性がいいパターだからだ。ところが、ベントネックでフェースバランスに近いはずのベントネックのプロトタイプを使用した理由が気になるところ……。
普通に考えれば、松山英樹のエースパターはピン型のブレードタイプ『スコッティ・キャメロンプロトタイプ』であるため、市販のものの方がショートスラントネックで相性がいいはず。
事実、次ページの画像を見れば市販の『MULLEN』はピン型と同じぐらいトゥ側が下がり、フェース開閉をするアーク型の打ち方と相性がいいパターだからだ。ところが、ベントネックでフェースバランスに近いはずのベントネックのプロトタイプを使用した理由が気になるところ……。